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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-02(lab)】やり方検査-省エネルギーな小さい家-

2016-01-08 13:22:36 | ministock-02(lab)
引き続きミニストック-02のやり方検査です。
検査内容は昨日と同じです。

図面との不整合はありませんでしたので、こちらも無事工事を着工することができそうです。

今日のお話は、設計事務所の必要性について。

世間のほとんどはハウスメーカーや地域ビルダー、工務店さんに住宅の相談をします。
よほどのこどわりがない限り設計事務所にはお世話にならないなというのが設計事務所のイメージではないでしょうか。

分からなくもありません。
ハウスメーカー等では特別な費用を払うことなく図面を描いてくれます。
経費に埋もれているとしても、設計事務所の費用ほどじゃないだろうし、自分たちのこだわりを正確に伝えられれば、あえて設計事務所に頼む必要もなく、ハウスメーカー等に在籍している設計士で十分だろうと考えていないですか。

しかし、設計事務所の役割は図面を描くだけではありません。
設計士はお客様の代理人です。

住宅を建てられた方ならご存じかと思いますが、役所に提出した確認申請の代理者の名前は設計士ではありませんでしたか。

つまり、設計士は建築を請け負う人ではなく、お客様の代理で図面を描く人、現場の進捗を確認する人です。

決して工事請負業者さんを疑うわけではありませんが、これからウン十年も暮らすことになるお住まいの工事に対して、お客様に代わって工事が図面通りに進められているかを確認しますよという立場です。

もちろん専門的な目で。
間違っていれば是正指示を出しますし、それらの検査内容についてはすべてお客様に報告します。

特別なサービスではありません。
法律で決められた作業を行なっているだけなんですけどね。

建てることが目的のすべてじゃなくて、安心して住んでいただきたいのでお客様側の立場で仕事をしているのが設計事務所です。


ところでこの銀杏の樹。

今は葉がないですが、工事の進捗をブログで紹介するにつれて葉が付いてくことでしょう。
なんか成長する過程がリンクしそうで楽しみですね。


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