
(風のうた音楽会のチラシ)
桜坂劇場では映画の他演劇公演は見たことがあったが、LIVEは初めてである。でも谷川俊太郎の詩の朗読ありの「風のうた音楽会」だと聞いて、すぐOKした。谷川さんは息子さんの謙作さんと、また小室等さんは、お嬢さんのゆいさんと親子で出演ということである。
伊波さんの小説の事も少し詳しく聞けるかもしれないし、それと去年フィリッピン人の演出家といっしょに、我が町の劇場で舞台を見ていろいろお話して以来のことだった。伊波さんは長いこと東京で黒テントと関わった方で、演劇、劇場関係のお仕事をしてきたようだ。興味深い!黒テントの舞台は「阿部定の犬」を沖縄で観たことがあった。そして東京では「アメリカ」だったかーー?
ご両親のために帰沖されて10年になるという。お父様、そして3年前にお母様を見送られて現在は一人暮らしだろうか?今までも東京在住中にズレをテーマにした作品などを書いていたという。私が注目している上里和美さんの友人のお一人でもある。注目すべき50代女性たちのお一人である。
伊波さんからお誘いを受けて私がやったことは受賞作品をもう一度じっくり読むことだった。お話する彼女に申し訳ないので、図書館にいって改めて「オムツ党、走る」を読んだ。イラストは実の弟さん、伊波二郎が描いている。感情を殺しているような描線でしかし感情が滲みでてくるような個性的なイラストである。
LIVEの前後にお話すると実際97歳の叔母が大城絹子のモデルで、すると姪にあたるのが雅子さんなのかな、と思った。ある沖縄内の自由学校に通う何人かの大里マカトさんの事なども話題に上り、戦争を生き伸びてきた多くのウチナーイナグの人生がプリズムのように目の中に入ってくるようだった。沈着なクリスチャンのハルさんが実は米軍基地から色々と盗みを働いていた、などの人生の色合いも含め、生きるためにたくましく、慎ましく、どうしてこんな年まで生きているのかな、などの疑問にしても、いつの間に精神年齢と関係なく肉体は老いて、時は流れる。その人生のあわいが共感を覚える。施設職員の描き方もまたそれなりにさらっと書いているが、一本の筋は絹子の脱出願望とあきらめに至る日常だが、想いと日常をからめ、鳩山来沖のクライマックスへと続く沖縄の日常がまた炙り出されていく。ユーモアも込められそれでいて90代の女性たちの人生の陰陽も描かれる。

(オムツ党、走るのイラストだが、なかなか味わい深い!)
伊波雅子さんもそうだが、上里和美さんもまた両者共にフィクションを創作する優秀な女性たちだということは確かだろう。和美さんはカナダに留学させていたお嬢さんが京都大学に入学したとの事でその付添のため(入学式とか)、来れなかったようだ。春が喜びの春そのものの和美さんの顔が浮かぶ。
大学のステータスと社会の階層は比例すると溜息もつくが、身近な若者の友人なども東大に現役で入る時代である。どうもそのステータスからはずれた所にいるなーと思うが、それはカタワラに置いておこう。早稲田・慶応などは簡単に入れる能力があって、でもそこには行かない、という選択もある。
さてLIVEだがとても楽しめて、こんなにリラックスした時は久しぶりのことだった。桜坂劇場のホールのシートも座りごこちがよくて、心からただ音楽のライブを楽しめた。歌の心地よさはまた格別で、80歳の谷川さんが若々しく見えた。80歳でも舞台に立って詩を朗読する。しかも息子さんと舞台に立つということ、軽いトークも何となくに面白かった。観客層は圧倒的に中年以上の女性が多い!
前座のマルチーズロックの歌のメロディーも懐かしい雰囲気で、知念良吉さんの声が奇麗ということにも驚いた。小室等、ゆい親子の歌唱ももギターのメロディーも和やかで、和やかの歌詞の中に悲しみが包まれていたりで、それでもがんばろう的な歌のトーンがあった。歌とはそもそも励まし、自己を鼓舞するメロディーから始まったのかもしれない、などと思った。無意識に口ずさむメロディーがある。聞いた歌が日ごろ口ずさむ歌ではないが、こころ穏やかに聞いていてもいい歌唱だったことは確かである。
始めて「保育園の歌」がお披露目された。谷川さんの詞章である。
普段音楽ライブはめったに行かないが、今後、カラオケが好きな若者を誘って行きたいなーと思う。舞台を趣味と批評と研究の対象として観ているのだと思った。つまり楽しんでいてもかまえて観ている。ライブはただ聞いて見て楽しんでいた。たまにはただ楽しみリラックスするために音楽会に行こうと思う。命薬(快)のためだけに!

(駐車だがなんと120分で100円、その後90分で100円の三台可能な場所を見つけた。そこは竜宮城通り沿いにあった!その辺は昔の桜坂の雰囲気をまだ残していて、いつかそこらへんをぶらぶら歩いて食べたり飲んだりしてみたい!雅子さんの後姿!彼女はとてもセンスがいいのである!作品はどんどん形にしていってほしいなー!)
(実名バリバリだが、これはライフ・ストーリーの記録として書きこんでいる。将来的に身近な若者にゆだねる。これはXXさんの人生のモメントの記録だからね。まぁ裏に秘められたものはもちろんあるけどー!)
詩の中身や歌詞やメロディーについて書きたいが長くなるので、省略!自分の詩集を出したい!写真と散文詩!
桜坂劇場では映画の他演劇公演は見たことがあったが、LIVEは初めてである。でも谷川俊太郎の詩の朗読ありの「風のうた音楽会」だと聞いて、すぐOKした。谷川さんは息子さんの謙作さんと、また小室等さんは、お嬢さんのゆいさんと親子で出演ということである。
伊波さんの小説の事も少し詳しく聞けるかもしれないし、それと去年フィリッピン人の演出家といっしょに、我が町の劇場で舞台を見ていろいろお話して以来のことだった。伊波さんは長いこと東京で黒テントと関わった方で、演劇、劇場関係のお仕事をしてきたようだ。興味深い!黒テントの舞台は「阿部定の犬」を沖縄で観たことがあった。そして東京では「アメリカ」だったかーー?
ご両親のために帰沖されて10年になるという。お父様、そして3年前にお母様を見送られて現在は一人暮らしだろうか?今までも東京在住中にズレをテーマにした作品などを書いていたという。私が注目している上里和美さんの友人のお一人でもある。注目すべき50代女性たちのお一人である。
伊波さんからお誘いを受けて私がやったことは受賞作品をもう一度じっくり読むことだった。お話する彼女に申し訳ないので、図書館にいって改めて「オムツ党、走る」を読んだ。イラストは実の弟さん、伊波二郎が描いている。感情を殺しているような描線でしかし感情が滲みでてくるような個性的なイラストである。
LIVEの前後にお話すると実際97歳の叔母が大城絹子のモデルで、すると姪にあたるのが雅子さんなのかな、と思った。ある沖縄内の自由学校に通う何人かの大里マカトさんの事なども話題に上り、戦争を生き伸びてきた多くのウチナーイナグの人生がプリズムのように目の中に入ってくるようだった。沈着なクリスチャンのハルさんが実は米軍基地から色々と盗みを働いていた、などの人生の色合いも含め、生きるためにたくましく、慎ましく、どうしてこんな年まで生きているのかな、などの疑問にしても、いつの間に精神年齢と関係なく肉体は老いて、時は流れる。その人生のあわいが共感を覚える。施設職員の描き方もまたそれなりにさらっと書いているが、一本の筋は絹子の脱出願望とあきらめに至る日常だが、想いと日常をからめ、鳩山来沖のクライマックスへと続く沖縄の日常がまた炙り出されていく。ユーモアも込められそれでいて90代の女性たちの人生の陰陽も描かれる。

(オムツ党、走るのイラストだが、なかなか味わい深い!)
伊波雅子さんもそうだが、上里和美さんもまた両者共にフィクションを創作する優秀な女性たちだということは確かだろう。和美さんはカナダに留学させていたお嬢さんが京都大学に入学したとの事でその付添のため(入学式とか)、来れなかったようだ。春が喜びの春そのものの和美さんの顔が浮かぶ。
大学のステータスと社会の階層は比例すると溜息もつくが、身近な若者の友人なども東大に現役で入る時代である。どうもそのステータスからはずれた所にいるなーと思うが、それはカタワラに置いておこう。早稲田・慶応などは簡単に入れる能力があって、でもそこには行かない、という選択もある。
さてLIVEだがとても楽しめて、こんなにリラックスした時は久しぶりのことだった。桜坂劇場のホールのシートも座りごこちがよくて、心からただ音楽のライブを楽しめた。歌の心地よさはまた格別で、80歳の谷川さんが若々しく見えた。80歳でも舞台に立って詩を朗読する。しかも息子さんと舞台に立つということ、軽いトークも何となくに面白かった。観客層は圧倒的に中年以上の女性が多い!
前座のマルチーズロックの歌のメロディーも懐かしい雰囲気で、知念良吉さんの声が奇麗ということにも驚いた。小室等、ゆい親子の歌唱ももギターのメロディーも和やかで、和やかの歌詞の中に悲しみが包まれていたりで、それでもがんばろう的な歌のトーンがあった。歌とはそもそも励まし、自己を鼓舞するメロディーから始まったのかもしれない、などと思った。無意識に口ずさむメロディーがある。聞いた歌が日ごろ口ずさむ歌ではないが、こころ穏やかに聞いていてもいい歌唱だったことは確かである。
始めて「保育園の歌」がお披露目された。谷川さんの詞章である。
普段音楽ライブはめったに行かないが、今後、カラオケが好きな若者を誘って行きたいなーと思う。舞台を趣味と批評と研究の対象として観ているのだと思った。つまり楽しんでいてもかまえて観ている。ライブはただ聞いて見て楽しんでいた。たまにはただ楽しみリラックスするために音楽会に行こうと思う。命薬(快)のためだけに!

(駐車だがなんと120分で100円、その後90分で100円の三台可能な場所を見つけた。そこは竜宮城通り沿いにあった!その辺は昔の桜坂の雰囲気をまだ残していて、いつかそこらへんをぶらぶら歩いて食べたり飲んだりしてみたい!雅子さんの後姿!彼女はとてもセンスがいいのである!作品はどんどん形にしていってほしいなー!)
(実名バリバリだが、これはライフ・ストーリーの記録として書きこんでいる。将来的に身近な若者にゆだねる。これはXXさんの人生のモメントの記録だからね。まぁ裏に秘められたものはもちろんあるけどー!)
詩の中身や歌詞やメロディーについて書きたいが長くなるので、省略!自分の詩集を出したい!写真と散文詩!