native dimensions blog

新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

私たちが持っているもの

2021-01-30 22:07:09 | 建築士会
今日、2級建築士試験合格者の免許交付式に出席してきました。
コロナ渦の受験で中々難しい試験だったと思いますが、その努力の甲斐あって無事難関を突破さてして来た方たちの顔はとても凛々しかったです。

1時間ほどの免許交付式ですが、私はその内の30分ほどの時間をいただいて

「建築士とは」
「建築士として」

という様な内容のお話をしてきました。

合格した資格は

「建築士」

似たような言葉に

「設計士」

「建築家」
といった言葉がありますが、

その内、「建築士」だけが業務独占資格です。
しかも建築士については業務のみならず行為そのものも資格が必要です。

極端な言い方ですが、「士」とはさむらいの意味も持っています。

私は個人的な解釈として、独占業務資格を持つ仕事は国から刀を持つことを許されている仕事と思っています。

殺すこともできますし、活かすこともできる武器。
それほどの武器を持っている仕事なので、

合格したことは、本当に素晴らしいことだし、

それを今後使いこなす倫理観と技術をどんどん磨いてください。

そして、何よりも楽しんで下さい、という事をお話してきました。

っていうか、自分に言い聞かせてきました。


毎年、1月にこの免許交付式があるのは、私にとってとてもプラスな事。


そして、お住まいを検討されている皆さんにもお願いが。

私たちが一緒になって作ろうとしているものはお住いですが、街並みの一部でもあります。
街並みはそのまま地域の文化にもなります。

京都の街並みも

パリの街並みも

有名な建築家が一挙に作ったわけではありません。

そして皆さんの街並みも。

楽しくて仕方がないですね。

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