サッシ・エクステリアリフォーム専門! 新田建商の仕事ブログ

自社施工実績魚津No1。新田建商店長が書き綴る、現場のこと、業界アレコレ、仕事への想い・・・。

ガラスが勝手に割れる

2014年08月01日 20時38分18秒 | ガラス修理・取替え・ガラスフィルム
今日もご覧いただきありがとうございます。


『なにもしてないのに勝手にガラス割れることってある?』
時々そんなお問い合わせをいただきます。


人がなにもしていないのにガラスが割れることはあります。
それは『熱割れ』、『サビ割れ』、といわれる現象です。
今日お伺いしたお宅は熱割れが疑われる現場でした


ではその熱割れとはいったいなんぞや。


それは一枚のガラスの中で大きな温度差が起きたときに起こります。
温度差によるひずみにガラスが耐えられなくなったとき、ガラスが割れます。


たとえば冬の朝。
冷やされた窓ガラスに東からのぼった太陽が当たると、
ガラスの中央部分が急激に温められます。
でもアルミサッシにはまりこんでいるガラス数ミリは冷えたまま。
ガラスの周囲と中央部分で大きな温度差が生じ、熱割れが起こります。


熱割れは特徴的な割れ方をします。
特徴1  まるでヘビがうねるような割れる
特徴2  ガラスの端辺に対して90度に割れる


あとは周囲の状況をみて、ガラスに温度差が起きやすい状況があった場合、
熱割れが大いに疑われるというわけです。


今日の現場写真はこれ。



写真左側、端辺に対し垂直に割れはじめ
その後のガラスの割れ方も直線的ではない
このサッシのすぐ内側に障子戸があり
ガラスが割れているのに気付いたのが2月か3月。
南東向きの窓。


ほぼ熱割れと見ていいと思います。


対策としては、

1 強化ガラスを使用する
2 すぐ内側の障子戸をはずす。


1はお金がかかるので、まずは2番目の対策で様子を見るのがいいと思います。


他にも、ガラスにポスターを貼ったり、
一部分だけにフィルムやシールを張るのも熱割れの原因になります。


今日も最後までご覧いただきありがとうございますっ!
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有限会社新田建商  新田健太郎