みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

小さな名品の数々

2019-03-18 | おきにいり

前回の続きです


カメ、カエル、雌鹿


カメとカエルは江戸時代日本の作品、雌鹿は紀元1~3世紀古代ローマのもの。


カニ、カエル


上のカニは江戸時代日本の作品、下のカエルは16世紀初頭パドヴァ、カエルは17世紀初頭南ドイツ(推定)の作品。


オオカミ、イヌ、ハウンド


オオカミは16世紀末南ドイツ、イヌは1900年頃のウィーン、ハウンドは16世紀後半のフランス(推定)の作品。


19世紀後半にジャワで作られた日用品のミニチュア



人形、雪靴、モカシン、サンダルのミニチュア


人形は1900年頃のエスキモー作品、雪靴とモカシンは19世紀末北アメリカ、サンダルは1978年頃ボリビアのもの。


和楽器のミニチュアと太鼓


和楽器のミニチュアは19世紀後半の日本、太鼓のミニチュアは19世紀半ばジャワのもの。


上からサル、カバ、フェニックス


サルは20世紀後半インドネシア、名高いカバは紀元前2000年頃の古代エジプト、フェニックスは1610~20年頃のもので、「復讐の女神」の作者と呼ばれる巨匠の作品。
左端は前回登場したワニの尻尾、右端は動物の形をした保温容器で15世紀以前のメキシコのもの。


私の愛するカバ様ふたたび(とってもピンボケですが)


以前のカバ様記事


マリア・テレジアのグラスとケース


1730年頃の作品で金と水晶製、グラスどおりの形に作られたケースは木製の本体にビロードと革を張ったもの。


貴重な小品の数々は、恐らく今回初めて一般公開されたのではないかと思います。ウェス・アンダーソンとジュマン・マルーフに感謝!です。名高いカバ様が選ばれたのに対し、ヴィレンドルフのヴィーナス自然史博物館に展示)は選ばれていませんが、あるいは有名過ぎるか、盗難防止の意味から動かさなかったのかも知れません。

今回の特別展には動物の小品やミニチュアばかりでなく、ハプスブルク家の人々など多くの肖像画も並んでいました。もう一度行ってみたいと思っていますが、カメラ無しで展示品に集中したいと思うので、ピンボケ写真は今回でおしまい



帰りに撮った入り口ホール





入り口扉



彫刻の寓意像



良い天気でした



広い広場の向こうには自然史博物館







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2 コメント

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🌹 (イクラ)
2019-03-19 08:24:59
亀とカエルの作品が日本の江戸時代、とは驚きました。
日本人が興味を持たない故に、海を渡ってしまし日本では表に出ることがなかったのか、日本人キュレターの興味範囲から離脱しているのか、疑問なのですが
こんな素晴らしい作品、アメリカ人によりチョイスされ初めて展示が叶ったのか??
紀元前に製作されたとは思えない数々の作品に、昔の人たちの思考・想像力や行動力に脱帽する思いでもあります。
ハプスブルク家の肖像画も興味あり、ちょっと見に行ってみたい気分、、、
気持ち良いお天気に恵まれ、素敵な時間が流れましたね〜
画像は、ピンボケでは全くございません!
肖像画一枚。可能であれば・・・tbc


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イクラさん (ななみみず)
2019-03-21 06:11:50
江戸時代日本の工芸品は、ひょっとすると、皇位継承者フランツ・フェルディナント大公が世界旅行をして日本に滞在したとき入手したものかも知れません。
紀元前から20世紀までの様々な作品が並んでいて、全く違和感がないのは、いつの時代にも共通する人間の感性があるからでしょうか。
「トガリネズミ展」早速もう一度行ってきました
と言うのは、以前に自然史博物館で「猫さん特別展」があったとき、もう一度行こうと思っていたのに忘れてしまったからです。
改めて見ると、美術工芸品や科学的な収集品も沢山あります。肖像画も、やはり普通とは違った視点から選ばれています。
整理したらアップいたします。乞無期待
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