ぶらぶら★アフリック

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その後のエボラ事情(2)~ゼロ更新のリベリアで新規症例・・・

2015-03-24 07:30:45 | アフリカ情勢
アフリカ、そしてギニア・エボラ事情、シリーズで現状についてのお話をしている。

きのうの記事、まだご覧でない方はぜひこちらから!


さて。

リベリアが約1ヶ月の連続新規症例ゼロを更新し、収束のメドとなる42日間を目指して邁進中・・・と思われていたその矢先、21日、外電は一斉に新規症例発生を報じた。


リベリアで新規症例、エボラに感染?(RFI)

隣国は引き続き警戒モード(RFI)


42日間まで、あと少しだったのに。。記事にはこう出ている。

20日、リベリアの首都モンロビアでエボラの新規患者が発見された。患者は女性。現在、彼女がどこで、だれからエボラ・ウィルスに感染したのか、原因特定が行われているが、同国の政府報道官によれば、「あくまで憶測」としつつも、「過去エボラに罹患し、回復した男性との接触が原因ではないか」としている。


別の記事いわく。

「この男性との性交渉が原因である可能性がある。ウィルスは、エボラからの回復したとしても、その後約3か月間、精液の中で生き続ける。」

さらに、’Jeune Afrique’の記事でも、こう報じている。

Ebola : trois jours de confinement total de la population pour endiguer l'épidémie

「WHOによれば、エボラからの回復後も、82日間、つまり12週間、精液がウィルスを媒体する可能性がある。」


「いち抜け」と目されたリベリアでの症例。非常に残念だ。しかしリベリア政府報道官はいう。

「この1件をもって、何ら落胆することはない。状況はコントロール下にある。」

「しかし、もし新規症例ゼロが42日間続いたとしても、シエラレオネ、ギニアが新規症例を観測し続けている限り、リベリアにとっての危機が去ったことにはならない。」「今回の措置を受けて、われわれはすでに必要な措置は取った。国民は、衛生上の予防対策をしっかり続け、またエボラのことを忘れ去らないでほしい」


(つづく)

(ギニア、コナクリのWHO内。関係機関を巻き込み、エボラ対策本部が設置されている。)







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