ドビュッシー「ペレアスとメリザンド」、ご存知ですか?私は初耳。ドビュッシーは知っていましたが、彼が「ぺリアスとメリザンド」というオペラを作曲していたことは知りませんでした。
実は今日は、10月23日と24日に仙フィルが演奏する、ドビュッシーのオペラ「ぺリアスとメリザンド」をより一層理解し、楽しむためのレクチャーが青年文化センターコンサートホールでありました。フランス人の若き指揮者”パスカル・ヴェロ”が解説し、出演するソリストたちがピアノの伴奏で肝心なところを歌って聞かせるというものです。
でも通訳者がついても、マイクの関係かはっきり聞き取れなくて、何を言っているのか意味不明、理解は出来ませんでしたが、ソリストたちの歌声、声量には感心するばかり。テノール・バリトン・バス、いい声です。惚れ惚れしてしまいます。
解説は聞き流し(すみません)、今日配られた佐伯一麦の公演集、40Pの文庫本といっていいですが、そっちの方が面白かった。7月12日に開催されたやはりドビュッシーのオペラをよりよく楽しむための記念講演集です。題して、「『ぺリアスとメリザンド』をめぐってードビュッシーとメーテルリンクー」です。
ドビュッシー関連で、内藤濯、永井荷風、島崎藤村、河上肇、吉行淳之介、五味康祐、島津佑子の名前が出てきて、彼らがいろんな面で関わりがあるということが分かったことが一番ためになりました。やはり文学者は博識です。面白いことを知らされました。
ということでレクチャーは午後6時から7時40分頃で終了しました。
そして8時から9時まで、いよいよ仙くら合唱団(正しくは、「仙フィルと第九をうたう合唱団」です。)の本番に向けた練習のスタートです。
時間が少ないため、いつもは30分行う順子先生の発声練習は15分で終わり、12月の本番の指揮者である小泉和裕先生の4年前?の演奏をみんなで聴いて、山下先生との違いを感じとりました(優秀な人は、多分)。私でもアレ~と思うところが1,2点ありましたが、指揮者によって演奏は本当に変わってくるのですね。淳一先生も、同じテキストであっても指揮者によってテキストを使い分けているとか。注意書きが異なるのでしょうか。大変ですね、先生も。
その後淳一先生による合唱指導。本格的に歌うというよりは歌詞を読むといった方がいいのでしょうか。とくに言われたことは「母音は長く伸ばし、子音は力強く」ということ、小節も一連のつながりがあること、それらを注意して歌うようにとのことなれど、何かと難しいことです。
一つ一つの発音を大切にしながら歌わなければなりませんが、今日早速先生から指差しで間違いを指摘されてしまいました。例によって一番前に陣取っていますから。下手な人は一番前がいいということを、頑なに守っています。辛いこともありますが。
ということで、後半戦がスタートしました。でも2週間ぶりも発声練習はすっきりしました。気分がよかったです。