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日本とアフリカ・中国の影~遅読みJeune Afrique No.2766(2)

2014-01-20 07:30:12 | アフリカ情勢
先日アップした「遅読みJeune Afrique No.2766」。一つだけ、日本に関するニュースがあったので、要約をご紹介しておきたい。




◆日本とアフリカ・中国の影
~アフリカにおけるビジネスパートナーにとって、日本は中国の向こうに隠れた遠い存在。安倍信三首相、遅れを取り戻す。


昨年6月に開催されたアフリカ開発会議【TICAD V】。安倍首相は早期のアフリカ訪問をコミット。さっそく8月には自衛隊の海外基地を擁するジブチへ。そして5か月後の今、コートジボワール、モザンビーク、エチオピアの3か国を訪問というわけだ。30名の企業最高幹部を含む250名のミッションを引き連れて。

成果。エチオピアの地熱発電に77百万ユーロ、モザンビークに423百万ユーロ。そしてアビジャンでは西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)の11か国のサミットが開催された。

目的は火を見るより明らかだ。日本とアフリカの貿易振興、拡大。そしてアフリカの資源へのアクセスだ。現在は日本にとっての商敵、中国がアフリカにとって最大の貿易相手だ。同行した世耕官房副長官「首相がどこかの国を訪問すると、いつも中国への対抗という構図で報じられる。それは我々の意図とは違う。アフリカは日本にとってそもそも重要。中国がアフリカに持つ利益とは相いれない。」



◆あわせて読む 刀削麺シリーズ「アフリカと中国」
第一話 こと始め
第二話 冷戦が作った関係
第三話 中国の戦略
第四話 資源国との付き合い
第五話 コンゴのコントラ・シノワ(前編)
第六話 コンゴのコントラ・シノワ(中編)
第七話 コンゴのコントラ・シノワ(後編)
第八話 日常に見る中国
第九話 まとめブログ
第十話 魚資源が危ない!

番外編 トウショウメンの数々

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