日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

Autumnal Equinox Day 秋分の日

2017年09月23日 | 散歩道
ここはもうおなじみの
散歩道のどんつきにある
どんつきの庭



そしてこれは入口に貼ってある
どんつきの庭の絵図



どこかの庭に似てる?

でもどんつきの庭は
もっとコンパクト

何せ
ガーデン in ガーデン



広いパブリックガーデンを奥へ奥へと歩いて
やっとたどり着く秘密の花園だから
このぐらいがちょうどいい



さて
秋分の日だった今日は
この絵図をガイドに初秋のどんつきの庭を
歩いてみようと思う

上が北 下が南
左が西 右が東

庭の南側と東側を囲む花壇
絵図の中の21番から22番19番へと歩く



21番の西の端からスタート



もう何回か載せてるこの花壇



ケイトウのオレンジ色が鮮やか



ジニアやマリーゴールドもきれい



好き 嫌い 好き 嫌い…
ってやったら日が暮れそう



気になるあの子は穂が広がって
こうなった
初対面の感じのほうがタイプだったような



次の花壇へ



隣りの花壇との間の石のベンチ
表面がツルツル光ってて
いつも濡れてるみたいに見える
でも時々本当に濡れてるから要注意



オレンジ色の花壇の隣りは
黄×青×緑の花壇





スモモの木が陰を作って
いつも涼しげ



真夏の花の少ない時期に
助っ人として植えられた
葉っぱのきれいな植物も健在
秋の花たちに溶け込んでる



緑色のケイトウは
少しずつトサカを大きくしてる様子



いろいろな花を雑然と
植えてあるようにも見えるし
そんな声もたまに聞こえてくるけど
色やバランスをよーく考えて
植えてあるんだろうなと思う



映画『マイビューティフル・ガーデン』の中で
庭は秩序のあるカオスだ
というようなことを言ってた
どんつきの庭の花壇は
まさにそういう感じ



あれは池のある庭への門



門の向こうに見えるのは
太鼓橋とにょっきりリコリス地帯



左手はバラの咲いてないバラのアーチ



両脇のパラソルの下では
鮮やかな青紫色の花を咲かせたチョウマメが
立派なお豆を実らせてる
これぞ花も実もある人生(?)



門の前を通り過ぎて
次の花壇へ



花が終わったと見えるのっぽのカンナの横に
大きなトサカのケイトウ
その向こうで青いのは
季節はずれのアジサイ



花を見せる植物だけじゃなくて
葉を見せる植物をうまーく取り混ぜるのが
どんつきの庭の憎いところ



黄色い花がくりくり坊主になった
その足元では



ずんぐりケイトウが
背を伸ばしはじめてる
ぽっちゃりの子が
スマートに成長するらしい



そしてまた
濡れてるフリをする石のベンチがあって



その向こうに
立派なクジャクアスター

定位置だった入口近くに見えないと思ったら
こんな所にいましたか



中年の乙女心をくすぐる
小花系



ようやく角にたどり着いた

アカマツの根元には
黒い石のような物が敷かれて
黒い細い葉の植物が植えられてる



そしてそこへにょっきり現れた
赤いリコリス



赤と黒
何て憎らしい取り合わせ



このリコリス
何か足りないと思ったら
雄しべ雌しべが見当たらない



これはそばに咲いた
別の種類らしい赤いリコリス



後から出るようにも見えないし

もしかして花びらにそっくりで
見落としてる?



絵図の22番と19番
東側の花壇へ



しまい忘れの風鈴
チンチロリン♪



見上げれば
ブーゲンビリアに似た花が終わりがけ

昨年名前を聞いたのに覚えられなくて
ボクネンジンとか
トーヘンボクとかで
インプットされたままの木



花壇はと言うと
ハイビスカスが咲いて
夏の名残り

見るたびにしげしげと眺めてしまう
ひだひだクシュクシュのハイビスカスと



何とも言えない色合いに惹きつけられた
ミステリアスなハイビスカス



さて
やっと館が見えてきた

昔はこのアングルで
館の真ん中の丸と三角が見えたんだけど



育ったヒメリンゴの木が
隠してしまった

そのヒメリンゴは今
たわわに実ってる
きれいだけどおいしくないんだとか



朝は晴れてたのに
しまいにすっかり曇った秋分の日



秋分の日を英語で言うと
"Autumnal Equinox Day"
(オータムナル イクイノクス デイ)

発音しにくいので
DJがおもしろがって
噛むために言いたがる言葉のひとつだと
紹介しながら
金曜日のラジオのmy favorite DJは
難なく発音してみせた



今日も(いつも)
長々とお付き合いありがとう

もし私が映画を作ったら
カットできない場面だらけで
超長編の退屈な映画になりそう