鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

小国川穴あきダム

2007-02-08 23:47:10 | 提案・要望

 その後どうなっているのだろうかと内心心配していたことですが、山形県の小国川の穴あきダムのその後について、昨日の新聞によって少し知ることができました。

 

 地元の河北新報(=河北)と山形新聞(=山新)の記事は、ほとんど同じといってもいいくらいなのです(内容も構成も)が 、それでもよく読むと違いがあります。別に問題にするほどのことではありませんが。

 ではありますが、二つの記事を比べてみるとどうなるか。

 ・まず、見出しから。

「小国川漁協、県説明会を拒否・最上町の穴あきダムめぐり」(山新)

「最上小国川ダム山形県の説明会 漁協が開催拒否」(河北)

 

 ・説明会開催趣旨。

「こうした一連の経緯、今後の進め方について、ダム反対の漁協側に理解を求める場として県が企画。8日に舟形町中央公民館で開く予定だった」(山新)

「説明会は8日、漁協役員約20名を対象に船形町内で開き、県土木部が2007年度政府予算でのダム建設計画の位置付け、今後の調査内容などを説明する予定だった」

 

 ・国の予算額について。

「1億4000万円の調査費」(山新)

「環境・地質調査費、ダム本体の概略設計費として1億4000万円」

 

 ・斎藤知事の発言内容について。

「説明会申し入れを再度行うとする一方で『漁協が説明会快哉の要請を受けない姿勢に徹するならば、組合員を含めた住民説明会の形で理解を求めていく』」(山新)

「計画を誠実に説明するつもりだった。説明会を再度申し入れても漁協が受け入れない場合、対象を一般住民に拡大することを検討したい」(河北)

 

 ・沼沢組合長の発言内容について。

「当初は河川やアユへの調査協力を求めるための話し合いと聞いていたが、事前に県から届いた文書で河川整備計画の説明と分かった。ダムありきの説明なら聞いても仕方ない。相互に歩み寄れる中身のある協議を求めたい」(山新)

「県側が従来通りの説明を繰り返す予定だと分かったので、断った。こちらがお願いしている『なぜダム以外の治水対策ではだめなのか』という点での説明だと思っていたので残念」(河北)

 

 これは県側のアリバイづくりの一環でしょう。どっちみち合意は無理だけど県側から申し入れをしたのだということが大事なわけです。

 漁協側が申し入れを受け入れるかどうかは関係ないこと。調査費がついたということで、内容はどうあれ、形だけでも住民説明会を開催しているという実績を積み上げて、何とかして国の建設採択を受けたいということでしょう。

 何とかして大きな反対行動を起こさないと、建設が採択されかねません。これからが本番です。なんとしても採択されないようにしないと。

 

 

コメント (1)
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