今年10月から受講を始めた、図書館司書の通信教育。
こないだ、3週間にわたって行われたスクーリングで、パスファインダーなるものを作った。
パスファインダーとは。
例えばある人が、「人間は水の上を走ることができるのか」なんて疑問を持ったとする。
そのことについて調べるには、どんな本や記事に当たったらいいか。
回答を手に入れる手段を集めた、いわゆる「お助けガイド」みたいなもん、とでも言うたらええやろか。
ポイントは、パスファインダーには回答そのものを書いたらあかんこと。
利用者が自分で答えにたどり着けるよう、助けるためのツールであること。
ちょっとイケズか? と思たりもするけど、そういうもんやねんて。
まず、講師の先生が、テーマを5種類ほど提示する。
さっきの「人間は水の上云々」みたいなやつ。
学生は4~5人のグループに分かれて、グループごとに取り組みたいテーマを選ぶ。
で、そのテーマの回答にたどり着くためのパスファインダーを、グループ全員で相談しながら作るのである。
私らのグループが選んだテーマは、
気象や科学の実験で見られる現象についての設問。
試験問題を公開したらまずいのと同様、この設問公開もひょっとして問題あるかもしれんので、詳しいことは書かんでおく。
けど、60数年生きてきて、全く初めて聞いた現象名やってん。
グループの皆も、知らんかってんて。
その現象がね、今朝たまたま自分の家から見えてん。
ほら、雲の間から後光みたいなのが射し込んでるよね。
わお!
そうか、これがあの「○○現象」なんか。
もし気になったら、いろいろ資料に当たってみてください。
というか、図書館に行って、「こうこうこういうことについて知りたいんですけど」って、図書館員に質問してみてください。
あなたの町の図書館のことが、今までよりもうちょっとわかってくるかもしれませんよってに。