オカ姉のためいき日記

人生色々、ためいき色々。今日はどんなためいきつくのやら・・・?

「日本人形の美」

2010-01-21 21:19:28 | 趣味・好きなもの(こと)
横浜そごうの美術館で 「日本人形の美」 が開催されている。

ちょうど横浜に用事があったので、先日10日にみにいくことができた。

そして、その日からずっとモヤモヤしていたんですが、今日やっとスッキリ!

この人形展は〝人形コレクター〟である浅原革世さんという方が集められた
貴重な人形が展覧されていました。

人形文化の最盛期が江戸後期ということで、その時代の雛人形や
目的別(信仰、鑑賞、玩具など)の人形群には、まさに江戸時代にタイムスリップ
してしまうような不思議な感覚がまとわりつきます。
くすんだ顔の色、きず、着物の生地の色褪せなどが年月を感じさせます。

〝しっかし、よく残っていたもんだな~〟と、ただただ驚くばかり。
そして〝近代創作〟の中で、かなりおおぶりな市松人形がありました。
私はこれまで知っている市松人形の顔は あまり好みではなかったのですが
この作品の表情は違いました。
「平田郷陽」という方の市松人形の、今にも動くかと思うほどの顔のパーツが
生き生きとして、それはそれは愛らしく、驚きました。
平田郷陽氏は人形創作作家として、日本で初めて「人間国宝」となられたと。
さすがだな~とため息をつきながら作品群を追っていくと・・・・

そのため息も止まるほどの一体が!
30センチほどの〝白髪の老人〟の人形でした。
人形=美しい、可愛いというものとは程遠いフォルムで
もし、これを鑑賞用に!と思うと正直ひるむのですが
なぜか強く惹かれ、前後上下としばらく見入ってしまいました。

顔に深く刻まれたしわ、はだけた着物からのぞくアバラ骨
肉が削げ落ちた手足の乾いた皮膚。
でも慈愛に満ちた表情。
〝生き人形〟というらしく、あまりにもリアル過ぎる。
作者は 「小島与一」 とありました。この方も「人間国宝」でした。

会場を出てからも頭から離れず、帰宅して検索したところで
〝アレッ?なんて題がついてたっけ???〟と気づきました。
画像もありません。〝題〟だけでも知っておきたいとモヤモヤモヤ・・

しかし今日、この人形展に関するブログを検索していたら
〝・・・・なかで印象に残ったのが小島与一の卒塔婆小町・・・・
という文が目に入った!!
わ~やっぱりあの人形に魅せられた人がいたんだ!と嬉しくなりました。
そして
卒塔婆小町」という作品とわかってまた嬉しくなり・・・・
スッキリ!という訳です。
〝浅原コレクション〟という本に〝卒塔婆小町〟も収められているので
再会?するには購入か??
どうやら恋しちゃったみたいです

私が会場に入ったのは5時過ぎだったせいか誰もいなかったな~
人形展も現代創作作家となると、ものすごい盛況なのだが・・・・
特に〝与勇輝〟なんて名前がでようものなら大変ですしね。

今回はとてもしたという気分です
やはり〝ものをつくりだす〟ってスゴイ!
人の心を動かすものって、いろんな形があるんだな~と思いました!



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2 コメント

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Unknown (よし)
2010-02-05 10:44:06
私も1/28に見に行って、卒塔婆小町が気になったので、検索したら、
ここに来ました。
本当は、画像のあるサイトを見つけたかったのですが、残念ながら無いようです。
現在は老婆でありながら、昔は貴女であったこともしっかり伝わってきますね。
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Unknown (オカ姉)
2010-02-11 00:43:59
よしさん。

コメント、気がつかなくて失礼しました。
私も必死に画像を探しました。
ないんですよね~残念です。
ホントに もう一度〝逢いたい〟です。
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