天守閣にて・和歌山城が桜花に包まれるころ ②
和歌山市の中心にある虎伏山(とらふすやま)の頂上にそびえ、白亜の三層からなる大天守閣を持つ和歌山城は8代将軍吉宗、14代将軍家茂を輩出した紀州藩紀州徳川家の居城で、御三家の威容にふさわしい風格を醸し出している。
現在の天守閣は大戦の空襲で焼け落ちたあと、1958年(昭和33年)に再建された。
御三家だけが、徳川姓を名乗り、徳川の葵紋を使用することが認められたということで、城内いたるところで葵御紋を目にする。
天守閣から絶景を見おろしながら「暴れん坊将軍」になった気分で桜花を謳歌した。