金村と故仰木監督の交遊録。
まさに「懐かしのパ・リーグ」「金ピカのネックレスに白いエナメル靴にセカンドバック、黒いスーツに黒いシャツのプロ野球選手」を体現していた2人だけに、内容は酒を飲んだ話ばかりだが、かなり面白い。
途中で鈴木啓示監督時代の近鉄の様子が出てくる。
「お前らも甲子園で優勝した育英高校の選手を見習ったらどうだ」とマジメな顔して説教してきた、という記述がある。
ウワサは本当だったのか、と少々びっくり。
さらに、トレーナー室で鈴木監督がマッサージを受けているため、選手がトレーナー室に寄り付かなくなったとか、藤井栄治コーチと鈴木監督は不仲のためコーチ辞任とか、かなり敵対心を持って暴露している。
また、金村が、けちな近鉄球団に辟易している様子は、何度も強調されている。
金村「子供が生まれたからミルク代で年俸上げてください」
査定担当「ミルク代ってどれくらいや」
といったやりとりや、
藤井寺球場に先発予定の野茂が車を停めるスペースがないなど、
冗談や漫才のような世界が生き生きと描かれている。
90点。昭和後半のプロ野球史として、残しておきたい本だ。
まさに「懐かしのパ・リーグ」「金ピカのネックレスに白いエナメル靴にセカンドバック、黒いスーツに黒いシャツのプロ野球選手」を体現していた2人だけに、内容は酒を飲んだ話ばかりだが、かなり面白い。
途中で鈴木啓示監督時代の近鉄の様子が出てくる。
「お前らも甲子園で優勝した育英高校の選手を見習ったらどうだ」とマジメな顔して説教してきた、という記述がある。
ウワサは本当だったのか、と少々びっくり。
さらに、トレーナー室で鈴木監督がマッサージを受けているため、選手がトレーナー室に寄り付かなくなったとか、藤井栄治コーチと鈴木監督は不仲のためコーチ辞任とか、かなり敵対心を持って暴露している。
また、金村が、けちな近鉄球団に辟易している様子は、何度も強調されている。
金村「子供が生まれたからミルク代で年俸上げてください」
査定担当「ミルク代ってどれくらいや」
といったやりとりや、
藤井寺球場に先発予定の野茂が車を停めるスペースがないなど、
冗談や漫才のような世界が生き生きと描かれている。
90点。昭和後半のプロ野球史として、残しておきたい本だ。
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