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宮部みゆき「名もなき毒」

2006-09-20 | 宮部みゆき
最近 理解不能な人が大勢いる。だから考えられない残虐な事件が起こるのかも

しれない。思い通りいかないことの方が多いのが人生なのに...。


今多コンツェルンの娘婿の杉村が主人公のこの作品。どこかで読んでことが

あると思ったら「誰か」の続編だった。


財閥企業で社内報を編集する杉村三郎は、トラブルを起こしたアルバイト女性の

身上調査のため、私立探偵の北見のもとを訪れる。そこで出会ったのは、連続

無差別毒殺事件で祖父を亡くしたという女子高生だった。


このアルバイト女 病気でっせ!!!


無差別殺人により理由なく殺される人々。まぁまぁ面白いし、読みやすいが

パンチがない気がするのは、あまりにも都合のいい人(よくしゃべってくれる人)

やそういう展開が多いし、主人公に感情移入できないからか。

とはいえ宮部さん 人間の描き方がうまいっす。


目に見える人間の「悪意」=毒 

目には見えないが潜む毒 


どちらも怖いね。


そして...ラストに向けて事件は起こる。でもこのキレイな終わり方は

なんだかなぁ。続編意識してる??

点数は宮部作品にしてはちょっと厳しめの 5点中3.1点


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2 コメント

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Unknown (板栗香)
2007-02-06 21:54:57
naruさん こんばんは~♪
そうそう、そうなんです。まぁ面白いし人間の描き方も上手くてさすが宮部さん!って思うんですけど・・・なんか地味なんですよねぇ・・・(^^; 私も主人公に感情移入できませんでした。
このアルバイト女性は怖すぎですよね~(^^;
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Unknown (naru)
2007-02-07 21:05:41
板栗香さん こんばんは。
お越し下さりありがとうございま~す。
アルバイト女性にムカムカしてしまい、もう病気として思えなかったです(笑)それに主人公が、何でも人頼みって感じで…。板栗香さんのおっしゃるように「金持ちの道楽」って感じが...。やっぱり事件は自分で解決しなきゃーって思ってしまったのですが、そこは素人探偵ってコトなんでしょうね。
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