日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

思い立ちヅカ「金色の砂漠/雪華抄」

2016年11月14日 | Memories of ZUKA
思い立って 花組公演を見に行った
と言っても
少し前にネットでチケットを買っておいてのことだけど



明日海りお率いる花組を
一度は見ておきたかったし
「金色の砂漠」のあらすじを読んで
断然見に行こうと思った



今まで見てきた2本立ての公演では
たいがい第1幕がミュージカルだったけど
今回は第1幕がショーだった
日本物のショーは
初めてではないはずだけど
かなり久しぶり



日本物といえば
期待した通り松本悠里が登場したし
鳥が舞ってるみたいに見える衣装とか
(後でプログラムを見たら鷹と鷲だった)
切れのある動きに見惚れてるうちに
あっという間に幕が下りた





そして今日の本命の「金色の砂漠」
2階席のA席から



宝塚のオリジナル作品だから
結末がわからないおもしろさがあった
復讐と恋は両立するのか?!



私たちを読めない結末へと向かわせながら
そこかしこに仕込んだ
精巧で大胆な細工を見せる

客席全体がしんと静まり返って
物語の世界に入り込んでいた

おもしろかった
すごく



第1幕がミュージカル
第2幕がショーの順の2本立てだと
ミュージカルにフィナーレは付かないけど
今回はミュージカルにフィナーレが付いてた

本編が終わって
いったん幕が下りた後に始まったフィナーレ
その中に
物語の続きのような場面があって
おもしろいなと思った
映画のエンドロールの後で
ちょこっとおまけの場面が出るのと
ちょっと似てるかな



海外作品の宝塚版もいいけれど
こんな 思わず引き込まれてしまうような
宝塚オリジナルの作品がもっと見たくなった

中山可穂脚本のミュージカルなんて
ちょっと見てみたい気がする
その昔 舞台の脚本も書いてたはずだけど
ミュージカルとなると また別かな



華奢だなとばかり思っていた
明日海りおの印象も一変した
演技にも声にも力強さがあった



英真なおきが出演してたのも嬉しかった
いつの間にか専科に移ってたけど
私の中ではまだ星組組長のイメージ



"一度は"見ておきたい場合 今までは
退団公演になって駆け込みで見てきたけど
ピンときた作品を見ておくのも
悪くないなと思った

大劇場は
思い立った時にチケットを取りやすいのが嬉しい
東京だとこうはいかないんじゃないかな



それはそうと
今日はかの画家の誕生日
生誕176年
Bon annivesaire, Monsieur Monet !