今日もまた、職場の近くの梅田川に行って来ました。
たかだか15キロの小さい河川ですが、歴史と伝統がある川です。
この川は貝ヶ森団地の北側を流れています。
先月はこの川の源流域の様子をお知らせしました。
今日はその川にすむ魚や昆虫類を紹介します。
写真のように本当に小さい川です。川幅は3から4メートル、川底は岩盤で、深さは数センチ、深いところでも30センチくらいのものです。
川の両側は草に覆われています。
こんな川にも生物はいるのですね。
ちょっと深いところで、魚が隠れるのに丁度いい石があるところには鯉の親子が住んでいました。この鯉は40センチくらいありましたか。
二番目に大きい魚はフナです。
そのほかはアメリカザリガニやヨシノボリが多かったです。
ヨシノボリは吸盤を持っているので、どこにでも行ける便利な、生命力の強い魚です。
ここまでならまあ何も問題はないのですが・・・・。
ここにも何となんとナント、いるのです、そうなのです、「ブラックバス」がいるのです。
この川の上流域には大きな沼があり、そこに誰かがブラックバスを放流したのでしょう。その子どもたちが増水等で沼から流れてきたと思います。
現在は法律や条例で、ブラックバス等の放流や釣った(捕獲した)後の再放流は厳しく禁止されています。このブラックバスの子どもたちは、写真のように死ぬ運命しか残されていません。魚が悪いわけではなく、魚は気の毒としか言いようがありません。
でも、ここには今は絶滅危惧種に指定されている「めだか」もいたのです。写真は撮れませんでしたが、割と大きく太っていました。
川がそれなりに綺麗であれば、魚はすむのですね。 梅田川はお世辞にも綺麗とは言いがたいですが、それでも数種類の魚が住んでいる。
せめて魚が住める状態の河川を残しておきたいものです。子どもたちのためにも。