怒涛のごときデカフェ&UK紅茶のレビューが始まる…はずだったが
いろいろ書かなきゃいけない◯◯や××があって(口にも出来ないのかよ!)
ようやくここに辿り着いた
CLIPPER(クリッパー) オーガニック紅茶 アッサム ブレンド カフェインレス
40bags(125g)・1350円=100g・1080円
*UK現地価格:40 bags £ 2.39(1ポンド126円)=日本円換算125g・301円=100g・240円!(CLIPPERのUK公式サイト)
良い商売してんな
ええ、この会社も話すと長くなるんだよなぁ…
気力が続かないので、コピペとリンクでお茶を濁します(お茶だけに)
『クリッパーは、イギリス市場にオーガニックの紅茶を最初に紹介した会社の一つ
1994年には、世界で初めてフェアトレードの紅茶を紹介した
数々の国際的な賞や称賛を受けてきたクリッパーは、高級スーパーやグルメストアにおいて
オーガニックティーのトップブランドになる
特別な味と品質を第一に考えるクリッパーの姿勢は、世界の一流レストランや
五つ星ホテル、航空会社のファーストクラスなどの特別な場において選ばれている』
『クリッパーは、主にインド、スリランカやアフリカの最高の茶園で作られ
その多くがオーガニックでフェアトレードの美味しい紅茶のブレンドに特化している
よってクリッパーの紅茶をご利用のお客様は、地球環境や茶葉の生産者を犠牲にすることなく
また味に妥協することもなく、本当にナチュラルな商品の恩恵にあやかることができる』
きました
デカフェにおける初オーガニックです
しかも、アッサム。ブレンドじゃないのがすごい。
色々書きたいことはありますが、気力が尽きる前に身も蓋もないことを言いますと
「オーガニックは安全だが、美味いものと不味いものの玉石混交市場である」
ということです
これは、もともと私がブームの遥か前から生協運動やら、ホリスティック医学の研究やらを
ライフワークにしていた頃からのそういう食品や雑貨のヘビーユーザーだった歴史のなかで
経験として培っちゃった事、であります
もう、良いものは感動するほど美味しい
でも「安全なら不味くても我慢しろってか?」という製品もあるのがこの業界
なので、基本的に私は「オーガニック」と書いてあっても味見するまで信用はしないことにしてます
紅茶のオーガニックや有機農法はほんとにピンキリの世界
そこにこの英国の大手パッカーのクリッパー
『…地球環境や茶葉の生産者を犠牲にすることなく、また味に妥協することもなく…』という
この自信、良いですね~
…本気にしますよ?
ということで、またしても普通のブレンドからじゃなく、デカフェから入るという外道なレビューに
あとからちゃんと飲みますので許してください
さて、では外装の紹介から
初めてですよね、アルミパック入り
さすが高いだけある
UKのTB紅茶は箱に直接入ってるのが普通です
(PG、Tetley、ヨークシャー、みな直接TBは紙箱に詰まってる)
右の写真は箱の裏側
色々書いてある
特筆すべきはここ
“A fine organic Assam tea,specially selected to retain a full flavour after decaffeination”
(Google翻訳:特別に保持するために選択された微細な有機アッサム茶、カフェイン除去後の本格的な風味)
(意訳:選び抜かれた高品質のオーガニックアッサム紅茶で、デカフェ後もちゃんと十分な風味が残っている)
ほう、それは楽しみだ!(意地悪いかなぁ、いやそうでもないよね~)
さて、では少しずつ核心へ向かおう
次はティーバッグ。
伝統的なスクエア型(ヨークシャーティーと同じ長方形)
…紙の色が濃い(嫌な予感)
もしかして、無漂白?
思わずいつも通りTBをくんくんしてみる
orz…いままでで、一番濃い風味のいりこ出汁パックだ…
漂白しろー!! でなきゃ日本から無漂白紙を輸入しろ!!
もうやだ、また漁港に連れてこられた…こんどはもう漁船に乗せられた気分
選び抜かれた高品質のアッサムを最低品質のティーバッグにぐああああ
戦いは終わらないのかくそ~くそ~くそ~!
そんで、このクソTBから解放した茶葉が右の画像
細かい細かいCTC茶葉
実際は写真より少し黒い
香りを嗅ぐと、TBの臭いが移っていて悲惨
だが仕方ない
TBで抽出してレビュー、袋から出して再度レビューするしかない
では、淹れるとしますか
いつものUKのTB、125gを40Pに分けてあるので、だいたい3.1g
箱書は「熱湯で2~4分」なので、3分・170ml・マグカップでいきます
いつものようにUK紅茶のデフォ“ブラック・ティー”と化した
コーヒーと言われてもわからんだろう
では、香りを確かめる
う…
これはひどい
ティーバッグのいつもに増して強烈な魚臭さ!
やっぱり無漂白なんだろうが…かんべんしてくれお願いだ
アッサムの香り…かは分からないが、紙の臭いと結構濃厚にフラワリーな香りがブレンドされてて
えもいわれぬ匂いとなっている。良い匂いか悪いのかどっちつかずがイラッとする
…紅茶だとはわかる
アッサムというよりむしろディンブラみたいな花系
アッサムとはわからない
では、味は
…味がない?
アッサム?
いりこの風味に持ってかれた…?
なんなんだこれは
のどごしはなめらかで素朴、クセなし、見かけよりサッパリした感じ
だが甘さやクセが無さ過ぎて、アッサムであることの意味がわからない
ブレンドならストレートでは真価はわからないUK紅茶だとわかる
だがアッサムだぞ?
“高品質のオーガニックアッサム紅茶で、デカフェ後もちゃんと十分な風味が残っている”
んじゃないのか?
ミルクを入れてみる(入れなきゃ始まりません)
うう…出汁パックの味が前に出たよ~
これは厳しいな
味は意外とあっさりしてるのはオーガニックだからでしょうかね
Tetleyやヨークシャーのようなコクのあるミルクティーではない
ミルクを入れると茶葉の香りが立つのがあるが、そういうのもない
ミルクを入れてもあまり甘さがない
無個性(紙の個性は出てる)であっさりしていて、喉ごしだけは大変良い
ああ、これ、風味が豆乳紅茶ラテっぽいね
でもこれはないわ。この紙はないわ
というわけで、TB破いて茶葉だけで淹れてみる
それが、あまり芳しくない
紙の味は比較的うちばになったが、紙がなくなっても特に新たな何かが出てくるわけじゃなく
アッサムかどうかは不明の、香りはディンブラに似てるクセのないマイルドであっさりした紅茶
カフェインと共に、何かが抜けてしまったのか?
それともアッサムはデカフェにすると腰が抜けてしまうのだろうか?
ミルクを入れてもアッサムの独特のコクがなく、ミルクに負けてる
だが、紙の風味が全面には出ないので、ストレスは多少減る
しかし茶葉が紙の風味を吸っていて、完全に抜けるわけじゃない
安全で健康的とはいえ、残念ながら、このデカフェはリピートはないな
あとでちゃんと普通のクリッパーを飲んでレビューしなきゃね
でもこのTBはキツい
デカフェ・オーガニック・フェアトレード
これって紅茶にとって三重苦なのかもしれないな
とかしみじみ思ってしまう今日この頃である
ぜいたくな話なんですがね…
いろいろ書かなきゃいけない◯◯や××があって(口にも出来ないのかよ!)
ようやくここに辿り着いた
CLIPPER(クリッパー) オーガニック紅茶 アッサム ブレンド カフェインレス
40bags(125g)・1350円=100g・1080円
*UK現地価格:40 bags £ 2.39(1ポンド126円)=日本円換算125g・301円=100g・240円!(CLIPPERのUK公式サイト)
良い商売してんな
ええ、この会社も話すと長くなるんだよなぁ…
気力が続かないので、コピペとリンクでお茶を濁します(お茶だけに)
『クリッパーは、イギリス市場にオーガニックの紅茶を最初に紹介した会社の一つ
1994年には、世界で初めてフェアトレードの紅茶を紹介した
数々の国際的な賞や称賛を受けてきたクリッパーは、高級スーパーやグルメストアにおいて
オーガニックティーのトップブランドになる
特別な味と品質を第一に考えるクリッパーの姿勢は、世界の一流レストランや
五つ星ホテル、航空会社のファーストクラスなどの特別な場において選ばれている』
『クリッパーは、主にインド、スリランカやアフリカの最高の茶園で作られ
その多くがオーガニックでフェアトレードの美味しい紅茶のブレンドに特化している
よってクリッパーの紅茶をご利用のお客様は、地球環境や茶葉の生産者を犠牲にすることなく
また味に妥協することもなく、本当にナチュラルな商品の恩恵にあやかることができる』
きました
デカフェにおける初オーガニックです
しかも、アッサム。ブレンドじゃないのがすごい。
色々書きたいことはありますが、気力が尽きる前に身も蓋もないことを言いますと
「オーガニックは安全だが、美味いものと不味いものの玉石混交市場である」
ということです
これは、もともと私がブームの遥か前から生協運動やら、ホリスティック医学の研究やらを
ライフワークにしていた頃からのそういう食品や雑貨のヘビーユーザーだった歴史のなかで
経験として培っちゃった事、であります
もう、良いものは感動するほど美味しい
でも「安全なら不味くても我慢しろってか?」という製品もあるのがこの業界
なので、基本的に私は「オーガニック」と書いてあっても味見するまで信用はしないことにしてます
紅茶のオーガニックや有機農法はほんとにピンキリの世界
そこにこの英国の大手パッカーのクリッパー
『…地球環境や茶葉の生産者を犠牲にすることなく、また味に妥協することもなく…』という
この自信、良いですね~
…本気にしますよ?
ということで、またしても普通のブレンドからじゃなく、デカフェから入るという外道なレビューに
あとからちゃんと飲みますので許してください
さて、では外装の紹介から
初めてですよね、アルミパック入り
さすが高いだけある
UKのTB紅茶は箱に直接入ってるのが普通です
(PG、Tetley、ヨークシャー、みな直接TBは紙箱に詰まってる)
右の写真は箱の裏側
色々書いてある
特筆すべきはここ
“A fine organic Assam tea,specially selected to retain a full flavour after decaffeination”
(Google翻訳:特別に保持するために選択された微細な有機アッサム茶、カフェイン除去後の本格的な風味)
(意訳:選び抜かれた高品質のオーガニックアッサム紅茶で、デカフェ後もちゃんと十分な風味が残っている)
ほう、それは楽しみだ!(意地悪いかなぁ、いやそうでもないよね~)
さて、では少しずつ核心へ向かおう
次はティーバッグ。
伝統的なスクエア型(ヨークシャーティーと同じ長方形)
…紙の色が濃い(嫌な予感)
もしかして、無漂白?
思わずいつも通りTBをくんくんしてみる
orz…いままでで、一番濃い風味のいりこ出汁パックだ…
漂白しろー!! でなきゃ日本から無漂白紙を輸入しろ!!
もうやだ、また漁港に連れてこられた…こんどはもう漁船に乗せられた気分
選び抜かれた高品質のアッサムを最低品質のティーバッグにぐああああ
戦いは終わらないのかくそ~くそ~くそ~!
そんで、このクソTBから解放した茶葉が右の画像
細かい細かいCTC茶葉
実際は写真より少し黒い
香りを嗅ぐと、TBの臭いが移っていて悲惨
だが仕方ない
TBで抽出してレビュー、袋から出して再度レビューするしかない
では、淹れるとしますか
いつものUKのTB、125gを40Pに分けてあるので、だいたい3.1g
箱書は「熱湯で2~4分」なので、3分・170ml・マグカップでいきます
いつものようにUK紅茶のデフォ“ブラック・ティー”と化した
コーヒーと言われてもわからんだろう
では、香りを確かめる
う…
これはひどい
ティーバッグのいつもに増して強烈な魚臭さ!
やっぱり無漂白なんだろうが…かんべんしてくれお願いだ
アッサムの香り…かは分からないが、紙の臭いと結構濃厚にフラワリーな香りがブレンドされてて
えもいわれぬ匂いとなっている。良い匂いか悪いのかどっちつかずがイラッとする
…紅茶だとはわかる
アッサムというよりむしろディンブラみたいな花系
アッサムとはわからない
では、味は
…味がない?
アッサム?
いりこの風味に持ってかれた…?
なんなんだこれは
のどごしはなめらかで素朴、クセなし、見かけよりサッパリした感じ
だが甘さやクセが無さ過ぎて、アッサムであることの意味がわからない
ブレンドならストレートでは真価はわからないUK紅茶だとわかる
だがアッサムだぞ?
“高品質のオーガニックアッサム紅茶で、デカフェ後もちゃんと十分な風味が残っている”
んじゃないのか?
ミルクを入れてみる(入れなきゃ始まりません)
うう…出汁パックの味が前に出たよ~
これは厳しいな
味は意外とあっさりしてるのはオーガニックだからでしょうかね
Tetleyやヨークシャーのようなコクのあるミルクティーではない
ミルクを入れると茶葉の香りが立つのがあるが、そういうのもない
ミルクを入れてもあまり甘さがない
無個性(紙の個性は出てる)であっさりしていて、喉ごしだけは大変良い
ああ、これ、風味が豆乳紅茶ラテっぽいね
でもこれはないわ。この紙はないわ
というわけで、TB破いて茶葉だけで淹れてみる
それが、あまり芳しくない
紙の味は比較的うちばになったが、紙がなくなっても特に新たな何かが出てくるわけじゃなく
アッサムかどうかは不明の、香りはディンブラに似てるクセのないマイルドであっさりした紅茶
カフェインと共に、何かが抜けてしまったのか?
それともアッサムはデカフェにすると腰が抜けてしまうのだろうか?
ミルクを入れてもアッサムの独特のコクがなく、ミルクに負けてる
だが、紙の風味が全面には出ないので、ストレスは多少減る
しかし茶葉が紙の風味を吸っていて、完全に抜けるわけじゃない
安全で健康的とはいえ、残念ながら、このデカフェはリピートはないな
あとでちゃんと普通のクリッパーを飲んでレビューしなきゃね
でもこのTBはキツい
デカフェ・オーガニック・フェアトレード
これって紅茶にとって三重苦なのかもしれないな
とかしみじみ思ってしまう今日この頃である
ぜいたくな話なんですがね…