ANANDA・Cafe

独善的偏向偏執的毒舌紅茶&カフェのブログ 真実は香り高く甘くそして…渋い 良い紅茶のようにね

近況…っていってもひたすら安いアッサムのレビューに終始してるだけなんだが…

2013年08月25日 | 紅茶・アッサム
暑すぎて、まとまった記事を書く気力もなくなったいつものNirvana・cafeですこんにちは。
なぜか真心ブラザースのSUMMER NUDEを山Pがカヴァーしてる今年の酷夏。
せっかくなんで桜井さんじゃない山下くんのをYoutubeで聴いたりしてます。
最初は「うう…下手過ぎて可愛いくらいだね」とか思ってたんですが
もともと好きなCHOKKAKUのすげぇ編曲とかのせいか、だんだん「これもアリか…」とか洗脳されてます。
いや、どうせ桜井さんも上手いタイプのボーカルじゃないしな。
この曲の入ってるアルバム買ったのってもう15年も前の事だっつーのが驚く。
『I will Survive』っていうんですけどね。いいアルバムなんだこれが。
一番好きなのは『メトロノーム』っていう曲なんすけどね。
私には大いなる存在に呼ばれて独り道(タオ)を行く前にいままでありがとうな歌に聞こえてならない(←イミフ)。
泣けるね。
歌詞なんか載せたらじゃすらくさんが来ちゃうんで載せません。

さて15年前って何してたっけ?って思うんですが、1998年の私はモスクワに行ったりしてましたな。
んで、ロモノーソフの茶器セットとかモスクワから東京に運んでましたな。
このころなんの紅茶飲んでたかもうすでに覚えてません。
これより前のことはおぼえてるんだがなぁ…


さて、近況といえば、デカフェしか飲んでるわけではなく、フツーの紅茶を飲んでるんですが
最近、本気で安いもんしか飲まなくなってきてて。
もうね、気持ち的に「普通飲みは100g/400円以下の茶葉で十分」
…っていう。
去年1年かけて、UKのご庶民ティーに突っ込んで飲んできて思った。

イギリスの茶っぱは本当に安い。クソ安い。

庶民の紅茶はグラム1~2円が妥当なんだと思い知る。
オレ様は生まれつきノーブルでも現在掃き溜めの鶴庶民だし。
やっすい茶葉でも上手くブレンドすれば、欠点をカヴァーして有り余る美味しさになるわけで。
掃き溜めに降臨したおかげでブレンドの技術が向上。捨てたもんじゃねーな。
それからイングランド地元では激安のUKご庶民ティーを有難がって4倍の値段で飲むのも飽きた。
正味その値段で飲む価値のある紅茶ではない。飲んでわかった。
だってクソ安い茶葉でも適当に自分でブレンドして飲めば、UK紅茶並みに安くて自分好みで美味いもん飲めるし。
山Pのサマーヌードに慣れてしまうオレ様のいい加減な感性はここでも健在。

そんな昨今のアッサム・ジプシーの軌跡を暑いから適当にご紹介するっていう適当な企画です。
でも情報量は案外詰め込んでるぜ。


▼成城石井PBアッサムOP
そうそう、今年の夏はゆえあって成城石井のPB紅茶買ってます。
阪急夙川駅で乗り換えるのが敗因だろうと思われる。ホームに店舗作るなよ。迷惑だ。
アッサムがわりと良かった。店頭値段は130g/629円=100g/483円…いいお値段だ。でもうちでは上級茶葉の部類(笑)
通販ではこれを725円で販売。特価でも525円送料で持ってかれる。これでは元は取れんのう。店頭価格が勝利!

撚りが固くて、茶葉が重い。フルリーフのOP。故に抽出は必ず長めの5分がおすすめ。
3gで160mlではストレートはまあいいが、ミルクでは残念ながらちょっと薄目なので、ミルクにするなら4gが良いだろう。
香りは多少垢抜けないが、アッサムらしいわずかな紫蘇風味と今流行りのモルティーぽい感じが折衷している。
ミルクにしても香りがヘタらないからこの値段にしては上出来。
味は甘みもコクもあって、クセがない。喉越しもいい。普段飲みの値段の割に、軽いおもてなしも出来る頑張りを見せてる。
成城石井PBならではのコスパを感じるね。


▼バナスパティー茶園 アッサムOP


そう言えば、ずいぶん前に飲んだえいこく屋のバナスパティ茶園のレビューが原稿のメモの中から出てきた。
バナスパティ茶園はマカイバリと同じでバイオダイナミック農法を採用している。有機紅茶の中では安い。
80gで630円。以前のコスパだったらこれで十分だと思った。あの頃が懐かしいぜ。
まとめる気合がないから、ここに貼っとくわ。
では以下レビュー。

香りはカカオに似たマッタリとした香り。中に赤シソの香りがまぎれてる。
ほんのりタバコのトルコ葉の香りがする…多少スモーキー。ゴロワーズ系
フルーティというよりチーク材を思わせる重めのウッディな香り。

香りに比べてすっきりした味。少し酸味、渋みは少ない
ほんのり甘く、しっかりしている。喉越しがよく、ストレートでもイケる。
ミルクを入れるとカカオ風味がチョコレートキャラメルっぽくなる
甘さが出てくる。わずかにリキュールが香るような揮発性の香り
ミルクは入れすぎない方がいい。コスパの良い、個性のある良品。


▼フルーティヤ アッサムFOP&CTC
アッサムの安い奴はなんだかかれこれレビューもせずにけっこう飲んでる。
フルーティヤっつードライフルーツの会社。ドライフルーツが好きすぎてお茶はおまけで購入したら、それなりに飲めた。
100g/300円のアッサムFOPは値段以上だと思う。
アッサムってわかるし。それ…大事ですよね。
巷には、け…けにや? とか、せっ…セイロン?この野郎! というアッサムはかなりある。
フルーティヤのCTCはケニヤ寄りのアッサムだったね。青臭いやつ。安いのにありがちな。
で、くそ真面目にはるか昔にレビュー書いてたのをまたしても発見。
以下レビュー(ここは古代遺跡の発掘現場かよ)。

・アッサムCTC

香り
グリニッシュ 。モルティでも赤シソでもない
ケニアに近い。

渋み→酸味→渋み。かすかに甘くボディはストロング。
冷めれば冷めるほど渋みが増す。
ストレートには向かない。

ミルクを入れる。
ボディのあるミルクティー香りはあまりないがイギリス庶民紅茶みたい
青くささ。渋みがまるごとコクに。コッテリした脂肪の多いミルクティーに感じる。
甘味も香りもそれほどないわりにミルクが異常に映える。
ジャージー乳入れたみたい。
茶殻にかすかにシソの香りを感じるのでアッサムではある。
が、立ち位置はケニアにかなり近い。

せっかくなんで、FOPもレビューすっか。こっちのほうがお勧めです。
普段飲みのアッサムとしては大変いいコスパ。

・アッサムTGFOP1…!!→Tippy Golden Flowery Orange Pekoeだぜ!!!

香り
モルティーな重い木調の香りの中に、華やかさのあるかすかな赤紫蘇っぽい香りがブレンドされ
100g/300円とは思えない香りではある。全体的にそれらが劣化した感じである。
そこが100g/300円なんだろうが、それはそれでいいと思える。
場末のスナックに、え~まさかの割とイケてる色っぽいねーちゃんがいた…の感じ。
(なんつー比喩だよ。)

ストレートで飲んでも華やかさがあるアッサムの味がする、もう満足だ、君は頑張った。
100g/300円でこれはないというほどの頑張りだ。ゴールデンはやはりゴールデンだ。
渋味があるが、気になる程ではない。ミルク用に3gで160ml、5分置いたからだろう。まったりくる。
ストレートで飲みたかったら4分にすればいい。
だが、3分は足りない。値段通りのアッサムに似た茶葉になるので負け。

ミルクを入れると、コクの中にやはり香りの華やかさが残る。
渋味がマッタリに変わって水っぽさは欠片もない。
甘みまで感じる。モルティーな感じはカルアミルク的な風味を若干添加。
だからといって上品な華やかさじゃなくて、庶民的なやつね。
クラシックじゃなくてジャズとか。能じゃなくて歌舞伎とか梅沢富美男(←ねーちゃんですらないが)。
絶対君を100g800円のとかと比べたりしないから安心して。
でも、成城石井のと比べても、それなりに不味いわけじゃない。雰囲気の違い。


日東紅茶 ロイヤルミルクティーブレンド


さて、来たよ。日東の謎のCTCアッサム。
間違っちゃいけない。例の粉末インスタント紅茶風飲料じゃないからね。袋が違うでしょ?
なにが謎かって、公式のHPに商品の影も形もない。
そして初めて見たその店は関西スーパー。略して関スー。
またしてもスーパーの紅茶買っちまったぜ。
っつーか、これが誕生日のプレゼントだった…って以前アーマッドのデカフェの記事で書いた。
値段は150g/398円というお値打ち品。

これがさ…最初に購入したロットはお値段以上に美味かったんだけどね。
リピートしたらお値段通りになってた。
賞味期限が違うので、違うロットなんだろうが、初めて買った時のが大変おいしかったので
「あーもーめんどーだから、これでアッサムジプシーやめよーかなー」とか思ったんだが、
さっくり無くなって、いそいそとリピしたら最新ロット→「え…中身違うくね?」という(笑)

茶葉の新鮮さも違うし、CTCのカールも少し違うような?(←がっかりした勢いで見た目も違って見える)
低級アッサムにありがちな若干の古びた埃臭さ&ケニア様の匂い。
あのフルーティーで新鮮で甘い系の香りはいずこに?
円安でランク落としたのか日東。最初に買った時の感動を返せ。
淹れた時のパンチは「ロイヤルミルクティーブレンド」って言ってるだけにそんなに変わらないが、
でももっと香りが良かったんだよ。へぇ~ってくらい。

まあそれでも不味いっていうアッサムでも無いので、普段飲みにはこれで十分です。
フルーティヤのCTCよりは美味しい。まあ、好みがあるでしょうが。

この紅茶、袋の横に「美味しい淹れ方」が書いてあるんだが、
珍しく、4g・160ml・4分…という日東のスタッフの気合の入れよう。
これでかなり濃厚になる。ロイヤルミルクティーブレンドだから当たり前だが。

その通りにいれると、酸味、甘み、渋味がバランス良く、ミルクで頂くと濃厚でコクのある風味になる。
いま流行の「モルティでキャラメル風」の路線。煮出してチャイにしたら申し分ないだろう。
香りに青臭さが無いので飽きないで飲めるし、気負いがない。
濃く入れてもモタっとしないのが舌が飽きないのかな。

まあ、関スーに行ったら見てやって下さい。関東の人ごめん。
ちなみにググっても、ほとんど情報は出て来ません。
前はセブンネット系やイトーヨーカドーの通販サイトでも見かけたのに、
今はリンクのモグナビのクチコミサイト及び、ブログ記事1件、以上2件で終わりです。
俺様が記事アップしたので、これが一番詳しい記事になること請け合い。
またマイナーな茶葉をレビューしてしまった…(こう、五右ェ門が斬鉄剣でヘリコプター切ったみたいな感じでヨロ)
だがこのアッサム記事いったい誰得!?