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梶よう子『一朝の夢』

2008-08-19 | か行の作家
幕末モノは全くダメの私でしたが、コレ読んでいて良かったよ。


主人公は同心の中根興三郎30歳。

背はひょろりとして六尺あり、いつもボーっとしている。

剣術は全くダメで、同心といっても閑職である名簿作成の仕事をして

すでに5年目になる。そんな彼の生きがいは、朝顔の栽培だった。

彼はある日、宗観という武家と知り合うのだが…。


第15回松本清張賞受賞だそうで…。


さて感想。


なかなか面白かったです。

始めの方は「朝顔」「朝顔」言うてますが、中盤からコトが起こりはじめ

物語が一気に展開していきます。


おそらく根本はそんなに違うことはないはず。

なのに争いがあり、それぞれの使命や道がある。

激動ニッポンの幕末の有能な志士たちは、若くして次々と死んでいったんだね。


とてもよく出来た作品だったのですが、里恵があまりにも可哀想だったのが

イタかったなぁ。★★★★


そうそう、これを読むと朝顔を育てたくなっちゃいます。

朝顔なんてパッとしない花だな~と思ってたんですが、いろんな種類があること

にびっくり。

朝顔市とかあるんですね。いっかい行ってみたいかも。


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