前回の「細川家」のほかに、もうひとつの特別展も見ました。
そのタイトルが文字通り「Nepal Art Now」です。
ネパールと言えばヒマラヤの高山への出発点というイメージで、現代美術なんて見る機会がありません。
とてもインパクトの強い連作

タイトルは「笑わせるな(Don't Make Me Laugh)」。いや、笑えません

少し近づいて撮った連作の一部

目下一番見たくない3人の顔

タイトルは「Peace Owners」で、皮肉を込めたものでしょう。
私はマララ・ユスフザイ

ノーベル平和賞を受けた彼女への連帯表明だと思います。
新しいベッド

ネパールでも多くの少女が幼いうちに強制的に結婚させられています。
これに対する抗議の作品。
抽象画もありました。


ヨーロッパの現代絵画でも古代ギリシャ・ローマやキリスト教の題材が扱われますが、ネパールの現代絵画にもヒンドゥー教や仏教のモチーフが見られます。
断食する釈迦

叡智と慈悲の54の相

Fly High

会場の様子

2015年のネパール地震をテーマとする作品もありました。
全体として、とても新鮮な印象を受けるとともに、地球上の全ての人々は、否応なしに「現代」という世界に生きているのだなと思ったことです。
ここにも解説冊子があったのかも知れませんが、うっかり探さず帰ってきました。それで、名前が分かる範囲でアーチストの履歴を知ろうと思ったのですがWikipedia記事もないのです。
もし又行ったら、冊子があるかどうか探してみましょう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます