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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【坂の上の狭小住宅】永く住むんです。

2019-06-29 18:48:58 | 坂の上の狭小住宅
昨日の話ですが、Aさんの引っ越し後の少し落ち着いたタイミングを見計らって、テレビの壁掛けや時計の取り付け、お引っ越し時に傷めた壁の再塗装などのこまごました作業に伺っていました。

テレビが妙にすっきりしています。
配線も見えないし、テーブルとテレビだけっていう超シンプルインテリア。

引っ越し間もなく片付けがすべて終わらないので、撮れる範囲の画像ですが、
完成形はこうなるはず。


シンプルだし、レイアウトのバランスが絶妙です。
超自画自賛です。

いわゆるリビングって、テレビに目が行くようなレイアウトにしますが、個人的には座った時に家族と向き合う様なスタイルが好きです。
ダイニングのレイアウトって顔が向き合う様なレイアウトが一般的ですよね。

だから、私の設計はダイニング寄りの居場所の設計が多くなっています。




そしてAさんから、まさにネイティブディメンションズの本質を突く出来事を聞いてきました。

新しい建物で、生活が緊張するのは仕方のないことですが、そんなの結局長くは続きません。
キズが付いたり汚れても、それは思い出として捉えてくださいというのが、ネイティブディメンションズ風。


そして、2週間前の引っ越し当日、24時間も経たないうちに長男のR君がさっそくガリっと引っ掛けました。


超怒鳴りつけたくなるのが世のお父さんですが、さすがAさん。
これで我が家の生活が始まったな」と思ったそうです。





私から言わせれば、これが世界に唯一のデザイン。
R君じゃなければ作れなかったデザインです。



永く住むことに対して、こーゆー感覚が私は好きです。
↓他の参考事例
【ministock-06(soho)】ネイティブディメンションズの価値観


よって、塗装屋さんは、工事中に玄関引戸に付いた「職人さんの手の跡」だけを手直ししてもらって、引っ越し時のキズは直さずに作業を終えました。
いいスタートだと、私は思います。

その代わり、何十年経っても、どのタイミングでも直せるのがネイティブディメンションズの設計。
普遍的な材料だけを使って、元通りにもできるし、変えることもできます。





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