鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

猛威は驚異にして脅威

2015-09-11 16:10:06 | 広瀬川

 きょうはあの大震災から4年と6か月ですが、やはり広瀬川の状況を知っていただきたい、ご覧になっていただきたいと思います。 写真が圧倒的に多くなります。

 

 その前に。知人からのメールで「避難勧告出て大変なようですね」というようなことを言われているのですが、大半の人はまさかそんなこと!という意識ではないかと思います。まさにうちの家族もそうでした。

 どういうことなのですかねえ。テレビはずーと見ていたつもりですし、市の広報車が回ってきたわけではないし、町内会の役員(私も役員の端くれですが)から何の連絡もなかったし、過去の経験から言ってもこのくらいの雨ではせいぜいが第一堤防を超えるくらいかなと余裕をもって身構えていたし、家の周辺が浸水する時は上流の大倉ダムが決壊する時とばかり思っていました。

 家の町内ではがけ崩れの心配もないですし、周りが騒いで当の本人たちが全くの蚊帳の外という状態でしたが、考えるまでもなくそういうことでは拙いですよね。本当に大きな災害のときは非常にヤバイことと思います。

 なんでこういうことになるのか、盲点があるようで、その原因究明が必要ですね、そうすることが災害から自分の身(当然周りの人の身も)を守るということにつながるのではないでしょうか。 他人事ではなく自分のこととして考えなければいけないようです。

 確かに今の堤防ができる前だったら、土台部分のところまで水が来ていたかもしれません。 堤防は土や草ではなく、きちんと石垣とコンクリートで作られています。とはいっても建設されてからもうすぐ60年くらいになりますか?ここの堤防も還暦を迎えるのか・・・・。

 

 1回目は朝の6時20分頃広瀬川を見に行きました。広瀬川を見に来ている人は私ばかりでなく、数人いましたし、中には家族でまとまって見に来る人もいました。 ラジオやテレビでは「危ないから川のそばに近づくな!」とは言っていますが、人情として?行ってみたくなるものです。 ましてや近ければ見てみたい。見てみないと気持ちが落ち着きません。納得できません。

 良い・悪い、危険・危険でないという次元のものでもないんだな。 増水しているであろう母なる川を見てみたいというのは、いわばニンゲンの本能みたいなものです。 ついつい引き寄せられてしまうようなものなのです。

 そこで自然と対峙して、諸々なことを考え、感じ、改めて畏敬の念を持って納得し帰宅することになります。 そういう効用があります。効用と言っていいのか、精神の高揚があります。 だから当然自己責任ではあります。

 

 

 

 

 

 

 2回目は10時30分頃です。このときは4時間余が経っていて水もやや少なくはなっていました。 なぜ行ったのか?ある人から右岸の岩盤も崩れているということと、大きな鮎がアスファルトのところに打ち上げられていたということを聞いたからです。

 後者のことになるとやや?正々堂々と発言できるようなことではないですが、個人的には非常に興味があって嫌でも行かざるを得ないようになってしまいました。 結果的には見つかりませんでした。多分大きな鳥の餌食となってしまったのでしょう。

 

  (本流の激流にはただただ圧倒されるばかりです。)

 

 

 

 

 

 夜中のことだったのでしょう、かなり広瀬川は増水して第一堤防(勝手にそう呼んでいますが)を超えたようです。その証拠がはっきりと残っています。写真は澱橋です。

 

 

 以下の3枚はやや上流部で、牛越橋からの広瀬川が左に大きくカーブする左岸側の状態です。

 

 

 ここには緊急時のヘリポートと小さい子ども用の遊具があるところです。ヘリポートは澱橋の上流にもありますが、作っては見たもののどちらも使われることはなかったですね。

 

 

 右岸側のがけ崩れです。いや崩壊ということか。もともとこの部分には亀裂が入っていたのでしょう。

 

 この水はいつも流れています。

 

 この滝は大雨のときにのみ出現する幻の滝です。

 

コメント (1)
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