草花の少なくなるこの時期、植物園のお楽しみは紅葉だけではありません。
春の花と思われているこちらの花も、今ちょうど見頃です。
その花とは・・・そう、サクラです。
こちらは八重咲きのコブクザクラ。白とピンクが隣り合って咲いていました。
結構大きな木ですが、花はポツポツです。
春のように一斉には咲きません。
お隣にあったのがこちら。
一重の秋のサクラの代表格、フユザクラです。
こちらも白とピンクが隣り合わせ!
普通は白かごく淡いピンクですが、こんなこともあるんですね~
他にもありました。
可愛いピンクのこちらの一重の桜は、アーコレード。
春に咲いている姿を投稿しましたが、秋にも咲きます。
そして少しだけ咲いていたこちらの桜はジュウガツザクラ。
10月と言う名前ですが、秋から春まで、ずっと咲いています。
こちらこの時には少なかったですが、12月下旬にはびっしり咲きます。
まるで雪が舞っているようです。
さて、ジュウガツザクラの後ろ側が少し赤っぽくなっているのがお分かりでしょうか。
後ろはラクウショウの径になっています。
ところが・・・
まだ紅葉してない??
いえいえ、先の方に進むとしっかりと濃いオレンジ色に紅葉していました。
今年の紅葉はみなこんな感じで、同じ場所でも紅葉している木、緑の木が混じっています。
オレンジ色の木を見るとテンション上がります!
実も残っていました。さすがにもうネチネチではなく、触っても大丈夫です。
全体はこんな感じです。見ての通り、右側と左側でラクウショウの色が全然違います。
どうしてこんなことになるのでしょうね。
日当たりの違いがあるようには思えないのですが・・・
こちらは園内でも結構沢山みられる木。こちらは黄葉です。
何かお分かりですか?
・・・これで分かったらすごいです。
ではこれはどうでしょうか。同じ木です。
葉だけでは難しいかもしれませんが、冬芽が見えたら分かるかも。
シナマンサクです。この時期にもう花芽が付いています。
紅葉と実が同時に見られるこの木はナナカマドです。
いつもは葉が真っ赤になるのに、やはり緑と赤。
サルスベリは真っ赤!
例年こんなに赤くならないのに不思議です。
モクゲンジの実はすっかり茶色になって残っていました。
実といえば、こちらのオオサンザシ。
今年はたわわに実を付けていました。
結構粒が大きく、食べられるそうです。
食べられます、と書いてあったら食べたくなります。
こんなにあるのに、手の届くところには実がありませんでした。
あ、植物園の実を食べちゃあダメですよ!
ということで、木々の花、紅葉、実などいかがでしたでしょうか。
明日は最終回、なけなしの草花に登場してもらいますね~
でも本当の主役は、これらの花に来る○〇〇です。
【撮影:2022/11/12 宇治市植物公園】