待ち合わせは本屋さんで

ようこそお越し下さり、ありがとうございます(^_^)

宮部みゆき「蒲生邸事件」

2006-08-11 | 宮部みゆき
1994年から58年前の1936年にタイムスリップしてしまった孝史。

蒲生大将は殺されたのか?それとも自殺か?孝史の思い込みや先走りの性格に

イライラしながら、物語は展開していく。貴之、ふき、すえ、珠子や平田の

顔が目に浮かんでくる。今まで知らなかった二・二六事件。リアルさを出す

東京大空襲。終盤の写真館のシーンから手紙のシーンは


泣かせるぜっ。


蒲生憲之陸軍大将をはじめ全てがフィクションにもかかわらず、本当にその

時代にその人達がいた気にさせてくれる宮部ワールドには脱帽です。

ちなみに第18回日本SF大賞受賞作。


私はあまりSFは好きではないし、この本けっこう分厚いのよっ。

で...読むのをためらっていたのです。中盤ダルイところもあるのですが、

面白かった。やっぱり宮部さんスゴイわっ。5点中4点


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。