きのうは真夜中よりも日中の方が低い気温の日でした。きょうはそういうことはなく、きちんと日中の方が高い気温となっています。さっきのラジオでは仙台は最高気温が8.7度か9度のようです。
でも朝方は結構低くて朝の散歩のときはそれなりに寒かったですね。その後外には出ていないので実感はないですが。いや、昼前に年賀はがきを出しに行ったな。きのう懐かしい友から年賀状が届きました。
今年は年賀状が来た人に対して出していますので、かれには出してはいませんでした。50年以上前の友達です。甲子園に住んでいたころの友達です。会いたくてもなかなか会えません。何とかしてお互いに生きているうちに会いたいものですが、岡山県ですのでちょっと遠いなあ。
変な話しですが、みなさんの家の近くには郵便ポストがありますか? 以前は道路を挟んで向かいの家の敷地内にポストがあったのですが、引っ越しとかでポストはぐっと遠くになってしまいました。
今までがあまりに便利なところにあったので、ポストのありがたみが分からなかったのですが、遠くなってしまうといままで如何に恵まれていたか実感しています。
早々きのう午後から夫婦で今年初めての映画鑑賞をしてきました。シニア料金で一人1200円です。以前は1000円だったのにねえ。見た映画は、「ラーゲリより愛を込めて」です。二宮が主演の映画です。(ネタばれになります)
(カワセミはきのうの撮影)
ソ連の裁判で戦争犯罪人とされ懲役25年を言い渡されてしまいます。二宮演じる山本一等兵を中心とした強制収容所生活をリアルに表現しています。それにしてもソ連のやり方はひどいものですね。戦争が終わってからも11年間も強制収容してシベリヤで働かせているのですから。
ロシア文学に傾倒し、ロシア語も話せる山本一等兵、彼の信条は「道義」なのかな。道義が歩かないかで物事を判断し、道義がないことに対してはきちんと反論したり行動するので余計に痛い目にあってしまう。でもくじけない。
しかしながら喉頭がんに侵されてしまい、症状が出てきたときにはもう末期状況という有様で、一応は病院に入院はしますがもはや治療はできないので、せめてということで仲間から勧められて遺書を書き始めます。
仲間が手に入れたノートに遺書を書きましたが、収容所では時々持ち物検査が抜き打ちにありメモ等は持ち出し禁止とされてしまうわけです。そこで仲間が考えたことは、いやあ~なんとも感動的な実話です。
4人の仲間が妻や子どもたちにあてた遺書を預かるわけです。でも、持ち物検査で見つかってはならない、ではどうするか、紙の遺書を残すだけではなく誰にも奪われない頭の中に遺書をしっかりと記憶してしまうのです。紙の遺書は没収されました。
そして11年後山本さんの家を一人一人が訪問して、紙に書き写した遺書を渡し、かつ家族の前で口頭で遺書を伝えるのです。いやあ、本当に感動的な映画となっています。まだ見ていない人は是非ともご覧になることをお勧めします。