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第27回アフリカ連合総会、ここがポイント!(3)〜そして委員長人事はいかに?!

2016-07-20 07:30:30 | アフリカ情勢
7月17日から18日までの二日間、アフリカ連合(AU)総会、首脳サミットが行われた。前回に続き、この話題。

南スーダン、テロとの戦い、ガバナンスと憲法改正、国際刑事裁判所、アジェンダ2063に共通パスポート・・・たくさんの議題がある中、最も大きなアジェンダは、AU委員長の人事でもあった。

第27回アフリカ連合総会、ここがポイント!
第一話 またまた話題満載のサミット
第二話 委員長はだれの手に?

その委員長選挙、結果は・・・?



委員長選挙には三人が出馬していた。赤道ギニアのアガピト・ンバ・モクイ氏、ボツワナのペロノミ・ヴァンソン・モイトイ氏、そしてウガンダのスペシオーザ・ワンディラ・カジブウェ氏である。

委員長に選ばれるには、投票を繰り返し、決選投票で2/3の票を得る必要がある。ところが、今回の選挙にあたって、西アフリカ経済共同体(ECOWAS)加盟15カ国から、投票の次回への延期動議が提出された。

総会ではECOWASを代表して、リベリアの大統領、エレン・アンサン・シェリフ女史が発言を求めるが、議長のチャドのイドリス・デビ大統領はこれを認めなかった。それに対し、延期派の大統領は強く反発。議場をあとにする、と発言した元首もいれば、コートジボワールのアラサン・ワタラ大統領は晩餐会への出席を見合わせた。

そして投票。一回目ではウガンダのワンディラ・カジブウェが敗退。二人が決戦ラウンドに進んだが、ボツワナのヴェンソン・モイトイ氏が23票。最多票は・・・なんと28票投じられた棄権であった。延期派が奇しくも勝利?した格好だった。

ということで、AU委員長選挙は、次回に持ち越しということとなった。

(おわり)

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