みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

真正ほうれん草

2014-03-05 | そこらへん

前回の続きは近日中に続く予定です


ここら辺(ウィーン)のスーパーには、束にした青菜というものがありません。
ほうれん草のほか、小松菜、京菜、ニラなど、とても健康的だと思うのですが・・・
ほうれん草も大抵は冷凍で、生のほうれん草は、どこでも売っているというものではありません。
生のほうれん草を売っている場合も、ノヂシャみたいな小さい葉っぱか、フダンソウのように大きな葉っぱをパックしたもので、束ではありません。
ナッシュマルクトというウィーン最大の食品市場には色々あるのかも知れませんが、探しに行ったことなし
そうそう、長ネギは「若ネギJungzwiebel」という名で売っています(これは束になっている)。

最近やっと束にしてある「正しいほうれん草」を見つけて買いました


文字を無視すれば、日本の八百屋さんみたい


これこそ「正しいほうれん草」


横着者の私は茹でただけですので、料理の写真はありませんが、日本で食べるほうれん草の味がしました



今日の蛇足

その1:ウクライナ情勢
ひと頃はシリア情勢が、連日大々的に報道されていましたが、すっかり忘れ去られた感じで(本当はシリアでも大変な事態が続いているのに)、このところウクライナクリミア半島の情勢が毎日トップニュースです。
近いし、以前にも、ウクライナとロシアのガス紛争の時、ロシアからの天然ガス輸入量が減り、ガス不足になるのではと、ちょっとした騒ぎになりました。今回は、目下のところ天然ガスの備蓄は十分あると言われています(もう春になるし)。しかし、ウクライナの経済危機と対ロシア政治危機で、ウクライナに外国支店を有する銀行が大きなダメージを受けるのではと危惧されています。


その2:マーサー世界生活環境調査
マーサーというのは国際的なコンサルティング企業で、毎年、世界の主要都市を対象とする生活環境調査を実施しています。この調査でウィーンは連続5年「最も住み心地の良い街」に選ばれています。この調査では、政治・経済・社会環境に加え、教育、医療、文化、娯楽、自然環境などが評価対象になります。
ウィーンは、いずれのチェック項目でも高い点数だと思いますが、一番の強味は文化プログラム・イベントの豊かさではないかと思います。
それに、都市の大きさも「住み心地」にとって重要な要素でしょう。あまり大きな都市は、全体が見渡しにくく、例えば西端から東端まで到達するのが大変。逆に都市としての規模が小さいと、やはり、物足りない感じがあるかもしれません。
ウィーンは「大都市」としては小規模ですが、このため大き過ぎず見渡しやすい・移動しやすいという利点があると思います。

マーサーの調査結果発表はこちら






最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (のらこ)
2014-03-05 08:17:01
ホントだ!日本のほうれん草と同じだ!!
なんか嬉しくなりますね♪(*^o^*)
返信する
Unknown (めんまねえちゃん)
2014-03-05 23:51:29
いつでもある場合は、食べたくなったら買いに走れるわけですが、いつでもない場合は思いが募りそうですね。
今回正しいほうれん草ゲットおめでとうございました。
私も、たまたまこの間ホウレンソウとか大根、あさりなど特定の品を探していたら(ふだんは、安い物を買って食べるので、何かを探すって実はあまりないんです)
高ければあるけど、予算の倍とか. . .
そもそもおいてないとか。
なんか、案外欲しくて探すと、常にあるんじゃないかと
思う食べ物もないのかもしれないですね。
返信する
のらこさん (ななみみず)
2014-03-06 04:06:34
以前、ウィーンの友達が食生活改善のため色々本を読んだところ
伝統の日本食が一番健康的という結論だったそうです。
日本の菜っ葉類健康的だし、魚の蛋白も健康的
第二位がオリーブ油を多く使う地中海周辺地方の料理(魚料理も多い)。
獣脂・獣肉を多用するヨーロッパの食事は不健康なんだそうで・・・
健康に気を使う人たちは、魚を食べるよう心がけ
お米も付け合せとして、愛食?されているようです。
寿司も人気が高く、韓国や中国の人が経営するお店でも
寿司をメニューにのせているところが多いです。

これから時々、本物のほうれん草が食べられます
返信する
めんまねえちゃんさん (ななみみず)
2014-03-06 04:15:06
そうなんですよね。今日はあれを食べよう!なんて買いに行くと無かったり
ニラも好きなんですが、まだ発見してません。
特定の季節だけ出回る「ニラもどき」は日本名「ギョウジャニンニク」のようです。
納豆も大好きでして、ヨーロッパに住むため一番気になったのですが
日本食品専門店にあるので、それで安心してウィーンに住んでるのかも
返信する
Unknown (海月)
2014-03-06 13:53:19
お店の法蓮草は束にしたものしか見かけませんでしたが、そちらでは珍しいのでしたか。
日本の野菜は出荷規格が厳密なので、短かかったり曲がった物が出回りにくいのかも。
海月ファームのは束ねるのが難しいタンポポ的な生え方をしています。
長さが均一で束ねてある方が料理しやすいですよね。

高田郁の小説(みをつくし料理帖シリーズ)に、大阪から江戸に出て味付けや食材の違いで苦労する話がしばしば出てきます。
関西と関東でこれですから、ウィーンに渡ったななみみずさんはご苦労が多かったでしょうね。
返信する
海月さん (ななみみず)
2014-03-07 05:29:32
ほうれん草は、昔は冷凍しかありませんでした。それも、すり潰してクリーム状にしたものだけ。それから、茹でてキューブ状にした冷凍品も出回るようになり、生の「小粒」も登場、そして遂に「正しいほうれん草」発見

西洋史専攻だったり、パンも好きだったり、私の場合、食事その他カルチャーショックは全くありませんでした(第一のカルチャーショックはドイツ語圏と違うイタリアを訪れたとき、第二のカルチャーショックは初めてシリアに行ったとき)。ただ、脂っぽいものが嫌いなので、脂肪分の少ない食事をしていただけ。
最初に日本食を再認識したのは、友達が文献研究して「日本食が一番健康的」と確認したとき。それから、何を隠そう「米吐き娘」を読んで「心を入れ替え」たのでした
食事の伝統というものは、ひとつの国のアイデンティティーに不可欠の柱。ご飯を食べなくなったら、日本の伝統文化から何かが「絶滅」してしまいます。しかも玄米を食べてれば、ほかのものは殆ど食べなくても大丈夫というくらい、お米は健康食品。それで今では毎日ではありませんが、できるだけ食べるようにしています。
スーパーに玄米まで出回るようになりましたよ。なかなか美味しいです
返信する

コメントを投稿