ぶらぶら★アフリック

アフリカ・プロモーター、ンボテ★飯村がお送りする100%アフリカ仏族ぶらぶらトーク!

アフリカごはん論(1)~なぜ太るのか?

2013-05-14 07:30:29 | アフリカごはんとビール
食うからでしょ!(笑)

前職、元「隊員」(笑)のわたし。
甘いものと女性は苦手だか、食べ物は大抵なんでもうまい。なので俺に食べ物の評価を求めるのはやめた方がいい。なんでもうまいという。
なんせ人生でマズいと思ったメシは、三度しかない。

(写真:西アフリカの鉄板メニュー、チュブジェン=魚の落花生油炊き込みパエリヤ)


それにしてもアフリカご飯はうまい。
もちろん、毎日、毎日、朝・昼・晩と食ってたら結構きついものはある。第一、激太る。

なぜなら、ベースに容赦のないこってり油を使っている。キャノーラ油とか、リノールなんとかとか、そんな手ぬるいものはない。

西アフリカでは落花生油、沿岸に沿って南下するにつれ、パーム油。油を大量に使うことが一つの豊かさを誇示するステイタスだ。油が全面にたってガツンと攻めてくる。

さらに、その量。
とにかく質より量だ。もてなしと言えば量でもてなせって感じだ。日本の田舎でもそうだが、jusqu'a la mort、死ぬまで食わされる。 

また特に主食がガツンとくる。アフリカではもともとミレット、ひえ類が中心であったが、やはりマニョック(キャッサバ)が好まれる。しかし、フランスの植民地となったのちは、インドシナからコメが流入し、今ではコメが多用される。西アフリカのセネガルではひとりあたりのコメ消費量が日本人よりも多い。

コートジボワールでは、アフリカのクスクスといってもいいだろう、アチェケという食べ物が伝統的主食。

しかし。
毎回訪問するたびに、現地スタッフを招いてレストランで食事を振る舞うが、喜んでアチェケを注文しているのが・・・・オレだけだったりする。付け合わせ、どうしますか、なんて聞かれなくても、「ムッシュ・ンボテはアチェケ、あとはコメ」と、オートマティックに注文が入ることもある。日本でパン食がコメを脅かしているのと似ているだろうか。

私が好きなのは、マニョックをふかして、発酵させた、「フフ」。もちもち感が心地よく、調子に乗って食べてしまう。

しかし。あとで腹の中ですごいことになる。むかし縁日で買った、水に入れると巨大にふくれあがる、アノ恐竜のおもちゃ、あれなんて名前なんだろ?まあ、いいや。アレと同じことがオレのはらわたで起きるのだ。

調子に乗って食べる輩には、アフリカはオール養豚場、ということになる。そこに飢餓の危機はない。

(つづく)

(写真:コートジボワール、ひるどきアフリカごはん。向かって左がコメ(当たり前か?!、右がアチェケ)



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