摂氏911

自然な生き方をめざす女性が、日々のできごと、感じたことなどをつづります。

消費社会のワナ

2009-02-12 23:30:14 | 気づき
ここのところ断捨離の作業をしていて
気づいたことがあります。
消費社会の中で何となく
踊らされてしまっていること、3点ほど。
以前から言われていたことや、
断捨離のセミナーで聞いたことばかりですが、
自分もそこにはまっていたのかと実感したのです。

1つは、私たちは何かを買う時に
いくら払うか、本当に必要かということよりも、
何パーセント割引されているかとういことに
興味をひかれてしまうということです。
私はつい昨日もそれに引っかかってしまいました。

夕飯のおかずを買いにスーパーへ行った時、
中華の惣菜屋さんがちょうど全品2割引を始めたところで、
そばにいた人達が足を止めて買い始めたのです。
たいして量は入っていないのに定価で1品650円と
レストランの一皿と同じくらい高めなのですが、
2割引だと何だか得した気になってしまいます。
後から考えたら、スーパーの中の惣菜売り場なら
同じようなものがもっと安かったはずです。
まぁ、おいしかったから許しますけど。

今回断捨離することになった服を見てみると、
セールで買ったものが多いことが分かりました。
(というか、そもそも青札で買うことが
ほとんどないんですが)
中には同じものを色違いで持っていたりします。
つい「半額なら、もう1つ買っておこう」などと
思ってしまうからですね。

もう1つ気づいたのは、やはり単価の安いもの、
無料のものはたまりやすいということ。
子どものおもちゃはそのいい例です。
レストランに行けばお子様セットを頼んで、
ちゃちなおもちゃをもらうし、
ガソリンを入れるとガチャガチャをやらせてもらって
またおもちゃをもらいます。
大人の世界でも、展示会やセミナーに行けば
ボールペンやら何やらいろいろもらうし、
ホテルでは歯ブラシが標準装備、
納豆にはタレとからしもついている。
ここまで何でもサービスでついてくるのは、
日本くらいだと思います。

断捨離セミナーでは、
おまけでもらったものを使っているのは、
自分はその程度のものがふさわしいと考えることだと
言われました。
たまたまそれが気に入ったならいいのですが、
そうでないなら、自分を心地よくしてくれるものを
ちゃんと選んで買って使いましょうということです。

さらにもう1つ気づいたことは、
私たちは常に今の自分ではダメだから、
○○、××を買って変わりましょう
という暗示にさらされているらしいということです。

今回私が断捨離した服には、
私があえてイメージチェンジをはかった時のものが
少なからずあります。
「なんかもう少し変わったほうがいいんじゃないか?」
という不安や期待があった時、
それまでの自分が敬遠していたような服を
あえて買ってみたりしましたが、
結局着なくてたんすの肥やしになってました。

振り返ってみると、イメージチェンジをはかった時は、
何か外からのメッセージがあった気がします。
それは私の場合雑誌やテレビではないとは思うけど、
自分の内側から本当に必要性を感じてないのに、
誰かの言葉を鵜のみにしすぎたのかもしれません。
でも、メディアを見ると、「マストアイテム」とか
そんな言葉があふれていて、
自分に本当に自信がなければ
つい「そうかな?」と思ってしまうと思われます。

服にしても、他のものにしても
結局残ったのは飽きの来ないベーシックなものでした。
予算や保管のスペース、着る機会も限られた
私みたいな人なら、それで十分なんだと思います。

亡くなった父がスーツを買うとき、お店の人に
「無難な」という要望を出していたのを以前聞いて、
母と私はいかにも父らしいと思い
よく笑っていました。
今、父のそんな堅実さは間違ってなかったんだなと
実感しています。

引越し前にほしい手助け

2009-02-12 00:24:44 | 家族・家のこと
今日は休日で夫も家にいたので、
2人で引越し準備(のための断捨離)に精を出しました。
お昼は残っていたカレーを食べたら、
どうにも眠くなってしまったので、
ヘミシンクのキャットナッパーという
約30分で集中して寝るためのCDを聞きながら
昼寝した後、作業を続けました。
夕飯は、スーパーで買ってきた中華の惣菜とそば。
作業を終えたのは、ついさっき、23時過ぎでした。

ありがたいことに、引越しがあるという話をすると
「何かできることがあったら言ってね」と
言ってくれる友人・知人が多いです。
心理学の講座でよく「助けて」と言えるようになることが
大切だと言われているので、
私も機会があれば好意に甘えたいのですが、
どんな作業を手伝ってもらったらいいのか
思いつきませんでした。

でも、こうして作業を始めてみると、
断捨離やパッキングは判断に継ぐ判断で、
引っ越した後のことを考えると
結局自分でやったほうが効率的だと実感しました。
一方で、子どもの面倒や食事やお風呂の準備など
日常的なことに手が回らなくなるので、
ここを手伝ってもらえると
とても助かるなぁと思いました。

3月になったら、実家の母が金沢観光を兼ねて
手伝いに来てくれるので、
その時は息子のお弁当づくりも頼んじゃおうと
思ってます

それから、断捨離していらないものが
いろいろ出てくるので、
それをそれぞれ売ったり、引き取り手を探したり、
処分したりすることをを手助けしてもらえたら、
なおありがたいだろうなと思います。

もう少し断捨離が進んだら、
期間限定で断捨離の作業や
譲りたいもののリストなどを載せた別のブログを
作ってみようかなと思ってます。
少しでも引き取ってくれる方が見つかって、
ものを捨てないですんだらいいんだけど。

そのブログができたら、ぜひ見に来てくださいね