ANANDA・Cafe

独善的偏向偏執的毒舌紅茶&カフェのブログ 真実は香り高く甘くそして…渋い 良い紅茶のようにね

喫茶ジゼル・その後 新作のオリジナルブレンド(brended byジゼルのマスター)はやはり企業秘密だった…

2010年10月29日 | カフェ
え~
通ってます
どこに?
ジゼルさんですよ
そりゃあのグレードのカフェが近所にあったら通いますよ
数少ない趣味ですからね♪行って長っ尻してますよ
迷惑な客だ
…嫌われないと良いが(「もう遅いわ」というマスターの声が?)

さて
既に充分なレベルを軽く越えながらも
日々進化を遂げている喫茶ジゼルさん
新作だった旨いバナナケーキは既に定番
光陰矢の如しではあります

そして今回
万を持して登場したのが
《ジゼルオリジナルブレンドbyジゼルのマスター》
である

前のハウスブレンドはコロンビア系でしたが
そのブレンドすらもこの近辺には萩原は出してないとのことで
本社ファクトリーでも買えないらしかった
あれも苦味系で大変バランスのいいブレンドで
毎日飲めるようなクセのないマイルドで冷めても酸味はなく
コクはあるし香りも良い優れモノだったので
美味しかったのですが

今度のブレンドは
優しくもややストロング気味の組み立てに刷新
マイルドさに個性的な側面が加味されたとです
香りが強くなり
パンチがある苦味とコク
しかし不思議なのは
あのコーヒー特有の舌に残る後味がなく
マスター何使ったの?と聞きたくなるくらい
すっきりとした後味が素晴らしい
口が飽きないのです
アレが残らないとは…いい豆使ったんだろうなー

冷めてくるとまろやかな酸味がほのかにプラスされ
えもいわれぬ味わいが…
共進の美味しい生クリームも合いますが
ついついブラック&ストレートで最後まで味わいたくなる

ブレンドはマスター曰く
「教えません!」
むむッ!企業秘密かっ!
これをすっぱ抜くには萩原の営業さんに取り入るしかないのかッ?
しかしジゼルオリジナルにふさわしいクオリティ
まさにまたしても“ここでしか飲めない”コーヒー
(願わくは今までのブレンドと新しいブレンドをメニューに並べて欲しいなあ
というのは客のワガママではある)

しかし…ですよ皆さん
いかに品質の高さを誇る萩原の豆を使おうとも
コーヒーを淹れるかたの腕いかんでその味はピンきりで変わるのです
おそろしや
・いかに上手なドリップ・マスターを見い出すか
・どこの豆を使っているか
が幸せなコーヒーライフ実現のはずせない2つの鍵である
「…そやけど、ワタシは別にマニアックに“珈琲に命賭けてます!”てわけでもないし…」
などとマスターはシレッと言わはるのですが
私「努力でないとすればそれはドリップにおける“天賦の才”ってやつじゃないですか」
マスター「知ら~ん、褒めてもなぁんも出ません」
謎は深まるばかりである


そしてさらにスイーツ部門にも
新たに魅力的なコンテンツが!

《ラムレーズンとココアのパウンドケーキ・バニラアイス添え》

悩殺もんだね~
これが新しいコーヒーに大変合うんですよ
甘さかなり控え目大人の味
だがどっさりとラムレーズンが入ってしっとり
ラムの香りが芳醇
まずそのままで食べて大人の味に酔うのです
それからおもむろにバニラアイスを乗せて
ラムレーズンとアイスとほんのりほろ苦いココアとのハーモニーを堪能するのです
ああ~子供も好きかも~


さてこのパウンドケーキには紅茶はストレートが合う…と思うのよね
どれが合うかというと
是非メニューの中のレモンティーのレモンなしをストレートで!←ジゼル裏技

こちらのレモンティー用の茶葉は
萩原のロイヤルブレンドを使ってらっしゃいます
萩原のロイヤルブレンドはいつの間にかマイナーチェンジ
ブレンド変わりましたのね
私の舌は誤魔化されませんことよ
ウバ中心になり渋味が格段に押さえられ
特徴であるコクと香りはそのまま
前より軽い飲み口に
前のも大変美味しかったのですが
淹れ方が難しい
冷めると渋味がぐっと出る
茶葉の量もお湯もキッチリ計らないと失敗しやすい
など
かなり気難しいツンデレ系お嬢様だった
今度のロイヤルブレンドはフレンドリーでおっとりとしたお嬢さんになられ
(ロイヤルですからね…お嬢様には変わりがないの)
「執事たるものお嬢様のワガママにかしづけなくてどうします?」
とか言わなくてもすみます

がっつり楽しみが増えたし
また長尻してマスターとママさんに迷惑かけに行こ~っと

ん?
うおっ
携帯代今日が支払い期限じゃないか!
一撃でサイフがカラに…
給料日までサヨナラ~
(毎度のパターン)

東方美人(トンポンメイレン)…お茶の話です ゲーム&2次とは関係ないからね

2010年10月22日 | 紅茶・中国茶
▼本日のPC事情

しばらく前から
Windows 2000がなんとオンラインに!
カスペルスキーさんありがとう
だが共有になっておりません
私は相も変わらずメール投稿
まあ…どちらでもよいんですが

さてお久しぶりです
すっかり忘れさられたニルヴァーナ・カフェで御座います
ランキング終わって燃え尽きた感が否めないわたくし
普段から体力・気力・モジベーション
どこをとっても最低ラインなので仕方はありません!
(自慢)

それなのに
あぁそれなのにそれなのに
お茶のネタが向こうから飛び込んでくる有り様
美味しいお茶は世に出たがっているのです(丹波哲郎の声で)
私は美味しいお茶の広告塔?←だから誰にも影響力ないって
…といくら説明してもお茶の妖精やコビトさんが
“うんしょ!うんしょ!”と珍品を運んできてくれますのです
ありがたや
気力なしや


香檳烏龍茶(シャンピンウーロンちゃ)
別名『東方美人』ともいう

収穫前にウンカが新芽を食い
その虫食い葉しか摘まない
そのため発酵が普通の茶と異なる
台湾烏龍茶の珍品である

烏龍茶だが高発酵なので紅茶に近い水色
烏龍茶のシャンパンとも呼ばれる
当然生産量も少なく
一級品は更に少ない

香りは甘くふくよか
味も甘い
シャンパンと言われるのはその軽やかさ故であろう

その香檳烏龍茶がなんとぺ、ぺ、ペットボトルで販売~?

相棒と散歩していたら(常に散歩する人達)
たまたま怪しい酒屋発見
ポスターがなんと『香檳烏龍茶』ペットボトル500ml
それも2008年モンドセレクション金賞受賞
一体どこの酔狂な食品メーカーだ?

最近こーゆーのの当たりが悪いのは
『最近2件のもったいない茶葉』記事を読んで頂ければ
お分かりだと思うが
200円
高いな…

だが新しいものに好奇心ワクワクな相棒が!
200円賭けると!
うわぁぁ~
懲りてないのか
ストラスペイはもう忘却の彼方か
いや!飲んでみなければわからん!
マジか?
そうだ!
たのもー!

…と
確実に突撃グルメレポーター化した相棒が道場破りをかける

店内は良さげな1000~1800円のワインがずらっと並び
多分奥にはワインセラーがあると見た
日本酒もリキュール類も凝ったものが揃い…

むむっ?
おー
酢は千鳥
みりんは三河本みりん
ではないか
どちらも私のお気に入り調味料
これがレジ脇に並べて陳列
…こやつやるな

相棒がリクエストした香檳烏龍茶が出された
店長「今のところこれ出してるのここだけですよ」
私「いや~本当に美味しい東方美人なんてなかなか飲めないじゃないですか」
店長「いや、ここかなり高品質の茶葉使ってるはず」

んなばかな…と期待は全く無しで店を出る
蓋を開け飲む
おっ
お茶の香りがするじゃないか
それに独特の甘み
この味は間違いなく香檳烏龍茶
ペットボトルレベルではないクオリティ
だが惜しい…と相棒の一言
「ペットボトルの味が出てる…ガラス瓶だったらなあ!」

思わず
ペットボトルのメーカーを確かめる

《清水一芳園》

ええええぇぇー
一芳園だとぉ~?
高級台湾烏龍茶の清水一芳園ではないか!

ここの凍頂を仕事のクライアントさんがわけてくれたことがあった
そのクライアントさんは元々パティシエで
且つ美味しくて有名な海産物系食品メーカーの
直営レストランの店長
高くて美味い食品(舌の毒と言っておこう!)を
知りつくしている
こんな烏龍茶は多分あまり口に出来ないぜ
くそ~
悔しいが美味いなあ
仕事じゃなけりゃこんな人脈には遇うわけがない
仕事GJ!

詳しくは下記HPから
清水一芳園を見てくれい

http://www.ippoen.co.jp/champagne.html


気になるのは
HP内の「月下美人」という台湾紅茶

うう…
コストパフォーマンス最悪や
しかし美味そうな…
茶道楽は身代潰しますわ

茶葉のクオリティが生かされない最悪の事態・最近あった2件…もったいない!オレに淹れさせろ! 

2010年10月08日 | 紅茶・その他
そんな話はどんな業界であろうとも
昔から枚挙にいとまがない
従って紅茶商品においても
『ウバ茶19%以上使用』とか
ハイグロウンティーだとか
キャンディ使用とか
フェアトレード認証とか
有機栽培紅茶とか


そういう表記は美味い・マズイとは
一切関係がない(太字)

つまりそれは
東スポの見出しと同レベルであるというだけで
「だまされて買ったバカが悪い」
のだ

東スポは騙されるためにあるのはもう衆知のことである
騙されるために買うのだ
パロディ・ニュース紙として
今度から
液体紅茶商品にも東スポ並み扱いをよろしく

むむ?
そんなん誰も期待してないって?
あれは紅茶ではなく
紅茶風飲料であると
確かに…おお!
パロディ紅茶か…(感心する)
いやむしろそれは紅茶パロディだ
失礼いたしました
そんなウイットの利いたユニリーバの営業戦略部門のごとき商戦が
紙パック&ペットボトル業界で繰り広げられているのだなあ
「またまたご冗談を~」的なモンブランティー
紅茶ブログにあるまじき誤爆
以後気をつけますよー


《1件目・誤爆》
写真のペットボトルは
フェアトレード認証ディンブラ茶葉100%
○△ビバレッジのストレートティー
なんとストラスペイ茶園産単一茶園もののペット紅茶だと?
コンビニに置いてあって
珍しかったので相棒と試飲…




あはは~なんじゃこりゃ
薄過ぎて紅茶の味がしなーい
これは茶葉が適量の半分…いやそれ以下orz

ま…そんなもんです
500mlかぁ
ステキに迷惑な量だねぇ
甘い茶色の水を500は飲めんぞゴルァァァ!
TEEJのストラスペイ茶園ディンブラ飲ませろー
いや!そのティーポットに触るんじゃない

オレに淹れさせろ!


《2件目・伏兵》
~渡る世間は罠ばかり~
敢えて店名は伏せよう
(こんな影響力のカケラもないブログにも自主規制…エラい)

先日、買い物に出掛けた折りに
新しいカフェが開いているのを発見した
しかも店内で○○が見れる変わったカフェである
こういうコンセプト有りのカフェでは
大概美味い茶・コーヒーにおめにかかったためしはない
一度目はスルーした

何日かして
2度目に通り掛かったとき
店内カウンターの上に紅茶のキャニスターが並んでいるのを
歩道から偶然目にした

なんと
「ロンネフェルト」である

なにぃ~?
このロケーションでロンネの紅茶が飲めるとぉ?

マニアの意地きたなさがにじみ出る
スルーしたカフェに
後日相棒と戦いを挑みに襲撃

ロンネのベーシックなラインナップがぞろっと揃えてある
しかもポットサービス
600円
ジュンパナのダージリン
アッサム
ディンブラ
アールグレイ
フィットネスティー(ノンカフェイン)

そして我がアホ茶葉ランキング第3位の
イングリッシュブレックファスト!

久々のイングリッシュブレックファストを早速注文する
相棒はアッサムとクッキー
私はバニラアイスクリームをプラス注文
期待が高まる
さあどんな戦闘が待っているのか?

店内のかなりなスペースをさいて○○が○○してある
これがこのカフェのコンセプトである
確かに待っている間も○○を見ていると飽きない
ギャラリー・カフェや古本カフェなど
コンセプト・カフェにはいくつか行ったが
○○を○○してある店は初めてである
(この○○がわかってしまうと一発で店が特定出来てしまいますのでしつこく○○でいきます)

…待つこと30分あまり
あまりにも待って二人で眠くなってきたころ
ようやく注文のものが来た
茶葉は引き上げてあります
との言葉に若干の不安を感じつつも
ポットから紅茶をカップに注ぐ
ロンネの馥郁たる香りがカップから…

立ちのぼらねぇ
しかも水色が妙に薄い

一口味を見る

あああぁ?
これがロンネフェルトだとおおぉ?!
なんだこの薄い茶色の湯は
バカにしてんのか?
誰がペットボトル並みの薄い茶色い湯を600円出して注文するんだ?
使用している茶葉は適量の半分…いやそれ以下orz

結果業務スーパーのセイロンティー以下の味と香り
キャニスターの中身は業務スーパーセイロンじゃないのか?
ロンネの紅茶をわざわざ使っているにも関わらず
紅茶の淹れ方すらわかっていない?
この知識と実力の偏りっぷりはなぜ?
それともこの業界もこの程度ってか?
うわ~だまされた
まさかここで羊肉の看板に釣られるとはな
すげぇ戦略だ
犬の足喰わされた

というわけでストラスペイ茶園に続き
またしても巧妙な戦略に敗北を喫した
相棒は激怒
曰く、二度と行かねぇ


しかし密かに私は報復を目論んでいる
「いいか、君らが適正な量の茶葉でロンネフェルトを淹れないならこの所行をブログに店名入りで暴露してやる!さあ、そのポットをよこせ!この紅茶がどれだけ美味いかお前らに叩きこんでやる…オレに淹れさせろ!」(←だからこのブログじゃ脅迫にならないって)


紅茶ブームなんていつ来た(泣)
ああ、きっとブームとはこういうことなんだな
納得です