今日の地元の新聞「河北新報」の夕刊のコラムの記事です。
”相変わらずの曇天の下、暦は八月を告げた。先月十九日の梅雨明け発表以降、昨日までの仙台の日照時間はわずか十八時間ほどと平年の三割弱。こうも涼しいと暑さが恋しい。”
梅雨明けが気象台から発表はされたものの、その後の方が梅雨らしい天気が続くという皮肉な結果となっています。いったいいつになったら夏らしい夏の天気になるのでしょうか???
写真は、昨日の宮城県鳴瀬川の堰堤です。旭橋の下流域の堰堤と思います。となると「明神堰」ということになるのですが、もしかして「入合堰」かもしれません。
とっても立派な堰です。手前が魚道となっています。勾配もきつくなく、魚道の下流は、昨日も紹介したように腰以上の深さのトロとなっていて、これなら十分魚道を遡上することができそうです。
魚道は左岸にしかないようで、遡上しようとする魚は確実にここに集まれるかどうか、不安がないわけではないですが、もしかしたら右岸側にも魚道があるのかもしれません。
川幅がありすぎて見えませんでした。
広瀬川も見習って欲しいものです。
下の写真は、魚道を上から見たものです。流れの本流はどちらかというと右岸側と見えてしまいます。
昨日あった地元の人は、右岸側のところは型は小さいが一杯釣れると言っていました。
昨日貰った「鳴瀬吉田川漁場概要図」によると、鳴瀬川には堰が一杯あります。周りは県内の米倉、食糧倉庫ですから、田んぼに水を引くためにも堰は必要なのでしょう。
あゆの里公園の上流域だけでも、5つもあります。上河原堰・明神堰・入合堰・掃止堰・芋沢堰です。農業の利水権と漁業権との共存も大変かもしれません。
そして鳴瀬川には詳しくは分かりませんが伝統漁法である”ぶっきり”という漁法があるそうです。
何でも刺し網みたいなものでしょうか、あくまでも一人での漁法で、細長い網を持って川に入り、円を描くようにして魚を網の中に追い込む漁法のようです。権利を買った上でできるようです。
伝統漁法と友釣りとの関係も今後どうなっていくのでしょうか。
鳴瀬川の日釣り券は1000円、年券は4000円と安くなっています。嬉しい?のは、小学生、中学生が無料なのはどこも同じだとしても、高校生も無料ということです。もちろん竿釣りと手釣りに限りますが。