また、大塚ひかりの作品を読んだ。「ジェンダーレスの日本史 -古典で知る驚きの性-」です。
これは性風俗の日本史の解説書です。令和の現代ジェンダーレスが注目されて法律、生活環境に性差がなくなるように整備されつつあります。一方で個人的には男女の差と男性優位が伝統的に日本の文化だと思い込んでいました。ところが、ここ数年は古典文学を読むようになって平安時代から鎌倉時代の性風俗がわかってきて、男女差が時代によってかなり異なっていることが理解できていました。この作品を読んで改めてジェンダーレスが日本史において大きくなったり小さくなったりしていることがわかりました。それは歴史の必然性から変わっていったものであることが。今後の令和の時代にこれがどう変わっていくかどうかが楽しみです。
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