猫はしょっちゅうすりすりする。
自分の匂いをつけて安心するとか、所有物と決めた物に匂いをにつけるとからしいのだが、こっちにしてみりゃ頬ずりされてるみたいでとても嬉しい。
ひげの辺りに匂いを出す場所があって、それをぬりぃ~んとこすりつけて来る。
たまに人のメガネの角でしつこくグリグリするのは、単にかゆいだけな気もするが…。
二代目猫は、最初の頃人が歩くと足元をずっと追って来て、立ち止まると人の足を下から上ににゅるり~んとこすってきたもんです。
立ち上がりながらこするそのすがたは、ドジョウが息継ぎのために水面に上がってくる様子によく似てました。
で、しばらく「ドジョウ」と呼ばれてました。
柱とかにもやってたのでここは自分の場所!って決めたって事だったのかな。
初めて家に入った時、立ったまま尻尾を立ててカーテンにおしっこをかけたので、てっきりオスだと思ったらメスでした。
スプレーはオスだけかと思ってたら違うのねぇ。
ただし、後にも先にもそれ1回でした。
前脚をお化けのように垂らし、後ろ足で立ち上がるその姿、「や~い、ドジョウ猫。」と言いながら楽しんだもんです。
柱にはすりすりするけど、ダンナには決してすりすりしませんでした。
ダンナに慣れたのは、もっともっとずっと後。
羨ましかったと、後に語っておりました。
猫が顔を寄せて来てすりすりしたら、それは親愛の合図。
嫌がらずに受け止めてあげてね。