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ベーカーテクノサービス

ベーカリーの栄枯盛衰

2009-07-28 07:17:46 | Weblog

渋谷東急百貨店地下1階、ちょうど半蔵門線へ行く階段を降りた左手にアンデルセンがあります。いつも客で賑わい通り抜けるにも一苦労ですが、その先に三宿のラ・テール、さらにその先にタンドレス・サンジェルマン。
ラ・テールには客が立っているが、サンジェルマンには全く客が居ません。
店作りは流行の対面ですが、どうも洗練さが無いのか、輝きが無い。ポール、ヴィロン等の単なる真似で売り場創りのノウハウが全く無いのだろう。商品の陳列にも全く工夫が感じられないし、商品は20年前そのまま、売れる店創りを考えていないのでしょうか。
売れる店創りには幾つかの法則があります。有楽町のイトーシア地下にあるタンドレス・サンジェルマンも同じように黄昏ています。

JTに買収されてから、冷凍生地が美味しくない。サンジェルマンの冷凍生地は以前から美味しいとは言えなかったが、最近特にひどい。冷凍生地用生地改良材が良くない事も考えられますが、JT製の生地改良材を使用しているのでしょう。

サンジェルマンには、サンジェルマン、プルミエ・サンジェルマン、タンドレス・サンジェルマン、ドゥーマゴ、フラマンドール、など多くのブランドがありますが、商品がどこも同じですか。明らかな商品の差が感じられません。
エクセル・ブランと言う看板商品がありますが、この商品の主な支持層は団塊の世代以上の年齢層です。先を見据えた商品開発が急務ではないでしょうか。一時輝いていた時期もありましたので、残念でたまりません。
サンジェルマンは東急百貨店の子会社であったため、努力せず良い場所を取り、売上を作っていた時代が長くありました。そのためベーカリー経営のノウハウが蓄積されていないのは否めません。