ご無沙汰してます。
これを以前書いた頃、2~3月頃には、4月、5月にかけてライブにも行けるような状況になるんじゃないか、、今頃はまたライブも出来るようになっている、と思っていたんですが、そんな短絡的前向きシンキングで済むような状況ではなく、この時点でも新型コロナが国内を圧巻し、あらゆる事が日常を変えてしまいました。
・7月に行く予定だったDIRのぴあアリーナの中止。
・映画館の閉鎖と新作映画の公開見合わせ。
・飲食店での飲み会自粛。
・スキルアップ研修の延期。
個人的には特にこのDIRのぴあアリーナの中止が相当応えましたね。なんせVIPチケットを抑えていたので、2日目only。
去年の年末からこの日のために全てを準備してきましたから。チケット、宿泊、シフトの調整。何なら仕事も辞めるつもりが、確実にこのライブに行くために転職しなかったり(大馬鹿)なので。
メンバーのアフタートークイベントを堪能したり、初めての会場で最前柵で、どんな景色が待っているんだろうって、それを思うともう言葉でも言い表せない悔しさ,,,虚しさ,,,悲しさ...そして受け入れないといけないという無情さに苛まれました。YouTubeで音源のみによる完全再現ストリームが行われたのは記憶に新しいですが、正直音源だけであそこまで興奮されるとは思っていませんでした。確かにそこにはライブで味わうようなスリリングさや興奮さがインターネットという媒介を通して錯綜していたように思います。
感想を言うと生で見たらもっと凄かっただろうなって思いました。本当にそれ位最高のセットリストだったんじゃないでしょうか。攻撃的な、ハードコアな側面が強い『The Insulated World』ですが、過去の曲や「The World of Mercy」も加わる事で、バンドの持つ普遍的な「痛み」が根底では繋がっていて、改めて彼らの軸、核のブレなさと、何処か希望を感じさせる構成だったように思います。
過去曲をあそこまで散りばめるとも思わなかったし。初日の「空谷の跫音」「VINUSHKA」「INCONVINIENT IDEAL」「蟲」等のレア曲や、2日目の「DIABOLOS」「CONCEIVED SORROW」「ザクロ」の流れ等、それらの曲が違和感ないどころか、逆にあの2日間の世界観に彩りを加えて、アルバム以上の世界観を体現していたように思うんです。
それこそ5年前位にアルバム振り返りツアーをやったからこそ出来た1つの答えもそこにあったようにも思いました。
恐らくやってなかったら、ああいう流れになっていなかったんじゃないかって。
個人的には、「DIABOLOS」~「ザクロ」の流れが凄く印象に残ってる。
たぶん、次にツアーをやるとしたら、また「疎外」になるんじゃないかという気はしてます。
「The World You Live In」の流れはあくまであの配信ならではと薫がインタビューで発言していたので、当の「疎外」がどういう内容だったのか、気になるところです。もう幻になるかもしれませんが。
そして新曲の「落ちた事のある空」。タイトルからは想像もつかない激しさに満ちた曲で驚きました。「8月6日」という言葉が出てきたので最初「理由」の続編的な曲なのかと思いましたが、PVを見る限り、あっちの落とされた方の意味で使っているのかなと。曲調的にはインサレから続くDIR流ハードコアの1つの到達点といってもいいかもですけどね。さらに再録された「CLEVER SLEAZOID」。個人的に2005年のオリジナルバージョンが好きな人間としては、この曲を再録する事に複雑な気分があったのも事実です。デジタルで買ってから表題曲よりこっちを聞き込んでいます(笑)あれをどう変えるのかという興味もあれば、あれをもう変にいじって欲しくないっていう気持ちもありました。なんせ「詩踏み」の次に好きな曲なんでね...で、いざ聞いてみるとやっぱり双方の感情が入り乱れた気持ちでしたね(笑)ここまで激しくなったのか!と思いつつも、ボーカリゼーション的に冒頭の英詩はシャウトだろ!!(笑)とか変な所で気になったりとか。
爆発力が凄かったオリジナルに比べると、バンドの持つグルーブや激しさが、よりハードコア的に上がって、コーラスも加わり、特に「This is the last time」のくだりのドラムのファスト具合は、聞いてて鳥肌が立つくらい興奮しましたね。オリジナルにあった破壊の卵のようなイメージが、ここにきて羽ばたいたというか。
京が正直何と歌っているのかはっきりと分からないので(笑)断片的にしか聞き取れてないのですが、歌詞の内容的には書きたい本質の部分は変わっていなくて、英詩全開だった部分を日本語に変えつつも、以前使っていた言葉の構成を微妙に変える事で以前よりもより効果的に耳に入ってくる感覚はありました。「Wither」とか「右も左も前も後ろも絶望」とかね。この音源は返礼品をお願いしているので、歌詞を聞いて、またじっくり考察を深めたいなと思っています。
2曲の曲調を聞く限りですが、余りのハードコアさにライブが出来ないフラストレーションのようなものがここに凝縮されているようにも感じましたが(笑)それにしても年齢を重ねているのに逆行するようにここ数年の彼らの音楽が激しさを増しているのは、凄い事だと思いますね。
まあ、2月にsukekiyoのライブに行ってからはずっと3月のDIRのライブ以降配信で過ごしています。
4月にLarge House Satisfactionの無観客ライブですね、これはアルバム『Thundersnake』ツアーで僕も福岡編に行く予定が中止になったため、そのツアーファイナルに併せて行ったライブでした。正直、その『Thundersnake』が凄い好きだったので、悔しい思いがあります。
で、5月にはKING BROTHERSの難波での有料配信ライブ。まあ彼らの場合もう衝動でやっているようなものなので、構成とかあって無い様なものなんだなというのを、去年と今回のライブで確信しましたね。だから、次回からライブに行こうかどうか悩んでいる所です。ロックを通して何かを訴えている、演説のような印象もあったので。
6月はロフトで行われたキノコホテルの開店10何周年かの実演会。去年九州で3回も見たドラムのファビエンヌさんが同年末で退職というまさに青天霹靂な事があり、新ドラマーを加えてのライブでした。キノコホテルの場合、配信なら配信で割とショータイム的な要素を織り交ぜているようにも思えたけど、生を配信の違いを如実に感じましたね。
7月はインディーズバンドlicalの大阪北堀江で行われた有料配信ラストワンマンライブ。2年前の夏にバズマザースのツアーで北九州で見たのが最初だったけど、その時内まだ20代前半という若さながら内から出てくるようなモノを感じた彼らだったので、密かに追っていたのですがここに来て活動休止となってしまいました。何故休止したのか、は分からないけど、ボーカルの人のツイッターとか見てると結構エロス的な内容もあって見てて楽しかったんですよね。凄く純粋な人なのかな?と思います。そんな彼らのラストライブも繊細さと激しさと、純粋であるが故に不器用にしか表現できない生き様が伝わってくるライブでした。
そして8月はケセラセラの下北沢GARDENで行われた特別ライブとDIMMDIVISIONの池袋手刀での配信ライブでした。
ケセラは春の対バンツアー中止に伴う特別公演として四季折々の季節の移り変わりをコンセプトに、ブロックごとに夏~秋~冬~そして春と、それぞれの季節を彷彿させる楽曲をプレイしていくという彼ららしい情緒的な展開でした。
ノスタルジックさと瑞々しさ、そして若々しさと勢いが同居したコンセプチュアルなライブでした。
逆にDIMMDIVISIONはthe studsやHOLLOWGRAMにも在籍していた「ゆきの」こと天野攸紀が、gibikiy gibikiy gibikiyなんかでも活躍するベースのkazuさんらと共にやっているバンドです。実質天野氏がボーカル&ギターを努め、作詞作曲も彼が主体になったものが多いので、ソロプロジェクト的な性質もあると個人的には思っているんですが。10年くらい前から知ってるんですけど、ほとんど首都圏でしか活動しないので、名前と音源を多少知っているが全貌が、ライブがどんな感じか一切分からなかったんですよね。で、今回配信するっていう事でやっと見れたんですが。こう、彼の頭の中にある幻想的な世界観を、音楽というキャンパスに落とし込んだという感じでしたね。聞き込んでないのも悪いんですけど、曲調が殆ど一緒で、全部同じ曲にしか聞こえなかったので(笑)最後に「ありがとうございました」という意外は、黙々と演奏するというストイックなライブでした。聞き手を選ぶとは思いますが、好きな人はとことん好きな世界観じゃなかろうか、と思います。来年3月に1st albumが出るみたいなんですが、恐らく曲調が一緒ならたぶんアルバム買ってもライブはもういいかなって感じです。
で、本当は8/16に清春のライブもやる予定だったんですが、このコロナの影響で延期となってしまいました。
なので、最短では8/30に行われるメリーのツアー福岡編が半年ぶりのライブ参戦になりそうです。
sukekiyoで終わり、またメリーで始まるという、不思議な因果を感じています。メリーはね...もうナンセンスマーケット以降全然聞かなくなって、、なんか規模も縮小しているし、どういうスタンスで活動したいかがよく分からないんですよね。『エムオロギー』も正直ピンと来なかったし、でも行くのは健一がこのツアー終わったら脱退するんで、、その為のツアーだから行くって言うだけですね。。だから、よっぽど音源聞いてピンと来ないともう行かないと思う。
あと思ったのは今後コンサートは有料配信が付いて回るって事でしょうね。なんせ国の基準で人数制限されてしまって、会場のキャパシティMAXで集客する事は難しくなっているので。結果的に配信と生観戦という両輪が、今後選択肢として常態化してくるのではないか?と思っています。まあ、それによってDIMMDIVISIONみたいに、今まで見れなかったアーティストのライブも見れるようになったっていうメリットもあるので、音源がCDからサブスクリプションに移行したように、どんどんコンサートの行い方、という概念も変わる世界になっていると思います。。
でも、それでもやっぱ生が良いです。生だからこそしか味わえないものがあるんで。それが好きだから、ライブに行っていた人間からすると尚の事、ね。
そんなつらつらと書いた日記はここでいったん終わりにします。また、、、また、、、
TR20 THE WAY CROSSING A NONE
1.-6/20- Between the_
1.If… 合鍵 3.PIECES OF A DREAM 4.Point of No Return 5.Everbody Join Us
6.愛しすぎて 7.So in Vain 8.Running Away 9.BACK TOGETHER AGAIN 10.SOLID DREAM
11.No Color Line 12.FLOATTIN’ 13.C’EST LA VIE 14.Bound for Identity ~dear friend~
15.This Night 16.This age 17.STILL ECHO 18.You Go Your Way 19.White Moon Lullaby 20.Sparkle 21.RIPTIDE
22.Rewind 23.CORAZON 24.BROTHERHOOD 25.Steppin’ and Shaken’ 26.Let’s Get Together Now
27.月夜 28.星たちの距離 29.マイウェイ 30.Motherland 31.君をさがしてた~New Jersey United~
32.It Takes Two 33.a Place for Us 34.B.M.N 35.Wings of Words 36.My Gift To You 37.Us
2. -6/27- The Way We..
1.合鍵 2.PIECES OF A DREAM 3.BROTHERHOOD 4.Angel 5.もしも 6.Rewind 7.愛しすぎて 8.星たちの距離 9.You Go Your Way
10.ただ、まだ、私。11.C’EST LA VIE 12.Ponit of Bo Return 13.B.M.N 14.Windy 15.VOICE
16.ラビリンス 17.ユメノツヅキ 18.君をさがしてた~New Jersey United~ 19.Motherland
3.-6/30- Second to None
1.BACK TOGETHER AGAIN-FOOTSTEPS ON THE BEACH- 2.It Takes Two (OCTOPUSSY Remix) 3.Running Away 4.STILL ECHO
5.RIPTIDE 6.13ヶ月 7.My Gift To You 8.No Color Line 9.FLOATIN’ 10.MOVE ON 11.Heaven Only Knows 12.SOLID DREAM
13.濤声 14.月夜 15.ただ、まだ、私。16. VOICE
17.夜行バス 18.Let’s Get Together Now 19.マイウェイ
4.-7/12-The Way We...
1.合鍵 2.PIECES OF A DREAM 3Angel 4.もしも 5.Rewind 6.BROTHERHOOD 7.束縛 8.愛しすぎて 9.星たちの距離
10.You Go Your Way 11.Heaven Only Knows12.B.M.N 13.C’EST LA VIE 14.Ponit of Bo Return 15.Windy 16.VOICE
17.ユメノツヅキ 18.Point of No Return-ケツメイシのRemix- 19.君をさがしてた 20.The Course of Life 21.Motherland
5.-7/18-Second to None
1.BACK TOGETHER AGAIN-FOOTSTEPS ON THE BEACH- 2.It Takes Two 3.STILL ECHO 4.濤声 5.潮騒6.13ヶ月
7.Running Away 8.MOVE ON 9.FLOATIN 10.Heaven Only Knows 12.SOLID DREAM
13.月夜14.RIPTIDE 15.Let’s Get Together Now 16. No Color Line 17.VOICE
18.夜行バス 19.太陽と砂漠のバラ 20.Let’s Get Together Now 21.マイウェイ
6.-7/23-The Way We...
1.合鍵 2.PIECES OF A DREAM 3.C’EST LA VIE 4.Angel 5.もしも 6.Rewind 7..愛しすぎて 8..星たちの距離 9.You Go Your Way
10.Heaven Only Knows 11.数えきれない夜をくぐって12.B.M.N 13.BROTHERHOOD 14.Ponit of Bo Return 15.Windy 16.VOICE
17.懐春 18.ユメノツヅキ 19.Point of No Return-ケツメイシのRemix- 20.君をさがしてた 21.Motherland
7.-7/25-Second to None
1.BACK TOGETHER AGAIN-FOOTSTEPS ON THE BEACH- 2.It Takes Two 3.Running Away
4.STILL ECHO 5.RIPTIDE 6.夜行バス 7.No Color Line 8.FLOATIN’ 9.MOVE ON 10.Heaven Only Knows 11.SOLID DREAM
12.濤声 13.月夜 14.13ヶ月 15.ただ、まだ、私。16. VOICE
17.Followers 18.出せない手紙 19.Let’s Get Together Now 20.My Gift To You 21.マイウェイ
8.-8/5- The Way We Bone
1.ユメノツヅキ 2.合鍵 3.PIECES OF A DREAM 4.C’EST LA VIE 5.Angel 6.もしも 7.Rewind 8.BROTHERHOOD
9.愛しすぎて 10.星たちの距離 11.You Go Your Way 12.数え切れない夜をくぐって
13.Heaven Only Knows 14.B.M.N 15.僕が地球を救う~Sounds Of Spirit~ 16.Point of no Return 17.Windy 18.VOICE
19.君をさがしてた~New Jersey United~ 20.ラビリンス
21.太陽の碧 22.Let’s Get Together Now 23.君をさがしてた 24.Motherland 25.Still Walking
9.-8/16- to None
1.合鍵 2. It Takes Two (OCTOPUSSY Remix) 3.Point of No Return 4.Running Away 5.MOVE ON
6. BACK TOGETHER AGAIN-FOOTSTEPS ON THE BEACH- 7.STILL ECHO 8.RIPTIDE 9.もしも 10.13ヶ月 11.No Color Line
12.月夜 13.夜行バス 14.You Go Your Way
15.Heaven Only Knows 16.FLOATIN’ 17.B.M.N 18.SOLID DREAM 19.Let’s Get Together Now
20.Windy 21.マイウェイ 22.Still Walking
23.君をさがしてた~New Jersey United~ 24.My Gift To You 25.Motherland 26.PIECES OF A DREAM 27.ユメノツヅキ
10.-8/22-Epi
1.BACK TOGETHER AGAIN-FOOTSTEPS ON THE BEACH- 2.Running Away 3.MOVE ON 4.STILL ECHO 5.合鍵 6.FLOATIN' 7.B.M.N
8.Point of No Return 9.PIECES OF A DREAM 10.君をさがしてた~New Jersey United~ 11.My Gift To You 12.Motherland 13.Let's Get Together Now
流れ的にはもうCHEMISTRYのアルバムの1st,2ndを丸々歌ってみたいっていう気持ちが以前からあったので、それを今回、特に他にしたいテーマも無かったのでここでやってみた感じです。子供の頃に沢山聞き込んだ2枚。その2枚以降はほとんど聞いてなくて、去年復活後のアルバムを聞いて、単体で聴くと1曲1曲拘りがあって、それが1st,2ndにも似た空気があったので、落とし込んでみました。やっぱ新曲も歌いたいし。今年の頭のテーマが激しくてビジュアル系メインだったので、久々に歌に特化できるようなものしたかった、という気持ちもあります。いや~ロックのボーカリストと違って、ピッチとかリズムとか大事なので、やればやるほど底無し沼に嵌っていくような感覚があって難しかったですね。だから続けていけばもっと違う表現も出来たんじゃないかって思いました。
序盤で『THE NEXT EXIT』も絡めたその時点での詰め合わせをやった後、アルバムの色をしっかり噛みしめれるように、1stと2ndに分けて歌い続け、8月に入ってからそれらをしっかりとモノにした状態で組み合わせるようにして、その一つの到達点が8/16の流れというイメージです。で、ほんとの締めくくりの意味で8/22です。