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おとぎふと ~結んだ音の贈り物~ 福岡公演

2009-07-11 22:41:43 | LIVE
元気してますか。
すっかり今さらながらやけども、行ったライブのレポをまったくしていなかったので、少しやろうかと思います。

今は来年3月までの12か月連続ライブ参戦中。その第三段。
池田綾子さんの「おとぎふと」というライブ
この方との付き合いは高校2年の頃に聞いた「Water colors」以来です。
たまたま覗いたらなんと福岡に帰省する日とライブ日程が被っており、チケット発売日が覗いた日の翌日というもので、福岡、名古屋、京都、東京しかやらないので、行ってみるかと思ったわけです。

会場になっているGate's7はとある繁華街のこしゃれた雰囲気のある多目的スペースの建物の7階。
後後知ったのですが会場でもチケットが販売されており、会場で買った人の方が優先で先に入れたそうです。
この会場の横にはあと飲食店しかなく、そこには隠れて芸能人が行く人もいるらしく某ウルトラマンの主人公役の人などの写真も載っていました。

会場の中は思っていたより広く、いわゆるライブハウスとは違い、洒落た照明に、木目調の床が敷き詰められており、テーブル席が並べられており、その先にドリンクコーナーがあって、好きな飲み物を飲みながら、まったりと過ごしてください的なムードが漂っていました。全体的にそういう趣向を意識してこの場所は作られたのかもしれません。
年齢層も様々で年配のサラリーマンや俺と同じ年の人達、ちっとオタクっぽい人もいましたし、夫婦、親子で見にきていた人も。こういう雰囲気は今まで味わったことがなかったので、新鮮でした。なかなか良席が確保できず、結局右端一番前のテーブルの奥の方に座り、聞くことにしました。

「オトムスビ」というアルバムの先行リリースツアーなのですが、「前のアルバムからの4年程で書き溜めた曲たち」らしく、できた年代はバラバラで、ライブで演奏を重ねた上で音源にしてきたんだそうです。
おそらく全曲やってくれたんじゃないかと思います。

肝心のライブですが、いちいち細かく書かない方がいいと思うのですが、ボーカル、ピアノ、アコースティックギターをメインに、曲によってはサブギター、ベースを入れるという「歌」に焦点を充てたシンプルな演奏形態でした。なんでもこのベースの人とサブのギターの人は九州の出身らしく、今回ゲストとして出演してくださったそう。
ライブ中のMCでは九州はかなり思い入れのある場所らしく、JR九州の新幹線「つばめ」のテーマソングや、彼女が主催している鹿児島県の屋久島で行われている「やくしま森祭り」というイベントから生まれた曲など、そういった縁や出会いがあるから今の私がここにいる、そういった気持ちを感謝に変えたくて、ツアーが決まった時、福岡でライブをやることを希望した、という話でした。
実は今回初めて「ツアー」を経験されたそうです。といってもあまり初めてという感じでもありませんでした。九州も含め、今回のアルバムには様々な「縁」があり、それがコンセプトとして「オトムスビ」というタイトルになったんだそうです。

「歌」に焦点を当てているライブになっているライブではありますが、さっきも言ったようにゲストミュージシャンを呼んだり、ピアノ弾き語りで演奏した曲、逆にギターがなく、ピアノと歌だけでやった曲、打ち込みの同期を使ったりと色々と催されていたんじゃないかと思います。冒頭アルバムと同じ一曲目の「あたり前の空の色」でしっとりと始まり、その後まさかの前作「Lunar Soup」からのSgだった「僕達のTomorrow」を披露したり、中盤ピアノ弾き語りで演奏された「海の唄が聞こえる」「手紙」、「小柳ゆきちゃんを思い出します」と始まった「天球儀」、また旧知の中であるミュージシャンのアルバムにゲストとして歌ったという「君と在りし日々の歌」、ピアノが和音的で日本歌曲的だった「宵の道」、まさかやると思ってなかった「数え唄」、アコースティックギターとメロディの繊細さに酔いしれた「今逢いたい」と様々に表情を変えていきながら、最後は打ち込みの同期も取り入れた数少ないバラード調でない楽曲「プリズム」などを演奏したりと印象的でした。アンコールもしっかり応えてもらい、(カーテンコールでした)最後はアルバムと同じラスト「つむぎうた」でしっとりと終わらせて終演。
聞き終わってやっぱり声が奇麗だな、と思いました。一曲一曲歌詞やメロディを自分の中に噛みしめながらゆっくりゆっくり紡ぎだしてく...丁寧だし、それとはまた違うものがあるようにも感じました。それがすごく印象的で。そして、「ゆっくる過ごしてほしい」という感じではあっても、池田氏がゲストの名前を間違えたり、「下ネタばかり言うんですよ、この人(笑)」とメンバーのことを言ったり、メンバーからの絡みなどもあったり、ライブでの思わぬアクシデントetc...挙句には「私の曲って眠そうな曲多いじゃないですか」とぶちまかして笑いを誘ったりと、全体的にアットホームな雰囲気だったです。俺はこの池田綾子という人は少し天然あるのかななどど思ってたし、なんのかんので楽しんでいたと思います。

しかも終演後、アルバムは会場で先行で発売していたんですが、対象で握手会&サイン会やってくれるとのことでほんとに律義にやって下さりましたよ。ひとりひとりに丁寧に握手して、サインして、心から嬉しそうでした。俺もアルバムのブックレットにサインを頂き握手してくださったんですが、社交辞令的にすぐ終わるのかなと思っていたんですが、こっちが放そうとする前にしっかり握って「ほんとにありがとう!」と数秒握ってくれてたんですね。この後、ラジオに出て明日はキャナルシティでライブやるっていうのにきちんと接してくれて、今どき中々ここまでの人いないなとか思って、お返しにありがとうございましたと、一礼しました。

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