高御座(たかみくら)~平城宮・大極殿
令和元年10月22日に皇居・宮殿で行われる「即位礼正殿(=そくいれいせいでん)の儀」に向け、令和天皇が即位を宣言される舞台となる高御座(=たかみくら)が保管先の京都御所から皇居内に移送された。
現在の高御座は、大正天皇ご即位の際につくられたもの。
大正天皇、昭和天皇、平成天皇、そして、今回の御世代わりで使われることになる。
そのレプリカが平城宮・大極殿に展示されている。
大極殿の屋根にある「鴟尾」や「大棟飾り」もレプリカと思えない迫力がある。
1998年に復元された朱雀門を皮切りに2010年には大極殿が復元され、現在は南門を復元中。
昨年には、朱雀門広場に「平城宮いざない館」、「天平つどい館」、「天平みはらし館」、「天平うまし館」、「天平みつき館」がオープンし、遣唐使船の整備もされた。
かつて、史跡の位置すら、はっきりせず、野っぱらで放置されていたが、国管理の歴史公園として、どんどん、変貌を遂げるだろう。
20年、30年後には、第二次大極殿や朝集殿も復元されているかもしれない。
そのころには、近鉄電車も史跡を横切ることもなく、外側を迂回していることだろう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます