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志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

コロキウム「現代美術における沖縄・女性・表象」と国際フォーラム「海外日系記者のみた移民社会」に参加!

2011-10-15 09:09:29 | 社会時評
ウチナーンチュ大会で沖縄島が燃えている!

その中で二つの貴重なシンポジウムに参加した。芸大のコロキウムは琉球大の授業が終わってからの参加で途中からお聞きし、討議に参加できた。これまでの歴史的背景を整理する上で良かった。まぁ一部疑問もあったが、女の表象の点で今後の検証に幾分得るところがあった。(近代沖縄はもっと掘り下げられるべきである!)

南進論とオリエンタリズムなど、そうですね。美術、紅型と女性はなるほどです。辻に目が注がれていますね。
廃藩置県以降に紛失した高級紅型、それらが辻を中心として市場に吸収され、大和のコレクターの手に渡ったという流れなど、紅型をまとう女たちを多く描いた近代の画家たちの存在も興味深い。ことばを持たなかった女たちがいる。(正確には書き言葉を持たなくともことばはあった!)彼女たちは織った!織物と女たちの日常がある。衣食、住があり、女がになった衣はアートだった!【歴史家がパターン化した指摘に、見落としているものが気になっている!】

しかし芸能を語る参加者のことばに他者化されている芸能(彼女たちの命と魂)、新聞資料をなぞる視線にある冷笑的な距離を感じて、研究する側の現在のスタンスの傲慢さをやはり感じていた。階級の無化など、その他諸々、とても興味深い考察もあったが、もうすこしじっくり取り返したいと思う。見られる側と見る側!女の女による視線の向け方にも気になるところがある。女が女を差別し他者化することもありえる。

それからパレットリウボウのシンポジウムへ、最後の討議に参加できたのは良かった。
絆、ユイマール、イチャリバチョーデー、一体感、宗教的な程の陶酔感、ウチナーンチュとは何か?どこに付加価値を求めるか?課題!

私的には痛みの共感だと考えている。倫理観の問題、ヤマトンチューとウチナーンチュの葛藤がまだそこにあることは興味深い。またエスニックパワーがありえるマイノリティーの力は確かにそこに偏在するように思える。

世界のウチナーンチュの力は将来の土台になりえる。根がある事は大きい。ことばと文化、アイデンティティーである。
ローマ字表記はいいね!世界で通用する。

ウチナーンチュ大会で沖縄はウチナー色に染まっている!
基地などいりません!肝心、志情けでいい!

世界のケルト文化の祭典のように、世界のウチナーンチュ大会の壮観さは新聞社もかなりスペースを裂いている!そこに未来の可能性が宿っているのかもしれない。日米からの脱植民地化を推進する秘訣はその辺にまたあるのかもしれない?!

さて今からまたシンポジウムに!
白鷺さんは黒鷺さんと円を描きたい!いつでも!優しい声と眼差しに救われる!限りある今!永死/永生!


≪写真はインドの婚礼用被り布≫

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