仕事でネット検索中に発見したアヒルさんです
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(ウィキ・フリー画像:ルーブルに展示されている考古学的出土品)
可愛いので気に入りました。ウガリットからの出土品で、紀元前13世紀に作られた化粧品入れ。素材はカバの牙です。
ウガリットには行ったことがあります。
写真も色々撮っていますが、探し出すのが面倒なので横着してウィキ写真に頼ります
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ヒッタイトの特徴的な門が、とても印象的でした。
ウガリットはアルファベット発祥の地とされますが、議論もあるようです。
同じ時代、と言っても紀元前14世紀ごろのアマルナ文書に使われていたのは、このような文字です。
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いわゆる楔形文字の一種で、広く言えば、楔形文字がアルファベットの先祖と言えるでしょう。
アヒルさんの容器の時代には、既に手仕事で、これだけの工芸品を創る技術があったこと、そして、これだけの工芸品が流通するだけの富の蓄積があったことは・・・驚くべきことなのか、当たり前のことなのか不思議な複雑な気持ちになります。
当時、楔形文字を読み書きできる人は、それだけで重要な学者であり貴重な専門職だったと思います。支配者は読むことはできたでしょうが、書くのは専ら書記に任せたのでしょう。考古学的出土品に良く「書記の像」があるのも、それだけ重要な役職だったのだと思います。
ウガリットは地中海岸にあり、まだISなどのテロリストによる破壊は及んでいないようですが、これからも長く戦闘が続けば、どうなるか分かりません。シリアは考古学的遺産の宝庫です。一番大切なのは一般シリア人が平和に正常な日常生活を送れるようになることですが、全人類の貴重な遺産も、これ以上破壊されないよう祈るばかりです。
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アメリカの次期大統領は、自然保護や環境保護など必要ないという考えで、場合によっては核兵器を実際に使うべきだと言っています。
無知による暴言と思える発言ですが、単なる自己演出の暴言であってほしいと思います
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ヨーロッパの重要な博物館や美術館に展示されている多くの出土品は、一体どこまで公正な手続きでヨーロッパに運ばれてきたものかと、いつも考えざるを得ません。知り合いのオーストリア人は、ブリティッシュ・ミュージアム*を「盗品倉庫」と言っていました、他方では、ヨーロッパに運ばれたから保存されているのだという意見もあります。でも、出土した土地が、正常に機能している国家の領土である場合、返却も可能かと思いますが、観光アトラクションが減るので、返さない、ということになるかなぁ・・・
*大英博物館のどこが「大」なのか理解できないので、英語の名称のほうが良いと思います。
昔の国名が大日本帝国だった頃、それに合わせて大英帝国と呼び、その国の博物館だから、ということかも知れませんが、インド帝国その他の植民地が独立した今は大英帝国という呼称もなくなりました。
今の正式国名を日本語にすれば「大ブリテンと北アイルランドの連合王国」ですが、長くて誰も日常的には使いませんね。