ぶらぶら★アフリック

アフリカ・プロモーター、ンボテ★飯村がお送りする100%アフリカ仏族ぶらぶらトーク!

お誕生日について

2013-12-29 00:00:14 | ぶらぶらアフリカ論
家族、友人、恋人。。。お誕生日はかけがえのない隣人たちのメモリアルデー。ひとりひとりの、オリジナルの大切な記念日だ。

ンボテの誕生日は10月28日。さそり座。ンボテ的にはフランス・ワールドカップを逃したあの「ドーハの悲劇」の日だと思っていたが笑、会社のステキなアシスタントさんがちゃんと調べてくれた。ビル・ゲイツ、ジュリア・ロバーツ、倉木麻衣と同じ誕生日らしい。そう聴くと悪くない笑。


お誕生日といえばケーキ、ロウソク。そして♩ハッピーバースデーの歌。

この歌、アフリカを含むフランス語圏では、もちろんフランス語で歌うのだが、その字余り感がムリでたまらない。

♩Joyeux anniversaire,
Joyeux anniversaire,
Joyeux anniversaire (人の名前),
Joyeux anniversaire!


カタカナで英語と対照するとこんな感じだ。

♩ハッピー /バースデー/トゥー/ユー
♩ジョワユー/アーニ/ヴェル/セル

ムリ感が伝わるだろうか?笑

そして英語同様、仏語でも二番がある。
♩Quel âge avez-vous?...
(ケラージュ アベ ブ?=あんたいくつになったの?笑)
どさくさにまぎれて聞いてみたい笑。

(こんなアフリカの絵本もあります)



さてアフリカでもお誕生日は大切な日。とある知人のセネガル人は、ケーキこそなかったが、鶏のごちそうに、豪勢なチュブジェン、クスクスなどを用意。最後はスイカやマンゴー、季節の果物だ。

(セネガル名物、アフリカパエリア?!「チュブジェン」)



ところかわって、コンゴ。私がキンシャサにカバン一つで乗り込み、小さな事務所を立ち上げた頃。治安も悪く、自由も娯楽も少ない。そして悪いガバナンスとの戦いのタフな日々。そんな中でも、限られた日本人と、コンゴ人スタッフとの固い絆で乗り越えてきた。

当時、私が趣を凝らしたのは、一人一人を大切にしようと思いついたこと。・・・それはサプライズ・バースデー。そう、所員それぞれの誕生日に、他の所員みんなでこっそり企画したサプライズ企画をぶつけることだ。


説教だとして呼び出した会議室にケーキがずらり、あるいはお使いに出させた場所に先回りし、そこでパーティーを仕込んでおいたり。そのうちバレるのでわざと三日遅れでやったり、前夜に突然企画したり。とにかくお互いをビックリさせようと知恵を出しあった。


ある朝、私が早朝出勤をして事務所で仕事をしていると階下の所員から緊急電話。「所長!水道管が破裂して洪水しています!大変、助けてぇ~!」

私は慌てて作業服に着替え、現場に飛んで行くと、、、所員がずらりと並び、オムレツの朝食を用意してくれていた。そして'♩Joyeux anniversaire!'。必死の毎日に追われ、すっかり忘れていたが、その日はンボテの誕生日だったのだ。洪水したのは私の涙腺だった。


あたりまえだが、毎日が誰かの誕生日。そしてその大切な人の記念日を祝福している人がいる。私からも、遠く世界のどこかでお誕生日を迎えているひとへ、お祝いと感謝を込めて。
Joyeux Anniverssaire!



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