ＴＡＢＡＫＯ

つい先日友人２人と会った。お馴染みのＳさんと久し振りのＥさん。
両人、時々は連絡を取り合っていたようだが、
私とＥさんは本当に久し振りで、彼女の最近の様子を把握していなかった。

店員さんの「禁煙席、喫煙席のどちらに・・・？」の問いに私は
ためらいもせず「喫煙席を」と答えてしまった。Ｓさんも吸うからな、と。
しかし・・・
話が進む内、Ｅさんが〝筋金入り〟の「潔癖症＆たばこ嫌い」とわかった
何でも、各部屋に空気清浄機があり、抗菌作用の機器も置き、
トイレも使用する度にシートで除菌するという。
ご主人が帰宅して、そのまま寝込んじゃった時はそっと手を除菌シートで拭くという。
その徹底ぶりに私もＳさんも驚いてしまった。
まぁ、今の時期、インフルエンザなどの予防にも良いし、そうするべきかもしれない。

そして話は「たばこ」に移る。　
この時点で私は食後の〝一本〟を終えていたのだよぉ～アワワワァ
ご主人がヘビースモーカーであるらしく悩んでいるという。
換気扇の下やベランダでの喫煙を、なかなか実行してくれず
彼女には大きなストレスになってしまったらしい。
〝ハンパないたばこ嫌い〟がわかって、まず
「ゴメンね！遠慮なく言ってくれたら禁煙席でもよかったのよ」と
心から反省して詫びた。本当にです

でも彼女のご主人の仕事の激務ぶりは以前から知っていたので
「ダンナさんも仕事中は吸えなくて、家でホッと座って一服したいんじゃない？」と
言ってみた(よそのダンナには甘い私)が、かえって火をつけたようで
「イヤなの！もう絶対家の中では吸っちゃダメなのよ」ヒートアップ
その後も〝たばこ〟への嫌悪感論は続き・・・そして、
「たばこなんか１０００円でいい！いや、一本１０００円になればいいのよ」
と、テーブルを叩いて言い放った。　　ひぇ～ゴ、ゴメンナサイィ～

でも、でも、でもここで私のなかで一瞬プチンと音がした。
喫煙を否定されたことや、〝一本１０００円〟に反応したのではない。

自分自身、常に相手の立場や気持ちを考えるように心がけている。
そういうことが感じられない彼女の〝言い様〟にだ。
加害者？であることを棚にあげてだが・・・・
もはや喫煙者には、そのような気遣いも無用ということかな？

溜まっていたものを語りつくし、Ｅさんはスッキリした表情で帰った。
考えれば〝紫煙〟を我慢してきた反動の大きさなんだろう。
そしてこの日「喫煙席」に座った彼女は「針の筵」のような苦痛だったのだ！　
と思うと、また元に気持ちを戻して〝深く反省〟のワタクシでした。

これからは気をつけます・・・・
　　　「ＴＡＢＡＫＯ」パート２は後日に。