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CYCODELIC WEBLOG

今思った事は主にTwitterで書いています。このブログは何か余程の事でなければ書いていません。

7...

2011-05-22 | (かつての)今日のBGM

MINT CONDITION の新譜 "7..."を買いました。
K.の人の念力がステキなので写真はあえて裏ジャケ。なんだよ~ここのB.はワーウィックかよ、少しがっかりだねぇ(笑)。

このバンド名も出たばかりの頃(え…っと確か91年だっけ?)には何も感じなかったのですが、今になると妙におかしいよね(笑)。まぁたいして人気ない割によく続いているということですね。私もよく付き合ってあげているということさ。

私は黒人音楽が好きで、その最も大きな理由がボーカルつまり黒人独特のあの歌い方なのですが、ここのVo.兼D.のStokleyさんの声は特に好きな方です。だからMINT CONDITIONがどんなにメインストリームからずれていこうとも長年見捨てることなく、新譜が出るたびについ押さえてしまうのです。

まぁその、音楽なんてもんはべつにヒットしなくたって良けりゃ良いんだよ。例えば、多数決が必ずしも正しい結果を導き出すわけではないのですから。歴史を振り返ってみれば群衆でおかしな方向に行っちまった事例も多いし、今の時代も未来から冷静に見ればまさにそういう向きかも知れないじゃない。多くの人が支持するもの(=ヒット曲)が良いものとは限らないのですよ。正しい選択眼を持つことだね。この場合、正しい選択耳となるね。MINT CONDITIONはそういう耳で聴きたくなるのです。


Everything Is Gonna Be Alright

2011-03-20 | (かつての)今日のBGM

英語が得意ではない自分が英語の好きな言葉を挙げるのも不思議な感じがしますが、
Everything Is Gonna Be Alright
これが好きな言葉です。

これはSweetboxなどの"Everything's Gonna Be Alright"じゃなくて、
SOUNDS OF BLACKNESSの歌う"Everything Is Gonna Be Alright"
これに尽きます。
ゴスペルで言うから真の意味は深いんだけれど、素直にやはりこれなのですよ。

写真のアルバムは我が墓に入れる10枚に含まれる
SOUNDS OF BLACKNESSの2nd. "Africa To America"
なんと、過去を振り返ってみたらSOUNDS OF BLACKNESSをブログで取り挙げたことがなかったんですねぇ。不覚でした。
この「今更」な名盤を私は今までも今でもよく聴きます。
ゴスペルやブルーズを日本人が語ったりしてはいけない…なんてことはないはずです。アルバム後半こそ黒人奴隷の歌が占めますが、前半の歌は黒人以外にも広くあてはめて解釈できます。それが今の日本人の置かれた立場にこれほどフィットするなんて(その歌詞をどこかでご覧頂ければ解ってもらえると思うのですが)…このアルバムをよく理解せずかっこいい音楽として買った16年前は想像しえぬことでした。複雑な気持ちなります。

"Everything Is Gonna Be Alright"とは「すべてうまくいくよ」
というのが訳ですが、どこかで誰かがナイスな超訳をしたのを目にしたことがあります。
それは、
「きっと大丈夫」

このアルバムは"Everything Is Gonna Be Alright"一曲だけではなく、1曲目の"Hold On"という曲からもう"Everything will be Alright"という歌詞が何度も出てきますし、励まし方が強力です。
2曲目の名曲"I'm Going All The Way"の歌詞も感慨深く、今の身には殊更に染みます。
 ↑
なぜかYouTubeには○○mixバージョンしかアップされていません(落ち着きがないオケであまり良くない、アルバムのオリジナルの方がずっと良い)のでリンクは付けません。

 

ところでうちのピーは今日が2歳最後の日でございます。計画停電でびっくりして壁にぶつかったりもしたけど(怪我はなし)、あんた幸せな人生(?)送っていると思うよ。そんなことは露知らずの表情。


A&S

2011-02-27 | (かつての)今日のBGM

昨晩はキーボードのいない編成でRock With You(しかも五夜漬けの)を演奏してきて、消化不良状態なのは誰ですか?

私でございます。

せっかく楽しめる曲でしたが、G,B,Dだけ。スカスカ。まるでパンクロックのようでした。(ええ、原曲はブラコンですっ!キッパリ)

逆を言えば、人揃えればこういう曲もできると確信はできた。収穫それだけ。

鬱憤を晴らすというわけではございませんが~ブラックミュージックを演奏できない現実が多いので~どうするかというと大概は翌日にこういうライブ盤をでかい音で鳴らし、それに合わせて狂い弾きしたりします。

その用途じゃ断然アッシュフォード&シンプソンの"PERFORMANCE"。長いメドレーが2つもあって、ヴァレリーシンプソンの声もまだまだバリバリ若い。約70分テンションが途切れません。曲もキテレツなアレンジではなくてキメが少ないので適当に追従しやすくてちょうどよいのです。いくら追従しやすくたってワンコード&リズム勝負みたいな「禅修業」感覚が伴うのはくたびれますからね。

ちなみに後ろのは近年のライブ盤で、同名のDVDの音だけ抜き取って売られている物。狭そうなハコの雰囲気で臨場感あって気持ちいいぞ。ころころコードチェンジする名曲Solidも生ドラム生べースにてすばらしい演奏で入ってます。09年にブルーノート来てたけどこれと似た感じだったんじゃないでしょうか。
これがなんと900円しないんだからどうしてみんな買わないかなぁ(笑)。

総じて、いかにブラックミュージックに興味ない人が多いかよくわかるね。


理由ありまして

2011-02-22 | (かつての)今日のBGM

うにゃ~一昨日からずっと毎晩くるったように一曲だけをリピート再生中。

それはご存知Rock With Youさ(笑)。

たぶん譜面的には難しくないんでしょうが、あのボビー・ワトソンのコピーとなると、何度繰り返してもそっくりには弾けません。再現しようと意識するとなおさらぎこちないね。他人の「適当」はコピーしにくいものです。ただでさえSOUL,FUNK,R&Bというのは音符の数に関係なくノリが難しいというのにね。

でもこれぐらいは絶対クリアしたいんだよ!おにょれ(笑)。

宇宙牧童

2010-11-27 | (かつての)今日のBGM
朝もハヨから隣の部屋よりSpace Cowboyのボサノバカバーが聞こえてきて目が覚めました。

そこでやたら懐かしく思いましてこっちもThe Return Of Space Cowboyを聴いてみました。

どんなに聴き飽きてても、今さら感動こそ全く無いものの、音小さいくせにダイナミクスも無くても、
…しびれるものはしびれる。

ラストのその原曲のSpace Cowboyはこやつらの一番の傑作じゃないでしょうか。
まぁ他も名曲迷曲冥曲とり揃っているアルバムです。全体には名盤とはちょっと呼べないかな(笑)。

皆さんもJust Another Storyのへんな音で1曲目からハート鷲掴みされたはずですよね?スキー帰りの眠い車の中でもあれがかかると目が覚めましたよね(笑)。あれは当時のBOSS初ベース用マルチME-6Bに内蔵されていたエフェクトですよ。もろ同じ音出ます。ただしアウトオブコントロール系ですけど(爆)。というわけでこの曲やる人(いないよ)はME-6Bが必要です。うちのはACアダプタがぶっ壊れています。

エフェクトはおいといても、ベースってこんなこもった、しかも痩せた(音量だけはある)、どローファイな音でいいんだぁ(汗)…と、思ったものですよ当時は。

え?!当時って…ひゃあ~もう17年前だなんてねえ!恐ろしいねぇ!!時代が進化してない事の驚きを知るべし。

 


クレジットに

2010-10-10 | (かつての)今日のBGM
STEPHANIE MILLS "Home"('89)
やばいだろこの髪型(笑)。
まちがいなく、私の周りでこんなCD聴いている奴は私だけでしょう。
内容はまぁそのぉ…ずばり、どうってことないです(爆)。
顔を見りゃわかると思いますが、線が細く薄くて甲高い声なので…って褒めるとこ無いのかい。いや上手いですよ。ソウルじゃないけどね。フェイクの少ない腹式発声で、あたかもミュージカル的な歌唱スタイルといえば良いかな。

ええと、つっこみどころがひとつあります。
ブックレットを見ると、3曲目アルバムタイトルトラックの"Home"という曲のクレジットに気になる表記を発見。

なぬ? す、…Spector Bass?!
外の曲のベースはすべて単にBassと表記してあるだけです。普通はそうだ。
なんですかここだけ。スペクター強調。
で、よく聴くと、ほう、確かにスペクターの音だな。89年以前のモデルということになりますけどね。シンベと混ぜている上にミックスの音量が小さいので決して良い音とは言えないのですが、あの締まったズンビンサウンドなのです。リマスターでもっと良い音にしたのを聴いてみたいねぇ。

↓参照あれ。特にtime3:50あたりからのスペクターらしさを聴け。(大概の人にとってそこまでは退屈だと思うよ)


ちなみにプレイヤーはDouglas Grisbyとあります。
たぶん、Doug Grigsbyとスペル違いだけど同一人物でしょう。
ちょっと疎い人なのですが、PHYLLIS HYMANやTEENA MARIEなどのクレジットでもその名を目にします。当時のブラコン系のセッションベーシストだったのでしょう。
こういう隙間に埋もれたマイナー気味ベーシストを研究するのも面白いものよひろみ。

Pulse

2010-08-22 | (かつての)今日のBGM
CD買うのは久しぶりですが、
この人のアルバム自体が久しぶりですね。
永遠にイメチェンし続けるトニー・ブラクストンの新譜。とはいえリリースからもう数ヶ月経ってますけど、私は最近買いました。
ジャケ顔はますます人造人間の一途をたどっていて怖いです。ボディがどこまですごいことになっているかは写っていませんでした。
でも声は文句なし。デビュー時('93)から全く変化しない野太い低音に今宵も涙。

これ、スルメ型ですな。
個人的にはかえって評価します。最近の音楽は飽きやすくて困ってるところです。近年のスルメ型の好例は'06年のジャスティン・ティンバーレイクでした。
今回はピアノ伴奏を中心に据えた上品で落ち着いたアレンジが多いです。
2曲目だけがキャンディ・ダルファー(今や懐かし)風ファンキーで妙に耳に残りますね。そういうトラックもないとメリハリがないから良し。


ところで噂によるとこのアルバム、iTunesで買うとたくさんボーナストラックが付いてるらしいです。
例によって日本盤だとリミックス含めプラスたったの2曲程度でかなり高額。
私が買ったのはボーナストラック無しのどノーマルUS盤です。値段は安いけどねぇ。
どうしてそういう売り方するかねぇ。

なんか未だに音楽をダウンロードで購入することに抵抗がある私です。
CDで欲しいの。
CDをCDプレーヤーで再生させた音が好きなのね。非圧縮音源データをパソコンのD/Aからアンプに送る音より。たとえ理論上同じシグナルがアンプに向かっていることになっていようとも、よ。
将来こういう人は絶滅するんだろうかね。
でも、いつか壊れたって形あるものが好きなのです。

KASHIF

2010-05-07 | (かつての)今日のBGM
ちょっと前にフレディ・ジャクソンを聴いてうなだれ、やはり総本家を聴かねばなるまいと。懐かしすぎるカシーフ。
なんというか…涼しい系ですかね(笑)。最近急に暑くなったから。
自然の高原の涼しさではなく、クーラーの効いた鉄筋コンクリの建物内の涼しさと言えばいいかな。

単調でシャープなリズムにリバーブの効いたシンセでちゃらちゃらの化粧を被せ、正統なソウルの歌唱力を力半分程度に加減しハイファイで乗せて、やや遠目にすっきりと鮮度良く聴かせる。以後しばらくブラックポップミュージックシーンはこの涼感一色で染まっていったのを思い出しました。次に色が変わったのはコクとキレのGUYの登場でしたよね。

1st.('83)は今で言う所謂アーバンアダルトの元祖。世評はどうあれ個人的には3枚中一番好きなのはこれですね。
写真は1st.のみですがこのジャケでいいのかよ(笑)って感じ。

2nd.('84)は世評では名盤扱い。洗練されて落ち着いている感じ。他人に奨められるのはこれでしょうか。
3rd.('85)は次第に売れ線方向へまっしぐら。現在の耳で聴くと恥ずかしいのはこれかな。当時こそコンテンポラリーな完成度を感じたかも知れませんが、こんなの今更聴きたい欲はないですねぇ。

これらカシーフの音源は一時期廃盤で、相当なプレミアが付いていましたけど、去年末やっとリマスターで邦盤CDが再販されました。私ももちろんそれを買ったのでした。ガキの頃からこんなマセたの持ってないって。

なんか、だっせー

2010-05-01 | (かつての)今日のBGM
今日はマンション駐輪場にとめてある我がママチャリを洗車しました。
名前はザ・ディストーション号。全体的に歪んでるから。転倒したりぶつけたりしてないんだけどな不思議だ。
で、さすがに8年間一度も洗車したことないと、ちょっとやそっとじゃ何も綺麗になりませんな。サビは落とす気ないし。今こう見てもBefore/Afterの区別つきません。写真は見苦しいので載せません。
ちなみに大事なフレッタモノコック君は室内保管です。ザ・ディストーション号はただの足代わりなので適当保管。ごめんね。

それはそうと。

さて、先日アニタ・ベイカー項のコメントの中でベースがフレディ・ワシントンと書くところを凡ミスでフレディ・ジャクソンと打ってしまいましたが、
そんなことをきっかけに超久しぶりに聴いてみました、ソウルシンガー、フレディ・ジャクソン。

中ジャケの笑顔にピーもひきつってます。

しかしね…当時こそカシーフの潮流と言ってたけどさぁ、

今聴くと、こんなのブラコンとは言えねぇなぁ(笑)。

私があまり好きじゃないピーボ・ブライソンとたいしてかわらんような気がしてきました。
このCDなんで持ってるんだ?(汗)


口直しに思わず手が伸びたのはアレクサンダー・オニールでした(これまた数年ぶりに聴く濃縮ベスト盤ですが)。

…う~むフレディ・ジャクソンとは全然別世界。
黒人音楽にもいろいろあるってことさ。聴きたい人のみよければどうぞ

蛇足ですが、"CRITICIZE"という曲はCDだと全編オートワウでスラップというゲテモノベースです(実はたぶんシンベのスラップ風にフィルターだろう)。よい子はそういうところばかり聴いてちゃいけません。これもYouTubeでどこまで聴きとれるかわかりませんがよければこちら


しかし、なんだね、こんな、2010年のGWに書くネタじゃないよねぇ…(汗)。

両刀

2010-04-29 | (かつての)今日のBGM
先日「一番甘い戦い」という曲を演奏させてもらったのですが、
なかなか私好みの雰囲気ある曲でしてね、なんというか…微妙にブラコン臭いのね。
そんなこと言うと曲作った人ががっかりしそうだなぁ(汗)…でも私は良い意味で書いてます。

ブラコンって今ないよね。ブラコン。
だれがなんと言おうと、「だっせー!」と言われようが(笑)、私は好きなんだよねブラコン。黒人音楽は全部好きですが、世代的にブラコンを一番体験してますからね。

ブラコンって何の略かわかってますか?ブラジャー関係ないのよ(笑)。

というわけで久しぶりに聴きたくなって取り出したのはアニタ・ベイカーのライブ盤で2004年発売の物です。
録音は80年代後半のライブからとのことなんだけど、
音質はすごく良くて、一体どうなってるの?!

例によってベースについて書かねばなりません。
あの当時ライブでもフレディ・ワシントンが必ず弾くと思ったら大間違いで、ニセフレディ…じゃなくて
なんとジェラルド・アルブライトです。
この人、本職はサックスプレイヤーなんですよ!そっちがメインなはず。
でもベースもこれだけ力まず弾けたらいいですなぁ。
あんなに特徴あるフレディのトラでもそっくりで全然違和感がないですもんね。
本人サイトのバイオグラフィによるともともとキャリアスタートのパトリース・ラッシェンのバックの時からサックスとベース両刀だったそうですから、この手の雰囲気はお手の物なのです。

でも経歴を調べたら実は大学卒業前にコンサートでルイス・ジョンソンを見てからシビレてベースを始めたらしいですからね!
だからか知りませんがスラップなんかフレディより休符を埋めてくる傾向があり、ミュートしたサムのマルチヒットが多かったりします。<なんだその表現
例えば、"SAME OLE LOVE"という曲の伴奏スラップはオリジナル盤Rapture収録版とはかなり異なり、ゴーストノートの雨あられ。日本人ベーシストの感覚にはなかなかないリズムの詰め込み方で、コピーしようとすると苦戦するでしょう。
この人がよく使う「前小節4拍裏からクッて入る16分ミュート2連打ち(1拍と合わせて3連)+2拍表プル」という法則性があるプレイは、サムの空打ちに興味のあるビギナーには高難易度なルイス・ジョンソンの真似から始めるより案外参考になると思いますね。いきなりルイスをコピーしてもばたばたしちゃうでしょ?その前にこっちを真似して慣らしておくと後々ルイスも克服しやすいでしょうし、いろいろな場面でも応用きくと思いますよ。

その前に、大卒前から始めてこんなに巧くなるのかよ!という部分もつっこみどころでしょうけどね(笑)。
ちなみにこの人が使っているのはたぶんケン・スミス。まーすばらしいアーバンでメロウな音のベース。スラップが良くないだなんて誰が言った?私は思いません。

radiko

2010-03-17 | (かつての)今日のBGM
最近はパソコンでAM/FMラジオが聴けるんだってよ(東京大阪のみ試験中とのこと)。
今日試しに職場のパソコンでチェックしてみたけど…これは案外すごい!

厨房時代、布団に潜って聴いたあの雑音まみれなニッポン放送がちょークリアだなんて!

思えば現代は鉄筋コンクリートマンション住まいが多いでしょ?そういう所は都内でもラジオの電波はほとんど入りません。我が家もそう。FMはアンテナ位置により少しは入るけど、AMなんてどうやったって全く聞こえません。そういう環境でなんとかラジオ聴きたい人にはとっても便利じゃないかな。ラジオ局だって聴かれてナンボですから危機感あったろうに、きっとそう思ったんでしょう。
まあ現代人はAMなんてあまり聴かないかもね。ラジオ自体聴かない人が多いかも。

ちなみに我が社は街工場なので毎日朝からAMラジオ
文化放送JOQRばりばりです。はいそこ、ださいと言わない。

そんなことよりピーは換羽期で顔がかゆいらしい。

Dianne Reeves

2010-02-23 | (かつての)今日のBGM
聴きネタ続きでごめん。

久しぶりに聴く、1987年のダイアン・リーヴスの"Better Days"が入っている初期の一枚です。案外オトナでしょ?

初めはフレディ・ワシントンのベースにリッキー・ローソンのドラムというよくある音でスタートします。
この顔ぶれの一番の成功例はアニタ・ベイカーの"Rapture"ですよね。
あれは1986年だからほぼ同じ感じ。あっちが当時のコンテンポラリー。
でもこっちはジャズですから。オケの音だけは似てても音楽的には別世界。
すぐにこの1曲目はただの「つかみ」だとわかります。
2曲目以降は次第にコンテンポラリー臭がうすれていき、やがてR&Bには馴染みのないかっこいいコードが次々と繰り出されます。
後半はすっかりガチなズージャーに(笑)。一枚で二度美味しいと言っちゃっていいかな。
ジャズボーカルとは言うけどこの人、かなりアーシーな表現だと思います。だから好きなんだな。
ただしオーディオ泣かせでもありますね(笑)。うちの環境&機材じゃ全然表現しきれませんよ。

と、聴き終わってたまたまWEBをチェックすると…あらこの人も来月いらっしゃるんですね。偶然だけど我ながら相変わらず妖怪アンテナ効くねと自画自賛してみたり(笑)。

ごめん、ダベンポートじゃないんですよ

2010-02-21 | (かつての)今日のBGM
前述のビルボード東京ついでに。
ザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズ公演もあるんだなぁ、と。
チケットはLEVEL42より高い。あははは…。
ボーカルがエンディア・ダベンポートとのことですけど、
まぁオリジナルメンバーということになるからファンは良いのかも知れません。

でも、個人的にはダベンポートじゃないんだよね。
ダベンポートの、ある一定のやや高い音域だけを中心に歌ったりスキャットしたりする一本調子癖があるじゃない?そこがどうにもねぇ…。
やっぱり、後任のサイーダ・ギャレットのボーカルの方が断然好きなのですよ。一緒にやったの一回こっきりでしたよね。
サイーダはもっと柔軟だし、やや低めに落としたトーンで大人っぽいですし、余裕のクインシー節ですし、マイケルジャクソンそっくりさんだし(笑)、コンプ声だしね。
You Are The Universeですよね(涙)。
あの人はもうホント100点だったんですよ。

ということを思い出して、つい久しぶりに聴いてしまいました。
このバンドの最高傑作はファンが何と言おうと私はこのアルバム"Shelter"です。
と、ここまで書いて気がつきました。このCDは4年前のブログに一度書いてました。私が2回も書いたCDってないんじゃない?これそこまでの名盤でもないよ。でももう遅いわ(汗)。

ベースのことを言えば、アンドリュー・レヴィ。
あの当時はIncognitoとかJamiroquaiとかこんな次世代ネイザン・ワッツみたいなプレイのベースばっかりでしたね。その後しばらく流行らない時代ありましたけど、10年程経って最近はまたこういうベースってウケるようになってきたんじゃないでしょうか?楽器だってAlleva-Coppoloのようなタイプがキてたりしますからね。
彼のプレイって好きなのですが、今の耳で聴くとどうも一番良かった頃の初期のスチュアート・ゼンダーと音がそっくりですね。
そう思ってクレジットを確認したらワーウィックでした。同じ音です。
そう思ってビルボード東京の画像を確認したらワーウィックでしたな。

ワーウィックってはっきり言って好みじゃないんだけど…この人でしょ、ゼンダーでしょ、そういやプリンスもおかしな音出して弾いてたし…結構好きなプレイヤーばっかりじゃん(汗)。

リマスターして欲しいアルバムのひとつ

2010-02-07 | (かつての)今日のBGM
今朝、お待たせ中だったSFCJメンバー新規/追加登録作業(ここだけの話、正直大変なのよ~)をしながらBGM的に聴いていてふと思ったのでした。

それがこの"COLORBLIND"…良いタイトルですね。肌色差別無いと言う意味よ。
John P. Keeのアルバムでは評価が分かれる作品ですね。
私としてはある一点を除いて充分気に入ってます。
一点とは音。
ドラムプログラミング全盛期モノですからある程度はあきらめます。94年頃は誰でもこんな音作りばっかりでしたよね。
ただね…いくらなんでももうちょっとステレオらしい音場感が(少々強引にでも)あったらなぁ…と聴く度いつも思います。全ての音が真ん中なので(乱暴に言えば)モノラルみたいですよ。マスタリングの問題でしょうか。
時代のせいではないと思うんです。これはまるで89年あたりのCDの音質に近い。94年だと他の音楽はもうちょっと良い音のCDばかりですもん。その後は次第に音圧レベル満タン時代にかえって悪化していくんだけどね、おっと話が逸れました。
幸いなことにゴスペルは音質が少々悪くても楽しめる音楽です…これがアーバン系だったらそうもいかないでしょう。

話逸れついでに、なぜか89年頃のCDは音の良くない物がわりと多いと思うんです(全部が全部とは言わんよ)。昔のCDでも真空管アンプで聴くとちょっと生命感が付加されたりして音質的に改善することが多いのですが、89年頃のCDはどれも改善されないことが多いですね。
例えば、このブログ読んでくれる方は興味ないアーティストだろうけどJane Child(笑ったな)とかNeneh Cherry(笑っただろ)とか…あのあたりも現代のリマスターで聴いてみたいですね。

寝る前にPHIL PERRY

2010-01-24 | (かつての)今日のBGM
フィル・ペリーのソロはこのPure Pleasure('94)しか持っておりません。
彼のソロアルバムは枚数も多くないので全部揃えたいです。
そう言ってずーっと揃えていないわけですけど(汗)。
また、彼のルーツつまりモントクレアーズやペリー&サンリンあたりはほとんど聴いたことがないのが情けないミーハー野郎でもあります(後者は廃盤かな)。

私の最も好きな男性シンガーにはいつも、ついつい、ルーサーを一番に挙げてしまいがちです。
しかし、ボーカルスタイルという一面だけで言わせてもらえるなら自分は「一瞬のテンションが高い直線的でドライなハイトーンのシャウト」(つまりゴスペルの一要素だね)に快感を覚える体質なので、<わかりにくいだろ
となると、
アリ・オリ・ウッドソン、ジェフリー・オズボーン、ジェームス・イングラム…
そしてやはりこのフィル・ペリーですね。
ホー!
きゅーんとくるね。

さて、私のブログの場合、どんなレコ評であれベースのことは出来るだけ触れねばならないと思ってます。
ベースはこの手の音楽ではおなじみのシンセベースと弦ベースが半々です。
冒頭の二曲はアンソニー・ジャクソン。他はエイブとラリー・キンペルとフレディ・ワシントンがそれぞれ一曲だけ弾いてます。この4人でずばぬけてシビレル音質なのがアンソニー。ひとりだけ全然違う。
とくにこのアルバムでのアンソニーの演奏部分はクレジット見るまでてっきりシンベかと思ってました。弦べにしては音圧と立ち上がりがパワフルだけど、シンベにしては音がぷりっとして生々しいし…なんかおかしいなぁと思ったら…やっぱりこのお方でしたか。
アンソニーのフォデラ以降の音源は2種類ありますよね、3フィンガースタイルで6本の弦を自由自在に操り奏でるアコースティックな響きの時と、この音源のような打ち込み真っ青なサンプラー臭いドコドコと響く異常な粒立ちの時が。あれ、弦だからね(笑)。
このアルバムで聴ける後者は、ピックなんだけど勢い殺してアタックとサスティーンをコントロールしてて(思えばあのTボーン・ウォルクも同じテクだったな)私すごく好きな音なんですね。それでいてスウィングしてるんだからもういかなるシンベも太刀打ちできない驚異的な弦ベース演奏となるわけです。指弾きの時より断然好き。自分がピックもスウィングも苦手だからなおさらシビレルとも言えましょう。
音というのも音楽表現の一つですよね。