崖っぷちロー

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社民・福島瑞穂「警察官は死んでもいい」発言デマ問題

2009-03-27 21:59:13 | その他・趣味
前回の続きというか。
社民・福島氏、北ミサイル迎撃批判で触れた問題について、まだまだ議論があるようで。

その中で気になったのは、
一連の福島氏の発言を「必死に否定したい集団がいる」というレス。

世の中には、なんでも陰謀とか裏工作みたいなものに結び付けたがる人がいると言えば、それまでですが……
ちょっと、この認識については突っ込んで考えるべきだろうと。

端的に言えば、この問題について、「否定」には2つの意味があり、その動機も3つはある。
もちろん、少なくともという意味で。
したがって、一括りにして、何らかの意図に基づいた「集団」が存在するとみなすことは出来ない。

(1)「否定」の意味について
 第1に、問題となっている福島氏の発言は、そもそも存在しないという意味での「否定」。
 つまり、神のみぞ知る真実として、福島氏は発言をしていないということ。
  これを「意味①」とします。

 第2に、真に発言をしたかどうかは不明だが、証明できない以上、存在しないとせざるを得ない
 という意味での否定。
 これは、裁判でなされる事実認定(証明責任)をイメージすればいいと思います。
  これを「意味②」とします。

 で、両者はともに発言「否定」を否定するものですが、
 この2つを同じ立場であると見ることができないことは誰でも分かるでしょう。

(2)否定の動機について
 第1に、純粋に福島氏を擁護することを動機とする者。
 こういった旨の発言をしたことが福島氏の評価にとってどういう影響があるかということについて、
 明確な事は言えませんが、マイナスの評価につながると思う人が多いのでしょう。
 だとすれば、そういう発言はなかったと否定することは、福島氏を擁護することになる。
  これを「動機①」とします。

 第2に、より的確に福島氏を批判することを動機とする者。
 あるいは、福島氏批判の障害を取り除きたい者と言っても良いかも知れない。
 証明できない事実にもとづいて福島氏が批判されているとすれば、
 福島氏は「いわれなき非難を浴びている」と主張することが可能になってしまう。
 これ自体が、福島氏に対する同情等を集める口実になりかねない。

 また、その他の真っ当な批判についても、これと同様に、「言われ無き非難だ」とレッテルを貼られかねない。
 そうなってしまえば、真っ当な批判であると主張する手間がより重くなるでしょう。
 
 そうだとすると、福島氏を批判したい者も、そういう邪魔な批判を取り除くために、
 この発言を否定しようとするでしょう。
  これを「動機②」とします。

 第3に、福島氏自体には興味はないが、こういう「批判の在り方」に疑問があることを動機とする者。
 これは、「ソース至上主義」と考えることも可能かもしれません。
 (まぁ、それだけには還元できないでしょうけど。)

 つまり、確たる証拠も無しに批判するという行為自体が適切ではないと考えている場合、
 そこで対象となっている問題がなんであれ、
 事実の存在を証明できない場合には「否定」する側に廻るでしょう。
  これを「動機③」とします。


(3)意味と動機の関係
 で、ザックリとした関連づけですが……
 動機①の人は、まずは意味①としての否定を行い、併せて予備的に意味②としての否定をするでしょう。

 対して、動機②③の人は、意味①としての否定は行わず、
 意味②としての否定のみを行うでしょう。

 ここで、最初に取り上げたレスについて。
 邪推といわれるかもしれませんが、
 そのレスでは動機①-意味①の組合せしか考えていないのではないでしょうか?
 良くても、動機①-意味②の組合せでしょうか。

 「敵か味方か?」という単純な2項対立しか頭にないから、
 動機③-意味②の組合せなどに考えが及ばないのだと批判することは、飛躍しすぎかもしれませんがw

***
動機③としては、先にも取り上げた荻上チキさんが代表になるでしょうか?
>本エントリーは発言の有無」についての真贋論争を主目的にしているものではなく、
>批判形式の正当性について問うものでした。

 「福島瑞穂の迷言」という都市伝説について(事務所コメント付)

私は……
建前的には動機③ですが、本音としては動機②でしょうか?w


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