なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

やんたん散歩~11月上旬の花&実(前編)

2022-11-20 06:32:36 | 植物

あれだけ若狭で楽しんできたのにまだ出かけ足りないのか!とお𠮟りを受けそうですが・・・
今咲く花は今しかない!とやんたんに行ってきました。
と言うのも、少し遅いかと思いましたが、ミカエリソウの群生が残っていないかと思ったからです。
(一昨年は11月初めにまだ綺麗な花が残っていました)
あわよくば、走りの紅葉はないかな~と。

集落や林道の様子は散々投稿してきたので、今日は花中心にダーッと並べてみました。
さて、ミカエリソウは見られたでしょうか。

珍しい花が少なかったので、久しぶりに「花の名前は後に書く方式」にしました。
最初はこちら。ハナゴノスガタですが、花の時期は純白です。


アジサイ?いえいえ、こちらはノリウツギ(アジサイ科)です。
普通花後は茶色になりますが、赤が綺麗でした。


お次は集落を流れる小川の縁に咲いていました。なぜか年中見られます。


ヤナギハナガサ(クマツヅラ科)ですね。地元ではアレチハナガサは見られますが、ヤナギの方は一時で消えました。

こちらは簡単すぎですが、今一番綺麗です。


ヒメツルソバ(タデ科)です。
どこにでも咲きますが、やはり水辺が似合いますね。
この間、ホームセンターで150円でポット苗が売っていて驚きました。
その辺の株を抜いて商売しようかしら(笑)

お次もまだまだ綺麗に咲いている花。
右の方の緑の群落にポチポチ星のような白い花が見えます。


やんたんでは普通のピンクタイプの他、赤い花もありました。
こちらは花が開いていませんが、むしろ一般的かも。


お分かりですね。ミゾソバです。
こちらのピンクののミゾソバは花が結構沢山開いていますが、花が細長いですね。

後ろには、ほとんど白のミゾソバも。


川辺も秋ですね~と思いながら歩いていると、ややや、こんなところにも!
「ラーメンのような」この植物は・・・


可哀そうに、ネナシカズラ(ヒルガオ科)がミゾソバを覆い尽くしています。
前にクズとの勝負では相打ちでしたが、ミゾソバの方が負けそう・・・
ちなみにネナシカズラの花言葉は「下賤」だそうです。
依存か何かと予想していましたが、さらにひどい言葉でした。

ようやく集落を抜け、工事中のエリアを通り抜けます。
そこには、いの一番に繁殖するこちらの花。半分は綿毛になっています。


ベニバナボロギク(キク科)ですね。
名前はボロですが、花はおちょぼ口みたいで可愛いです。
こちらの花言葉は「大切なのは外見より中身」なんだそうで・・・ボロは着てても心は錦~♫

こちらは前に花を載せたことがあります。
今は、粒々が連なったような実が沢山付いていますね。


ヤブマオ!と答えたいところですが、葉がヤブマオと違って細長いです。
その名も、ナガバヤブマオ(イラクサ科)。

この辺りでよく見られる木。実が黒く熟していました。
鳥がよく来る実なのですが、今回は全然。ガッカリでした。
枝に棘が沢山あるのが特徴的です。


これだけでは分かりませんよね。こちらはタラノキ(ウコギ科)の実です。
鳥が食べて種をまき散らしているのでしょう。多いです。

あれ、あそこに見える赤い実は何でしょうか。
錆びた針金のような赤茶色の柄に、楕円形のツヤツヤの実が付いていますね。


少し引いて撮るとこんな感じ。こちらはカマツカ(バラ科)の実ではないかと思います。
松江の先生の図鑑で見ても、果柄にいぼ状の皮目が多いと書いてありますし。


やっと林道の入り口まで来ました!
さて、前に来たときこの辺りにびっしりと咲いていたはずなんですけど・・・


ガーン。
すっかり終わって、びよ~んと伸びた緑の穂が残っているだけでした。
そう、これがお目当てだったミカエリソウ(シソ科)のハナゴノスガタで、花のかけらもありませんでした。
まあ今の時期だったら仕方ないのでしょうけど、一番上の方だけでも残っているかと思っていたのに!
来年は10月に行かなくては・・・

ということで前半戦は終了。
後半は明日!

【撮影:2022/11/6  宇治田原町】



コメント (16)
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