ミツマタの咲くころ ~春の到来告げる ‟黄金の森”
津市美杉町石名原に「ミツマタの群生地」があり、開花とともに幻想的な ‟黄金の森” となる。
ミツマタは、冬になれば葉を落とす落葉性の低木で和紙の原料にもなる植物だが、春には三つ又に分かれた枝の先に黄色い花を咲かせる。
大和国と伊勢神宮を結ぶ伊勢本街道の途上にある石名原には道標や常夜灯、古い街道の街並みが残り、かつての賑わいを今に伝える。
「ミツマタの群生地」には、ここから約20分ほどの道のり。
悠然と聳える大洞山の麓のノンビリとした集落。
群生している面積は約1.5haに及び、花の見ごろは、3月中旬~4月中旬にかけてで、春の到来を告げるように山一面が黄色のミツマタの花で包まれる。