摂氏911

自然な生き方をめざす女性が、日々のできごと、感じたことなどをつづります。

「あなたは悪くない」

2009-02-08 23:40:35 | 気づき
今日はまた心理学のワークショップがありました。
いつものように、心理学のキーワードが書かれた
セルフセラピーカードを1人1人引いてみることから
始まりました。
私が引いたのは、「ダークストーリー」というカード。
これは日本人に多い思考パターンのことだそうで、
「あてにしていてダメだったらがっかりするから、
最悪の場合を考えておこう」というものです。
でも、野球でキャッチャーがミットを構えたところに
ボールが投げられるように、
「こうなるかもしれない」と考えていることが
実際に起こってしまうのだそうです。

実は、私もそのワナに昨日陥りそうになりました。
夫が保育園の申込書をコンビニでコピーして、
個人情報満載のその原本を忘れてきてしまったのです。
その情報を使われて、変なことをされたらどうしようと
とても心配になり、自分の普段のおっちょこちょいを棚に上げ、
夫を責めたくなっていました。

でも、自分がそんな原稿を見たら、
まず店員さんに届けるだろうと思ったら、
そう考える人のほうが多いだろうと思えてきて、
いずれにしてもこれも何か意味があることだろうから、
なるようになるだろうと明らめました。
そして、今朝夫がコンビニに電話したら、
お店が原稿を預かっていてくれました。

おもしろいことに、泰三さんも昨日似たような経験をしたそうです。
大金や障害者手帳の入った財布を落としてしまったそうですが、
やはりそれを拾った店員さんが中に障害者手帳を見つけ、
すぐに連絡をくれたとのことです。

私も泰三さんも、最悪のパターンを
少なくとも抱きつづけはしなかったのが
いい結果につながったのかな?


いろんな犯罪が報道され、警戒を呼びかける中で
人への信頼を持ちつづけるのは難しいことです。
むしろ安易に人を信頼することは、
バカにされたりします。
それでも、人を、そしてその集合体である社会を
敵視しないことが大切だというのが、
今日最後のセッションのテーマでした。

よく泰三さんが話すのが、「2丁拳銃」という例えや
「人を呪わば穴二つ」ということわざです。
人を責める人は、必ず同時に自分も責めているそうです。
自分が罪悪感を持っている人ほど、
相手を責めてしまうのだそうです。

だから、責めたい相手がいたら、
その人にかけるべき言葉は、罪悪感をほぐす
「あなたは悪くない」という言葉だとのこと。
アメリカ映画「旅立ち」の中でも、
ロビン・ウィリアムズ演じるカウンセラーが
子どもの頃のトラウマから反社会的な行動を続ける青年に
「あなたは悪くない」という言葉を繰り返すと、
しまいには青年が号泣してしまうというシーンがありました。

また、長年犯罪者のカウンセリングをしている人の話として
以前何かで読んだのですが、
犯罪者が本当に罪を反省し真実を告白するためには、
まずその犯罪者に対して「あなたも大変だったんですね」
と理解を示すと、その後がスムーズに行くのだそうです。
刑罰を重くしようという
今の社会が向かっている方向は、その正反対だと思います。
いつも思うのですが、真理は一見逆説的なことの中にこそ
潜んでいるんじゃないかな。


「もし世界中の人が3秒だけ『誰も悪くない』と思えたら、
世界に戦争はなくなる。
ジョン・レノンなどが言っていた『戦争は心の中にある』
というのは、そういうこと。
気づいた私たちからやっていこう」と泰三さんは言いました。
まず、何かあれば一番責めてしまう対象、自分自身に
「あなたは悪くない」と言い聞かせ、
そしてその次に責めたくなる人にも
同じ言葉をかけてみることに、私も挑戦してみます。

断捨離しながらちょっといいこと~古着支援

2009-02-08 00:14:21 | 社会活動
友人の日記で、今の私にとって
とてもタイムリーな情報を見つけました。
断捨離の作業をしようとすると、
「これはまだ使えるな、誰かに使ってもらえないかなぁ」
と思って、手放すのをためらってしまうことがあります。
そんな時、手放したいものを
誰か必要としている人のところへ届ける方法があったら、
ものを捨てる罪悪感がなくなって、
モチベーションがあがります。

以下は、古着をタイのミャンマー難民に送る
プロジェクトの情報です。
実際に物を送るのは6月1日から10日までの間なので、
それまでは送りたいものを保管しておいてくださいね。


-----------------------------------(以下、友人の日記からの転載)


【古着を送る 期間限定6/1~10 わかちあいプロジェクト古着支援】

http://www.wakachiai.com/wp/clothes/index.html

第17回 2009年度 古着支援要項

注意点

受付期間は2009年6月1日から6月10日です。
こちらに保管する場所はありませんので、各自そのときまで保管をお願いいたします。

■支援先(予定) タイのミヤンマー難民キャンプ
 *5歳以下の幼児の衣服が特に必要ですので、ご協力ください。

■ 2009年も以下の要項に従って古着を集めます。ご協力お願いいたします。
■ 送り先と受け付け期間を間違えないようにお願いいたします。
■ 衣料品以外のものは対象外ですので御了解ください。


■ ズボン、ティーシャツ、スカート、ワイシャツ、ジーパン、背広、スーツ、トレーナー、ジャージ、カーデガン、セーター、コートなど
 タオル、シーツも可。
■中学、高校などで使ったジャージが特に喜ばれています。
■不可なもの;靴下、ハンカチ、下着、靴、ベルト、ぬいぐるみ、バック、帽子、ネクタイ(難民、避難民は数千から数万単位の数ですので、中途半端な数では支給できません)

■古着の状態: 洗濯に出したもの、あるいは自分で洗濯してアイロンをかけたものにしてください。
古着の個数 ダンボール箱、7000個以上(皆さん全員の支援目標です。40フィートコンテナ7台)

■送り先
〒140-0003 品川区八潮2ー8 ジャパンエキスプレス内1F 佐川グローバルロジスティクス
TEL 03-3790-6791
(現地への持ち込み可。宅配業者は自由)
■受付期間 2009年6月1日(月)~6月10日(水)(この期間に到着するようにお送りください)
■ダンボールの大きさ 引越し用段ボール箱大の大きさまで(縦・横・高さの合計が1.5mまで)
■送料募金のお願い ダンボール1箱あたり、1.500円(日本から現地までのコンテナ輸送費、通関費用、現地の運搬費用)
■佐川の倉庫までの送料は募金とは別に各自ご負担ください。
■古着だけのご寄付は受けかねますので、よろしくご協力ください。
(荷物と一緒にカンパを送られますと、そのまま現地まで送られてしまいます。ご面倒ですが郵便振替でご送金ください)クレジットカードで募金ができます。
■カンパ送金先郵便振替口座 名称:わかちあいプロジェクト
 番号:00130-7-762258 
 (古着送料募金とごお書きください。振替用紙は郵便局にあります) 

主催団体 わかちあいプロジェクト (聖パウロ教会内)
TEL:03-3634-7809
FAX:03-3634-7808
E-mail:wp@wakachiai.com
HP:http://www.wakachiai.com
現地の責任団体

TBBC Thailand Burma Border Consoritium 

http://www.tbbc.org/