この1週間、ミニストックの考えを記事にさせていただきました。
この建物を設計するにあたって、「理由」は細かいところも含めてまだまだあります。
また、モノの本を開けば、狭小住宅のセオリーはまだまだ沢山あるはずですが、以前からお伝えしている通り、設計とはセオリーを通す部分とセオリーを崩す部分があり、それがその設計者の特徴と言えます。
そして、ご紹介した考えは狭小住宅だけに当てはまるものでもありません。ネイティブディメンションズとして、どの建物に対しても持っている姿勢であり、それとお客様のご要望を組み合わせて設計を行います。
住宅の最小限の大きさを考えたこの企画の延べ床面積は50㎡ですが、「長期優良住宅」では最低面積が75㎡とされています。
住宅統計調査によると1970年代と比較した場合、延べ床面積の全国平均は5坪以上も増えているのに、一住居辺りの部屋数は0.5部屋しか増えていません。
この数字だけで、日本の生活は随分豊かになったんだと思います。
という事は最低基準が75㎡になったのは「時代性」という事でしょうか。
予算と性能のバランスから考えだされたミニストックと第2段として取り組んでいる予算と性能と優遇措置のバランスから考えだされるミニストック75㎡バージョンを現代における住宅のモジュールとしてご提案いたします。
もちろん、普通の注文住宅も設計しています。
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