花の絨毯と言うには、まばらで隙間だらけ、枯れかけてますが・・・
いつものHPお天気ページで数年前に登場した猫さん
メインクーンかノルウェージャンか、長毛の猫さんには堂々とした風格があります
私の敬愛するマルクス・アウレリウス皇帝の時代にもパンデミックがありました。
フルネームのマルクス・アウレリウス・アントニヌスから「アントニヌスの疫病」と呼ばれています。
一部の歴史学者は、マルクス・アウレリウスの死因も、この疫病ではないかと推定しています。
ローマ帝国内で蔓延した疫病ですが、古代ローマ帝国の版図には、現代の数十ヵ国が含まれるので世界的流行と言えます。
アントニヌスの疫病をネット検索していて見つけたサイト(書評)
アントニヌスの疫病は天然痘と推定されています。
カピトリーノ美術館のマルクス・アウレリウス騎馬像
マルクス・アウレリウスはヴィンドボナ(ウィーン)で世を去ったと見られています。私の愛読書「自省録」を書いたのもヴィンドボナだったようです。
5賢帝最後のマルクス・アウレリウス皇帝が世を去るときの言葉。
お前たちは何故私のために泣く?お前たちは軍を救ったのだ。
それに、私は、お前たちより少し先を歩いたに過ぎない。ごきげんよう!
この言葉が載っていた本
哲人皇帝らしい言葉です。そして、その跡を継いだコンモドゥスが暴君となって暗殺されたのは歴史の皮肉と言えるでしょう
マルクス・アウレリウスが世を去ったのは、ちょうど2000年ほど前です。
数年前に古代ローマ博物館で撮ったピンボケ写真
右側が当時の日用品で、左側が現代のもの。
人間のモラルも当時から進歩していないけど、2000年前にも日用品の基本的原理は同じだったのですね
蛇足の蛇足
オランダでもイースター期間中の隔離措置(ロックダウン)で、数百万本の花が廃棄処分になったそうです。
いつものHPからの写真:ああ、惜しい
オーストリアではイースター明けの14日から、店舗面積400㎡以下の店舗が解禁となりました。
接触の多い美容院、理髪店などは漸く5月1日から解禁の予定。
こちら東京は青葉若葉の美しい季節を迎えていますが新緑を楽しむ様な雰囲気は全くなく、外出自粛で気兼ねしながらの通院や用事で、私だけではないと思いますが相当の重圧感プレッシャーとなって何も手につかない様な現象、困ったもんです
オーストリアは、早くも規模を設定しての店舗解禁が順次行われるのですね!良い方向に進展しているオーストリアと日本との大きな差はどこにあるのかが、気になる所です。
疫病は大昔の話として歴史でも学びましたが、よく考えれば、ここ何十年の間に鳥インフルエンザや豚コレラ等が生活圏の外で起こっていた事は把握していました。香港?で発生したSARSの時も気をつけながらも他国ごとの様な印象を持っていたのかもしれないと今いろいろ思い起こしてますが
今回のコロナ襲撃を受けて危険な状態でいる実感を持つ人がどれほど存在するか疑問の数々が浮上しています。緊急事態宣言が発令され、不要不急の外出80%の自粛を国民に求められている中、戸越銀座はいつも以上の賑わいであったとTVでニュースに流れ、インタービューされた町内会長の話では、「此処いらへんは日銭で生活しているから、店を締めると食べていかれない」と話していたのには、驚きました。もし、感染したら、店を開ける以前の問題であることまで考えられない人の存在に、ガックリです。テナント料や人件費が出せないから店は閉められない、感染したら、どうなる、を考えられない人の存在が、本当に信じられないです。
オランダのチューリップも犠牲になったのですすね・・・涙
昨日4月16日、日本7都府県から、全国へ「緊急事態宣言」が発令され、来月5月6日まで実施されるとの事ですが、その日までに阻止出来るのであろうか、日々の感染者数を見ているとさらなる不安が押し寄せ、いささか参っております。
とても大変な事態に気がついていない人が多いことにガックリしているのは私だけかも・・・
非常事態宣言なんて大袈裟な表現は使われていませんが、人が集まる公的施設や店舗の閉鎖・休業、不要不急の外出自粛などが効果を発揮したらしく、最近は治療中の人数より回復者の人数の方が増え、少しずつ「解禁」となっています。
いつも紹介しているオーストリアの新聞HPに、世界各国の感染者推移グラフが載っていて、日本は増加率が緩やかです。爆発的グラフ線(マッターホルン型)はアメリカ、イタリア、スペインです。イタリア・スペインは、やや回復してきたように思います。
「自粛」というのは、どの程度実行されるかによって結果は大きく違ってくるでしょう。規律の問題ですね。
極めて大雑把に言えば、ゲルマン言語(ドイツ語)諸国は規律が良く、ラテン言語圏(仏・伊・西・葡)は規律が良くない・・・と言うより、「規律」というものに対する価値観の違いだと思うのです。
大袈裟に肯定的表現をすれば、ラテン言語圏の人たちは「お上の言うことなんか聞いてやるか、ふざけんな」という反骨精神(好き勝手とも言う)が旺盛なのです。
イスラエルでは確か文化相が「シナゴーグへの出入り禁止」を決めていながら、自分では、この禁止を破ってシナゴーグへ行っています。
こういう人は世界中どこにでもいるのだと思います。
コロナ・イースターにも書きましたが、本当に恐ろしい極めて死亡率の高い感染症は局地的に留まる可能性が高いのです。
Sars-CoV-2は、適度の感染率とあまり高くない死亡率で全世界に広がる「好条件」(人間には悪条件)を備えているわけです。
用心しつつ清潔を保ち、リラックスして過ごしましょう