鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

男女共学化

2007-02-06 22:57:50 | 提案・要望

 写真は、宮城県仙台第二高等学校(=仙台二高)の男女共学化施設整備工事の掲示板です。期間はとっくに過ぎているのですが、まだ金網に張られてます。

 

 仙台二高は、澱橋を渡ってすぐのところにあります。現在は宮城県ではナンバー1の進学校で、伝統的な男子校でした。「でした。」というのは、19年度から男女共学の高校になるからです。84人の女子生徒が受験するようです。

 

 歴史は古く、明治33年・西暦1900年4月に宮城県第二中学校として創設されました。(関係ないですが、明治33年というと私のおば(父の姉)が生まれた年でもあります。)

 その後明治37年に宮城県立仙台第二中学校と改称。

 大正8年に宮城県仙台第二中学校となり、昭和23年に現在の宮城県仙台第二高等学校となり、現在に至っています。

 

 そういう長い歴史があるため、著名人も多く輩出しています。だから、宮城県教育委員会が仙台二高の男女共学化を決定してからは、大掛かりな反対運動が展開されました。

 男子校という伝統を守れ、別学でも憲法に違反するものではないということで同窓会が中心となって反対運動を起こしたものですが、県教委は決定を覆すことはなく、男女共学が決定し、4月からは女子生徒が通学するようになります。

 

 約2年前に新しく県知事となった人の公約の一つに、仙台二高の男女共学化を見直すというのがありましたが、それでも県教委は筋を通したというのは見上げたものです。

 それに対して、仙台市長は「県の教育史の最大の汚点だ」といったとか。馬鹿なことを言うものです。伝統を重んじる復古主義者だから当然といえば当然の発言ともいえますが。

 

 工事内容は、建築工事が39,890千円、電気工事が3,980千円、機械設備工事が16,500千円となっています。工事費の合計は60,370千円です。これで女子トイレや更衣室等の工事を行ったのでしょう。

 

 今年は異常としか言いようのない暖冬で、この分では桜は3月中に咲いたりしてとか思ってしまいますが、仙台二高は学校の周りが桜の名所でもあります。桜の老木?が学校を取り囲んでいます。

 何しろ、私が小学校に入学した時の春の遠足が、仙台二高でした。桜見学です。もちろん歩いて。

 また、からたちの木も一杯あって、子どもの頃はよくアゲハ蝶の幼虫を採りにいったものです。ついでに校庭の片隅で野球をして遊んだりもしたものでした。

 名実ともに県内のトップの高校であるからこそ、率先して共学化を図ることに意味があります。今年の春が楽しみです。

 私の母校ではありません。

 


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